大津祭りの宵山へ

2022年10月8日(土)

  今日は大津祭(天孫神社例祭)の宵山です。祭りは夕刻からだが、曳山の準備作業と試し引きを見ようと出かけました。

 

 JR大津駅を出ると案内テントがあり、大津祭りのこのチラシをもらいました。先ずは駅から徒歩、5~6分の百石町通りにある”天孫神社”へ向かう。
 

先ずは天孫神社にお参りする。
 

 あまり広くない境内はお祭りの出店がぎっしり並んで、開店準備中でした。



 曳山は18基あるそうですが、今回の祭りでは十三基が見れるとのことです。さあ、曳山めぐりに行こう。最初の山は、琵琶湖側へ一本下った京町通りへ。天孫神社から一番近い「鍛冶屋町」の”西行桜狸山”です。塩売り治兵衛が狸面をかぶって踊った事が発祥となった大津祭り最初の曳山です。西行法師が桜の精と問答を交わす”をとり入れ、西行狸山となったそうです。



 

鍛冶屋町の”西行桜狸山”です。

 ”西行桜狸山”では山のカラクリ”人形がキビキビ動く様子を報道カメラ?が撮影中でした。本祭りには来ないので、ここで見れてラッキーでした。



 

 明暦二年、西行法師が桜の精と問答を交わすカラクリをとり入れ、西行狸山となった。曳山の祖となった狸は屋上に載せられ、祭りの先導をする守護となりました。(小さなからくり人形なので ズームアップしました。)


 ”西行桜狸山”では山のカラクリ”人形


次はさらに一本下った通り、中町通りの「神功皇后山(じんぐうこうごうやま)」へ行く。
 

神功皇后山ではちょうどお祭りのお祈り中でした。
 

神功皇后山(後ろ側)
 




 神功皇后山
色付けは帰宅してからしました。


 
京町通りを西へ、すぐにある曳山は「湯立山です。
 

湯立山

 天孫神社の湯立ての神事はこの山から捧げるといい、曳山は天孫神社を型どり、周りはその回廊を真似たものだそうです。
 



湯立山(ゆたてやま)

 

太間町の竜門滝山(りゅうもんたきやま)
 

鯉の滝登りのカラクリ
黄河の上流の龍門山の滝。魚は登ることができないが、もし登ることができる魚があれば、昇天して龍になるという故事に因んでいる。鯉の滝登りのカラクリがある。

アーケードの商店街へ入るとこの曳山がある。
 

西王母山





 アーケード商店街を出て京阪電車が走る広い電車道(中央一丁目)にでる。近くのカフェ・レストランで昼食&休憩する。
 

曳山会館
 西王母山のすぐ傍には「曳山会館」があり、原寸大の曳山(レプリカ)が展示してありました。
 

石橋山
宵山用だろうか、曳山に提灯が飾られている。

(写真右)は孔明祈水山(こうめいきすいざん)です。
 蜀の諸葛亮孔明が魏の曹操と戦ったとき、流れる水を見て「敵の大軍を押し流してください。」と水神に祈り大勝した故事による・・・。
 


   
 食事の後、アーケードの商店通りに戻ると、笛や太鼓の威勢のいい祭囃子と共に曳山の試し曳きが行われていました。





しばらく試し引きの曳山に着いて回り、JR大津駅へ戻りました。


 
思いつきで大津曳山祭りの宵宮に出掛けましたが、結構楽しめました。