紅葉の能勢妙見山
妙見山 (標高 660m)
大阪府豊能郡豊能町吉川
2017・11・22

 今日は池田駅構内の”ギャラリーいけだ”で開催の絵仲間舩本さんの個展を見に行く予定だ。午後5時くらいに絵仲間が集合するというので、それまでの時間を山登りとしようと近辺を探したら、この能勢妙見山が目にとまりました。一度行きたいと思っていたので即決・・・。 大阪梅田から阪急宝塚行きに乗り、池田の一つ先の川西能勢口で能勢電に乗り換え、終点の妙見口駅というルートです。JR守山駅から電車を乗り継いで約2時間ほどで妙見口駅に着きました。


 

能勢電の車窓から
 能勢電の山下駅を過ぎると単線になり、こんな紅葉が見られる山間部を電車は走る。
 

妙見口駅
(ここは標高200m)
 駅前には豊能町観光協会の観光案内所のほか、食事や喫茶、お土産を販売するお店が3軒もありました。妙見山は西の日蓮宗総本山で参拝者も多いし、妙見の森とハイキングコースもあって人気があるようだ。
 

 観光案内所の方に山登りをするというと、コースは4つあるが、展望を楽しみたいなら妙見稜線コース4km(上杉尾根コース)ですよ。でも登り出しはかなりの急登だとと案内してくれました。
 これで今日のコースがが決まりました。地図上の赤ライン通りに行きはケーブルを使い、下山を上杉尾根コースとしよう。時間も限られているので山登りと妙見堂参拝をする。妙見の森散策はパスしよう。

 

花折れ街道
 妙見口駅からケーブル黒川駅めざして緩やかな登り道を歩いて行くと約15分ほどで国道477号に突き当たる。ここを直進すると上杉尾根コースだが、登りはケーブル利用するので、ここで左折、国道に沿って進む。


紅葉が綺麗だ
 亀岡に向かう国道477号を下って行くと、すぐに兵庫県境の標識が見えてくる。妙見山は兵庫県川西市と京都府亀岡市に挟まれた狭い場所にあるのだ。車の見えているところを右へ入ると黒川駅です。
 

ケーブル黒川駅(ここは兵庫県です)
妙見山の山頂は見えていません。


妙見ケーブル
20分に一本運行されています。片道350円です。
 

10:40発のケーブルに乗る。かなり急勾配だ。


約5分でケーブルの山上駅につく。


山上駅から紅葉のいろは坂を行く。


 

 少し行くと、すぐにふれあい広場です。ケーブルで一緒だった人たちは皆さん、このふれあい広場駅からリフトで妙見山駅へ向かわれました。
 

展望もある
 私は山道を行く、リフトに並行して舗装路を登って行く。少し先で道はリフトの下をくぐって森林帯へ入って行く。


すぐに舗装路から地道の林道となる。



 

最初の分岐点
 木漏れ日の道とあるこの細道を行くこともできるが、展望もある広い道で「大道越」へ向かう。ハイキングの大道越えコースがこの先でこの道に合流してきた。
 
三番目の分岐展
 最初の分岐点にあった木漏れ日の道がここで合流してくる。


 
  リフトの妙見山駅少し手前でこんな展望がありました。
 

約20分でリフトの終点駅の妙見山駅に着きました。


スギ林の中の道を進む・・・
 

12:20 妙見山に着きました。
 

石段の参道を登って行く



  



 

途中、右手に入って妙見山三角点へ


妙見山の三角点(このモニュメントの右後ろ)
 

星形の信徒会館星嶺
この建物は妙見大菩薩の降臨をイメージし、信仰のルーツである”星”と能勢家の家紋である”矢筈”をモチーフにデザインされたそうです。世界的な建築家の高松伸氏の設計です。
 
信徒会館のテラスからの展望
 関西空港から大阪湾一帯、遥か淡路島まで一望できるそうですが、大阪湾はそれらしき感じはするが、霞んでいてよく分かりませんでした。
 

星嶺から山門へ


山門から石段を下り境内へ。
 

妙見山の境内、右の建物が本堂です。
 
本堂


北極星信仰の聖地
                      ここぞという時、能勢の妙見さん
 妙見大菩薩の神格化する北極星は、常に北を指してします。昔から旅人の指針として仰ぎ見られてきはたことから、人生の道を導き開いてくれる開運の守護神として深く信仰されてきました。運命を切り開く能勢の妙見さんは、歴史の偉人たちの”ここぞ”を見守ってこられたのです。

妙見さんは清く美しい
 妙見さんの「妙」は美しい、清らか。「見」は目で見るから転じて姿形という意味から、妙なる姿、美しい姿ということです。古くから歌舞音曲を志す人々に信仰されています。花柳界・芸能界からの信仰も厚く、歌舞伎・浄瑠璃の脚本作家の近松門左衛門も熱心な妙見信仰を持っており、また開運殿の前にある浄水堂は四代目中村歌右衛門が願主となって寛永四年(1627年)に建てられたものです。今でも芸を志す多くの方が「ここぞ」という時に能勢妙見山にお詣りに来られます。

( 妙見の森 ぶらぶら てくてく もり歩き のパンフレットより )


 

裏門を出たところから。ここに簡易郵便局がある(@_@)


上杉コースの下山口がある山上大駐車場へ・・・。
 

大きな駐車場の先に上杉尾根コース入り口がある。


上杉尾根コースを入ると杉林になり・・・
 

すぐに明るいこんな紅葉道になる。
 
紅葉を楽しみながら快適に尾根道を行く。



 

大阪湾まで望められるという上杉尾根道コースからの展望
下山口から約30分でこのベンチのある開けた場所に着く。
ここで初めて休憩、景色を眺めながら遅い昼食をとる。


 

午後2時少し前、休憩した広場を出発。


尾根道から望める頂上、星嶺の建物が見える。
 

 案内所で聞いていたとおり、下山道は尾根道から離れて急勾配の道になってきた。

 

その途中、ここ一カ所に展望箇所がありました。
 

V字型の道がつづく。


休憩場所から約30分で下りきる。
 

 14:30 国道477号のこの自販機のある交差点に出てきました。往路はここで左へ、国道沿いに黒川ケーブル駅に向かいました。


往路歩いた花折れ街道からの上杉尾根コース。 
登山計画した通りのコースを無事辿れました。
今日は紅葉見ながらの妙見山歩きを堪能できました。
さあ、次の目的地、池田駅構内のギャラリーへ急ごう。