駅からハイク・・・・近鉄編
室生寺・大野寺コース
2003.4.29

 室生寺のシャクナゲを見に行こうと誘われて出かけてきました。京都まわりの近鉄電車で、八木乗り換えで室生口大野駅に9:37着。改札口でよし庵さん夫妻が出迎えてくれた。ほとんどの人がバスに乗る、歩く人はすくない。駅でもらった”てくてくマップ13室生寺・大野寺コース”を参考に出発。(室生口大野から東海自然歩道で室生寺までは約6km)
バス道を数分歩いた所にある大野寺。この寺も室生寺と同じく、役行者が開いたといわれる古寺で「室生寺の西門」といわれるほど同時との結びつきは強い。
大野寺の対岸の切り立った崖には磨崖仏がある
宇陀川に沿った舗装道路はR165をくぐり、室生口大野駅から約1kmほど歩いたところで室生口ダムへとの分岐に着く。道標に従い左へ、工事中の広い道に室生川がよってくるところに東海自然歩道の案内板がある。
室生寺へのバス道から東海自然歩道へ
石畳の登り道で一汗かいたころ門森峠(かどのもり)に着く。峠を吹く爽やかな風で一息入れながらスケッチをする。簡単なスケッチですが見てね(^_^)
門森峠から少し下ると室生寺の民家が眼下に見えてくる。室生寺川沿いの道は静かな山歩きから一変して観光客で大賑わいだ。聞くと室生寺の石楠花は今がピークとのこと、さっそく入山する。
台風で破損した五重塔もきれいに修復されている。まわりは満開のシャクナゲでいっぱいでした。
人ごみを避けたら、こんないい雰囲気の場所もあった。
混雑を避けて景色のいい高台で昼食タイムとする。帰りはこの上方にある西光寺の枝垂桜の古木を見て室生古道に向かう。写真は”花のその”とその向こうに歩いてきた門森峠方面。
室生寺は役行者の草創と伝えられる古寺。真言密教の道場として栄えた。
西光寺:山桜はあちこちでまだ咲いているのに、西光寺の見事な枝垂桜の古木はすでに葉桜・・・咲いていたらさぞ見事だろうな!
西光寺を過ぎると案内板があり、そこから舗装道路から山道へ入る。再び車道に出たところに茅葺の中にある腰折地蔵に出会う。
腰折地蔵からすぐの所にある石仏。4対並んでいた左端の可愛い石仏。
石仏から少し歩くと天王橋に着く。ここは「室生ダム」と「仏光寺(室生古道)」の分岐になっている。室生古道歩いてみたいが、距離がありそうだしちょっぴり疲れたこと、よし庵さんが室生口大野に車を止めていることなどから室生ダムに向かうことにする。最初は川に沿った広い林道でしたが、だんだん山道らしくなってくる。何度も谷川を渡渉したり、小さな橋を渡ったりして下って行く。やがて室生ダム沿いの舗装道路にでる。ダムのところで小休止して室生駅に向かう。ダムの下に続く川(宇陀川)に沿って高度を下げて行くと往路通った室生寺への分岐に出ました。ここの道標にはダムまで0.7km駅へは約1kmとあった。

バスでは室生寺まで片道約15分の道も、このコースを歩けばなかなかいい一日ハイキングコースになりますよ(^_^)。