OBハイキングで天理へ

2016・5・19
 会社のOB会ハイキングは春と秋、年に2回あります。今年の春は天理教教会本部と天理大学付属の参考館を見学。その後、山の辺の道にある石上神宮(いそのかみ)へ参拝。帰り道、明治10年天理教会の”御神酒”として日本酒造りを始めたという酒蔵、稲田酒造を訪ねるというコースでした。OB会メンバーも年々高齢化が進んでハイキングというよりこんな見学歩きが多くなってきました。


10:30 天理駅に集合、滋賀守山からはJRから近鉄に乗り換えて約2時間かかった。今日は五月晴れ、素晴らしい天気なのに集まったメンバーは30数人といつもより少ない。参加者が少ないのは、この天理市に天理工場(会社)があり、あまりにも地元なのかもしれない。

 最初の訪問は、駅からすぐの天理大通(商店街)を通って、天理大付属の「天理参考館」へ向かう。約1kmあるアーケード商店街の店はほとんど開店していている。最近はあちこちの商店で店が閉まっていて、シャッター通りと呼ばれている。所が多いのに、ここ天理の商店街は元気で驚きました。
 
 やはり天理教の影響力名なのだろうか・・・
 


 商店街を抜けると左手に天理教教会本部がある。ここで右折、正面の建物を抜けて右へ、参考館へ向かう。


歩道橋下から写した参考館
見学を終わって昼食所の休憩所へ向かうときに写す。
 


見学させてもらった天理大学付属の「天理参考館」は、海外に渡り天理教を広めようとする人々が、諸外国の生活習慣や歴史などの知識を深めるため、中山正善天理教二代真柱(しんばしら)によって、1930年(昭和5年)に創設されたそうです。(中略)このような考えで国内外から集められた収蔵品は、民俗資料と考古資料に分かれていて、その一部を「世界の生活文化」「世界の考古美術」というテーマで展示されています。


昼食をすませて 天理教教会本部へ。





巨大な鳥居の南門、後ろに天理教教会本部が見えている。


天理教教会本部の前は”山辺の道”歩きで何度か通っているが、お参りと見学をさせてもらったのは初めてでした。


 

天理教教会本部

若い信者の女性が本部内を親切丁寧に説明しながら案内してくれました。
巨大な建物と、内部で清掃する若い信者の方が多いのに驚きました。
(残念ながら、教会本部内は写真撮影禁止なので紹介できません。)



お参りと見学をした後、ここから徒歩十数分の山の辺の道にある石上神宮へ向かう。
 

石上神宮参道
 少しの歩きで汗びっしょり、炎天下の舗装路から境内に入ると新緑が涼しさをくれる。

 

神杉と境内
  手前の神杉は幹囲り4.1メートル、樹齢は400年前後、高さ約35メートルもあるそうです。その奥に楼門が見えています。
 

境内では鶏たちのけたたましい鳴き声が聞こえる。

 

楼門(重要文化財)]
 この楼門は鎌倉時代末期、第96代後醍醐天皇の文保2年(1318)に建立されたことが棟木に記されている。
  廻廊には連子窓がついており、柱の朱色と窓の緑が鮮やかだ。現在の廻廊は昭和7年に建てられましたが、古い記録には、宝永4年(1707)10月の南海・東海大地震で倒壊したと記されています。


拝殿
 石上神宮は日本最古の神社の一つで、武門の棟梁たる物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として信仰されてきました。


奥には立派な寝殿造りの本殿の屋根が見える。
手前は回廊の屋根、中は拝殿の屋根です。







スケッチはやはりここからだろう。
 皆さんが散策&お参りしている間に鉛筆スケッチをする。しかし、着色する時間がなかったので、帰りの近鉄天理駅で電車待ちの間にあっさりと着色しました。この絵は帰宅してから仕上げたものです。




山の辺の道
 石上神宮のすぐ傍の田園風景、スケッチしたかったが団体行動なのであきらめる。



商店街の中にある稲田酒造に着く。
 明治10年、奈良県山辺郡丹波市町で、中山みき天理教教祖存命中、天理教御神酒として「稲の花」の名を授かり醸造を始めたという酒蔵です。
  今日のOBハイキングの参加目的の一番はここだったかも(^^;)。商店街の中にあった”清酒黒丸稲天”の醸造元の稲田酒造さんです。ここで酒蔵の説明と酒蔵見学をさせてもらった後、お待ちかねの試飲をさせてもらいました。汗ばんだ体に冷えた吟醸酒がしみわたりました。皆さん、お酒や奈良漬けなど、いろいろ土産を買ってました。
 

老舗の歴史を感じさせるカンバン
 

清酒黒松稲天のこもだる


今日の打ち上げはOBのUさんと商店街の中にあった沖縄料理の店へ。
 

商店街のお店と店長さん。
 

店内の様子です。

 入ると店にはなんと先客が、さっき稲田酒造でお酒は飲めないからと先に帰った沖縄関係の先輩二人でした。沖縄のメロディーが流れる店内で、若い店長さん(と言っても一人ですが)の沖縄弁とソーキソバ、それに沖縄の思いで話に盛り上がりました(^^)