長岡天満宮から柳谷観音経由で天王山へ
(京都府長岡京市)
2013・4・25

 お天気がよいとどこかへ出かけたくなる。いつものごとく行先は思いつきで決める。今日は以前にOB会ハイキングで歩いたコース、JR長岡京駅→長岡天満宮→楊谷寺(柳谷観音)→天王山→JR山崎駅を思い出しながら辿ってみることにする。

 

JR長岡京駅から北方面の眺め
 約10年前に来たときとは町の景色は一変していました。この広い通りを約1km直進(北へ)すると長岡天満宮に突き当たる。
 

長岡天満宮
 長岡天満宮、着くと大鳥居越しに色鮮やかな真っ赤な花が見える。

 

八条池の対岸に錦水亭(料亭)が見える。
 

キリシマツツジの回廊を歩いて本殿へ向かう。
 
 大鳥居をくぐると八条池の中央を通る道の両脇にキリシマツツジ(樹高2.5m、樹齢が130年の市の天然記念物)の壁がつづいている。ちょうど満開で大勢の見物客で賑わっていました。まったく予想もしていなかったがラッキーな出合でした。


大鳥居と真っ赤なツツジの参道
JR長岡京駅11時過ぎという遅いスタートだったので、早めの昼食をとろうと思いましたが境内はツツジ見物客でで混雑していて座る場所が見つからない。お参りして柳谷観音さんへ向かうことにしました。境内を奥から出るとすぐに柳谷道(県道79号)がはしっている。
 
 

新緑がいっぱいの参道
 

長岡天満宮の本殿
 

 
  
柳谷観音へ向かう道はたけのこ道でした。
 

 見通しの良い広い道路になると西山の山並みが見えてくる。

 

 天満宮から道なりに約15分程歩くとまたらしい道路になる。今年の4月に開通した京都縦貫自動車道が見えてくる。
 

 新しい道路で開けたと新興住宅を過ぎると再びたけのこ林が続く登り道になる.
 

 たけのこの名産地の道沿いには、朝取り筍の販売店があり、宅急便で発送するサービスもしている。
 


竹藪が両側にある登り坂が続く。
 やがて峠を越えると広い道路にな。13:34石仏が並ぶ大仏成願寺へ行く分岐につく。大仏さんも見たい衝動に駆られるが今日は遅い出発で寄り道する余裕がない。



石仏からすぐに広い道路になり、展望が開ける。

 


 
 

12:45 長岡天満宮から約1時間でやっと柳谷観音の駐車場につきました。舗装路歩きも疲れるますね。ここは記憶にあるなあ・・・



 柳谷観音の駐車場のところから右の山間へハイキングコースがつづいています。だいぶ前に天王山からここを経由してポンポン山登山をしたことがあります。
 
 


この石段を登って境内へ



山門から本堂を見る。 
 柳谷観音(楊谷寺・ようこくじ)
 清水寺開祖の延鎮によって大同元年(806)に開山されました。御本尊は十一面千手観世音菩薩様で、弘法大師ゆかりの霊水「独鈷水」は眼病に霊験あらたかです。



 柳谷観音の正面



 参拝の後、今度は天王山までの山歩きをするため、以前歩いた時の天王山へのハイキングコース入口を探しに行く。まず、今歩いてきた県道を進みピーク(写真左下)まで歩いてみる。
 
 

写真の一番高い位置まで行ったがハイキングコース入口は見つからない。


 柳谷観音の後ろの山

  そうだ、この前に歩いた時は来た道を少し戻ったところにあったことを思い出す。さっそく引き返してみる。・・・が山に入るはっきりした道はみつからない。怪しげな箇所は一つあったが道標もない。里山では無理をすると迷いやすいからきらめる。しかたないから来た道を戻ろう・・・・。
  柳谷観音から約800m程戻ると先ほど通った石仏のある分岐道に着く。天王山はあきらめて、ここから約500mと記されている大仏乗願寺を訪ねることにしよう。



大仏乗願寺への分岐にあった石仏群
石碑には「彌勒谷十三仏」と刻まれていました。



 

 石仏群のある分岐からの登り坂でこの峠に着く。ここから少し下ったところに小さなお寺がありました。これが大仏乗願寺でした。
 ご利益があったのか、ここへ来る途中に天王山ハイキングコースにも出会えました。大仏様を拝観してから本来のコースに戻ろう。
 

大仏乗願寺
 西山浄土宗光明寺の末寺。西山の大仏おおぼとけともいう。寺縁起によれば、天延年中(973~976)に恵心僧都えしんそうずがこの地で修行中に阿弥陀仏の来降を拝み、その姿を写して仏像を刻み草庵を結んだのが同寺の始まりと言う。本尊の阿弥陀如来坐像は平安時代後期の作で、丈六(高さ2.8メートル)の巨像で大仏と言われ、京都府の指定文化財になっている。(長岡京市観光協会)
 




先ほどの峠から少し下る(戻る)と天王山ハイキングコースがこの道を横切っている。
この光景に出会って以前歩いた記憶がよみがえる。
道標に左の道:柳谷観音方面1.2Km
ここから「天王山ハイキングコース」とある右の道で山中へ入っていく。。
   
  ハイキングコースの道はすぐに樹林帯(写真上左)の登りになる。少し行くと快適な歩きやすい道(右上)になる。



展望
樹林帯の登山道の左手に一部で見える市街は長岡京だろうか・・・。
 

素敵なプロムナード


14:25 案内板のある分岐に着く。 
  
   
14:50 天王山の頂上に着く。ここは樹林に囲まれた広場です。
 

石ころが積まれた天王山の三角点


 

 ここ一か所だけ展望がある。風が吹き抜けて気持ちがよい。ここで初めての休憩をとる。いままでとりそこねていた昼食をやっととることができました。
  
 


 山頂から少し下ると酒解神社(さかとけじんじゃ)にであう。





酒解神社の神輿庫
「神輿庫」は鎌倉後期の建立で国指定の文化財です。 校倉造の形に似ているが、断面が三角形でなくて厚板を重ねた珍しい建物です。 
 

下山は歩きやすい道なりに…




 

展望台からの眺め
眼下に名神高速道路と京滋バイパス、それに今年の4月2日に開通した京都縦貫自動車道が合流する大山崎インターが見えている。その右に桂川、宇治川、木津川が流れちる。その三川が山崎で合流して淀川になる。
 

 展望台からすぐそばの下山道には「山崎合戦の地」と刻まれた石碑がある。その右は下山道です。

 

石碑のところからの展望。たぶん枚方市当たりだろう。


 


石ころがゴロゴロした歩きにくい道がつづく。途中に山崎聖天への分岐があったが直進して宝積寺へ向かう。寺の境内へ入ると、正面に塔がみえる。
 


この塔は通称「一夜之塔」と呼ばれている。
秀吉が山崎の戦いの勝利記念に一晩で建立した三重塔と伝わっている。、
 

宝積寺の本堂
 天王山・宝積寺(ほうしゃくじ)、真言宗智山派のお寺で、通称:宝寺と呼ばれている。宝積寺参道を下山せずちょっと寄り道、山崎聖天さんに向かう。
 

 山道から舗装路に出るとそこにはアサヒビール「大山崎美術館」の裏でした。ここから再び山道に入って山崎聖天へ。

 

八幡市の石清水八幡宮のある男山が間近に望める。




 やっと山崎聖天さんにたが、このきつい階段。でも、せっかく来たのだからと元気をふりしぼって登りました。
 
 


仁王門(山門)をくぐると。また石段が・・・



本殿横には藤が咲いていた、
ちょっとピークを過ぎていました。
 


遠回り、寄り道してやっと本来の登山口に着く。
ゴールのJR山崎駅はもうすぐだ。


16:25 JR山崎駅に無事着きました。



帰宅してからレポートチェックしたら、9年前に歩いたコースをほぼ辿れました。



(前回歩いたときのルートGPS記録)