滋賀の湖北へ雪景色を描きに行こう

2018・2・8

  今日もかなり冷え込んでいるが天気が良い。湖北の余呉か米原の近江長岡、どちらかへ雪景色を描きに行こう。この寒波、雪も多く残っているだろう、足元は登山靴にしました。もちろんアイゼンとスパッツも携行する。私の住む守山市(滋賀の湖南)と、余呉や近江長岡(湖北・湖東地方)の天気は真逆になることが多い。さて、うまくスケッチができるだろうか・・・。行先を決めていないので、乗越方式をとる。JR守山駅を 9:18発の長浜行き新快速で出発する。




彦根駅に着く
 雪がけっこう残っているなあ。お天気もまあまだ。低山歩きで何度か登っている佐和山(石田三成の居城、佐和山城跡)が見えています。山を見て、そうだ、行先を三島池にしよう。そこから見える伊吹山を描こうと決める。米原でJR東海の大垣行きに乗り換えて最寄り駅の近江長岡へ。




10:06 近江長岡駅に着く
 期待して乗り換えたが、醒ヶ井を過ぎても伊吹山はまったく見えてこない。なんとか晴れることを期待するしかないなあ。歩き回るのには差し支えない程度の積雪だ。駅前の「湖国バス案内所」で三島池行きのバス時刻を聞く。次のバスは約40分待ちだとの返事、タクシーなら5分ほどで行けますよと教えてくれる。たぶん歩いても30分ほどの距離だろうから、歩くことにしました。


三島池への分岐
 駅から5分ほどで米原市役所山東庁舎がある。立ち寄って三島池へのマップをもらおう。職員の方にお願いすると、これしかないと”米原市観光マップ”のあるパンフレットをくれました。そして”庁舎から歩いて最初の信号を左折してください”と親切に道案内もしてくれました。教えてもらった通りに、この信号を左折して三島池へむかう。


歩道は雪がいっぱい
 長浜方面へ向かう県道244号線です。三島池への道をマップでチェクすると、この先に見えているの新幹線路をくぐ李抜けると三島池への分岐があるはずだ。、




この道に「中部北陸自然歩道」の道標がありました。


三島池への道標が見えてきた。ここを右へ・・・


 青空が顔を出してきたが、進行方向は曇って遠方が見えない。三島池から伊吹山は望み薄だろう。せっかくスケッチブックを持ってきたのに残念だ。


 約30分ほどの歩きで三島池そばのグリーンパーク山東入口に着きました。残念ながら空は曇って、雪が降ってくる。


三島池前の小さな食堂”ほっとり”に入る。
 まずは熱いきつねうどんとおにぎりで腹ごしらえだ。待っている間、窓の外を見ると雪が強く降ってきている。この天気では雪風景のスケッチはあきらめなければならない。三島池の周囲を散策して写真を撮ろう。その後は伊吹山山麓の上野まで雪道散歩を楽しもうと決める。上野は昨年の夏、伊吹山山頂から下ってきた登山口があるところです。



三島池の背景はまったく見えない。
  山東庁舎でゲットしたパンフレット(下の写真)のような伊吹山のある風景を期待したのに、とても残念だ。




三島池からグリーンパーク山東へ行く道


三島池の周囲歩きへ。雪がかなり強く降ってきた。
 三島池はマガモの生息地として県の天然記念物に指定されています。秋から冬にかけては多くの渡り鳥も飛来するそうです。餌やりをして鴨たちを呼び寄せて写真を撮っている方がいました。


三島池の周囲を歩く。


三島池(左)への案内板のある分岐
三島池沿いの 道路から離れて公園の方に入って行く。




描いてみたくなる雪景色でしたが、寒い上に雪が降っていて諦めました。


 

湖国バスのバス停「グリーンパーク北」
歩いてきた道、グリーンパーク山東が霞んでいる。
 

寒いはずですね。民家の屋根から
つららがいっぱいぶら下がっていました。


 

三島池から約40分、やっと伊吹山が近づいてきました。
何とか伊吹山の三合目あたりまで見えるようになりました。


 

伊吹が間近に見えてきた。
 ここは春照(すいじょうと読む)という所で、北国脇往還が通り、春照宿が置かれていたという。 

 

春照の案内板がある。
 春照では伝統の太鼓踊りが奉納される町とある。何度も伊吹山へ来ているが、登山口へはバスでアプローチしているので、今回初めてこの地名を知りました。
 

やっと見慣れた登山口へのバス道に合流
 

大阪セメントのコンベアと上野口バスていです。
 

三宮神社のある伊吹山登山口が近づいてきた
 

今日の目的地の三宮神社の到着しました。
 登山口にある伊吹山信仰の神社で、山頂に一之宮、中腹に二之宮があります。創建は781年といわれる。
 

三宮境内の本殿
 

三宮神社の右手すぐに、この伊吹山登山口があります。
冬の伊吹は私には歯が立ちません。夏でもしんどい山ですから・・・(^^;)

 バス停で時間を見ると、次の近江長岡駅行きは14:32発しかない。かなり疲れているが、寒さをしのぐお店も空いていない。寒風と雪降るこんな場所で1時間半ははとても待っていられない。元気を出して歩いて帰ろう。

 帰り道、途中で道を間違って、かなり遠回り1時間半もかかってやっと近江長岡駅に着きました。米原行の時刻を見ると14:36発がある。グッドタイミングだ。




近江長岡駅
14:36発の米原行がホームに入ってきた。

ホームからふり返ると、”白い伊吹”が顔を出していました。ラッキー(^^)
ずっと雪降る曇り空だったので、ちょっぴり満足することができました。




今日歩いたコースを、米原市役所山東庁舎でいただいた
”米原市観光マップ”に書き入れました。

 

 思いつきで近江長岡の三島池へ行きましたが、目的のスケッチができませんでした。

 いつも感じていますが、滋賀県の湖南に位置する守山市から、湖北や湖東の天候予想するのは難しいです。

 今回は残念ながら絵は描けませんでしたが、好きな雪道歩きと景色を楽しめて満足の一日となりました。