青春18キップで、名古屋、多治見へ
(2011・3・2)
 3月1日から春の青春18キップシーズンがはじまりました。さっそく守山駅でキップを購入して、そのまま名古屋へ向かう。目的は名古屋市民ギャラリー栄で開催されている絵友達nunoさんの「早描きスケッチ教室展」を訪問すること。あとはいつものごとく現地へ行ってから考えることにして・・・出発(^O^)/



名古屋のシンボル、テレビ塔

 たずねた「早描きスケッチ教室展」会場にはnunoさんは不在、近くのテレビ塔近くでスケッチされているとのこと。広いギャラリー、沢山の作品を拝見した後、私もテレビ塔付近へ行く。残念ながらnunoさんには出会えず。とりあえずここまで来たのだからテレビ塔を一枚早描きスケッチする。久屋大通公園は風通しがよくとても寒かったです。




テレビ塔の下



スケッチしたいようなテレビ塔のある風景


スケッチした後、とりあえず名古屋の都心を南北に貫く久屋大通公園を北方面、名古屋城を目指して歩く。
外堀通りまで来たところで、行き先変更。左折して外堀通りを西へとり、ノリタケの森へ向かう。
なぜならノリタケの森には明治の赤レンガ建築があると聞いていたから・・・

堀川の橋を渡ると見覚えのある町を思い出す。数年前に歩いた”四間道(しけみち)の街並み”かあるところだ。

興味のある方は下記をクリックしてください。
四間道・・・名古屋街中小さな発見(2008・3・23)
堀川沿いの古い町並みの四間道(しけみち)です。
これも青春18切符の寄り道でした(^_^;)



そのまま直進するとノリタケの森につく。
ここは「近代陶器発祥地」
赤レンガの建屋の工場から世界へノリタケが送り出された所らしい。
詳細はノリタケの森のホームページをご覧ください。



噴水がある庭からの赤レンガの建物



ノリタケの森ギャラリー




赤レンガの建物

この建物は1904年(明治37年)に建築された日本陶器合名会社の最初の工場です。
1975年(昭和50年)まで活躍した日本洋食器の歴史の象徴・・・
−−− ノリタケの森説明文より−−−

今回は偵察のみ、次週にある展覧会で再びノリタケの森に行く予定、その時にゆっくりスケッチはするつもりです。

《 愛しのポルトガル 山之内けい子写真展 part19 》
日時: 2011年3月8日(火)〜 3月13日(日) 10:00〜18:00
場所: ノリタケの森ギャラリー (名古屋西区則武新町3−1−36)
ホームページは「愛しのボルトガル」です。 



このノリタケの森ギャラリーでは美濃の若手陶芸作家12人の展示会が開催されていて
陶器のことはよくわからないが若手陶芸家の力作を見せてもらった。

親切に案内してくれたA.Yさん(メンバーの一人)から多治見市に興味をもち
あまり時間がないが出かけました。こんな時1日乗り放題の18キップは便利ですね。
普通電車しか乗れないけど名古屋から多治見は約40分ほどと案外近いでした。

駅の観光案内所で3時間ほどしかないけどお勧めの所はありますかと聞く。
徒歩30分ほどのところに修道院がある。その奥に虎渓山があり、古刹永保寺があると・・・
ほかには近くにオリベストリート(昭和の初めころまでの陶磁器問屋街があった)
歴史ある窯元は市之倉地区は時間的に無理・・・・
ということで修道院へ行くことにしました。



神言会多治見修道院

 昭和5年、カトリック神言修道会宣教師 ドイツ人のモール神父によって、修道生活と邦人会員の養成を目的に設立。日本における男子三大修道院のひとつ。地上3階、地下1階の木造建築。周囲に広がるぶどう畑で栽培し、地下室で醸造・貯蔵される「修道院ワイン」が売店で販売されており人気。
第二次世界大戦中はワインの輸入が出来力なくなった為、日本中の教会にミサ用ワインとして多治見のワインが供給されたという歴史も。秋には収穫祭「ワインフェスタ」が開催され、多くの修道院ワインファンで賑わう。
(多治見市観光協会のHPより)





多治見修道院

夕闇が迫って寒くなってくる。この1枚スケッチするのが精一杯でした。
慌てて虎渓山へ。修道院の裏側に虎渓山へ登って行く舗装路がありました。






虎渓山の頂上
多治見市が一望できる高台だが
雑木で見通しがよくない。


虎渓山の頂上からの永保寺参道入り口
ここから山道を下っていく。

 虎渓山永保寺

 正式名称は、臨済宗南禅寺派虎渓山永保寺。「虎渓」の名の由来は、鎌倉時代に夢窓疎石がこの地を訪れた際、現在では世界遺産として名高い中国 蘆山の虎渓の風景に似ていたことに由来すると言われる。観音堂と開山堂は国宝に指定され、池泉回遊式庭園は国の名勝に指定されている。
(多治見市観光協会のHPより)


山道の参道
もうすぐ永保寺の境内が見えてくる。



永保寺境内





永保寺の名勝庭園

左は六角堂(霊擁殿・れいようでん)と梵音巌(ぼんのんがん)
梵音岩上の六角堂には千体地蔵が祀られている。

池に架かる無際橋を渡ると観音堂があります。
この観音堂は夢窓国師が虎渓に来られて1年、正和3年(1314年〉40歳の時に建立されもの。
禅宗の伽藍の中では一番大切な仏殿すなわち本殿のことで、明治34年3月国宝に指定されている。

帰り道が分からず、ちょうど出会った高校生に道を聞くと奥の舗装路を登って行けと教えてくれる。
うろうろ道を探していると、別のお寺が三つもある。奥へ進むとJRの踏切があって、さらに進むと
虎渓山バス停がありました。
ここが虎渓山四ヶ寺の入り口でした。
あとはちょうど来た多治見駅行きのバスで帰りを急ぐ。