展望絶景の縦走ハイキング

中山連山縦走
2003・4・2
歩行時間=3時間35分(山渓のアルペンガイド)

中山寺奥の院、この本堂の左側に白鳥の滝から落ちてくる大非水がある。大きなポリタンに水を詰めて持ち帰る人が並んでいました。かなり汗をかいたのでTシャツになり昼食をとる。あとで境内での食事禁止の看板が目についたが後の祭でした(^_^;)。
中山最高峰への道は奥の院の境内を抜けたこの石段を登り小さなお堂の裏側にあるが、ここのは道標がありません。
 なたね梅雨の間の晴れ間に阪神間では家族連れやグループで賑わう人気の中山連山縦走をしてきました。JR大阪駅から阪急宝塚線に乗り換え25分ほどで宝塚手前の清荒神駅で下車。まず駅から続く商店街に入り清荒神に向かう。この通は参道になっていて両側には古美術、民芸品、漢方薬、易占い、佃煮、食堂、お菓子店などから、縁日の屋台まで沢山の店が軒を連ねていて見ているだけでも楽しい。
 20分ほどの歩きで清荒神(清澄寺)の駐車場に着く。山に入るには左折(駐車場へ)するが、清荒神境内にある鉄斎美術館(富岡鉄斎の書画を収録している)が見たくて立ち寄りました。
登ってきた道を振り返る。ここはやすらぎ広場と中山寺奥の院(0.2km)から中山連峰最高峰(1.5km)への分岐点。
清荒神の山門、平日というのにお寺と参道両側のお店は沢山の参拝客で賑わっていました。
清荒神(清澄寺)は平安初期に宇多天皇の勅願で開創といわれている。真言三宝宗大本山で写真正面の本堂には大日如来坐像、天堂には三宝荒神を祭り、現世利益の荒神信仰を集めています。右端の建物の間を行くと鉄斎美術館がある。
鉄斎美術館の石庭とさわやかな風に泳ぐ鯉のぼり
富岡鉄斎の書画をゆっくり鑑賞させてもらいました。70〜90歳の作品の力強さに驚嘆してしまいました。
山登り(中山連山最高峰)は先ほどの駐車場まで戻り、その奥の大林寺への石段を登る。登山口は大林寺の建物右横奥にあります。やっと舗装道路から開放されて山歩きのモードだ!
少し登って行くと左手に住宅街が見える、かなりの高台まで住宅が押し寄せてきている。
樹林帯から抜けると宝塚市街とお椀を伏せたような形の甲山(だろう?)が見える。あちこちにミツバツツジの深紅の花が鮮やかだ。
奥の院から30分ほどで最高峰(手前は三角点)に着く。北東方面が開けていて展望は出来る。
山道にはミツバツツジの紫色の花が満開状態。
住宅地の向こうに六甲山を望む
満願寺への下山途中で北側の眺めがよくなり眼下にゴルフ場が見えてくる。
満願寺への下山道は何度過のアップダウンを繰り返す。その途中にある満願寺西山・・・縦走路横に三角点があった。
最後の下りはけっこう急な岩場、膝が完治しないままの私は取り付けてあるロープを持ってヨチヨチ下りました(^_^;)。ここで小休止、新大阪駅前から大阪駅前(梅田)の高層ビル群や伊丹空港を飛び立つジャンボジェットなどの展望を楽しむ。
このあたりの山肌は昨年の3月ころの山火事で炭化した木々が痛々しい。
岩場を下った所に最明寺滝分岐があり、右へ行くと最明寺滝から阪急山本駅へ行ける。私はコースガイド通り左の満願寺方向へ。すぐに住宅街に飛び出す。舗装道路を道なりに下って行くと10分ほどで満願寺バス停に着きました。
満願寺バス停に着いたときバスが出てしまった。阪急電車の「雲雀丘花屋敷」駅へのバス便は30分に一本しかない、ちょうどその時間を利用して満願所を散策して帰りました。
変わった形の満願寺山門
満願寺境内
満願寺本堂