・雨から晴れの沖島スケッチ
滋賀県近江八幡市沖島町
2016年4月17日(日)

  今日はFACEBOOK友の”のりづきとしお”さんと”井手典子さん”が「かこう会」メンバー45名を案内して琵琶湖に浮かぶ沖島へスケッチに来られる日だ。だが朝はまだ雨が降っている。午後から回復すという予報なので、キャンセルはないだろうと考えて、お二人に会いに車で出かけました。守山から近江八幡へ向かう途中は雨が降ったり、薄日が射したり、空模様がコロコロ変わる。約1時間ほどで近江八幡の堀切港に着く。だが、駐車場にバスの姿がない。雨で中止されたのかなと思いつつ、午前10時15分発の沖島通船の発車時間まで、雨降る中で沖島をスケッチして待つことにする。



雨に煙る沖島
通船の出発する堀切港からのスケッチです。


 通船が港に入ってきたのでいそいで乗り場へ戻る。沖島へ行くかやめるかを決めるため、船長さんにスケッチ団体客のことを聞く。10時45分に沖島行のチャーター便があり、キャンセルになっていないと教えてくれました。それを聞いて一安心、私は一足先に沖島へ渡ることにしました。


堀切港からの沖島遠望
 

雨が吹きつける通船の操縦席


沖島港
 通船は約10分ほどで沖島港に着く。雨が上がって青空が顔を出してきた。スケッチ会のチャーター便までの時間待ちに沖島港の反対側(北側)に出て、今回初めて知った”千円田んぼ”というのを見に行くことにする。

 

人一人が通れる細い路地を抜けて行く。
  
 沖島の形は・・・
沖島は尾山(標高225m、宝来が嶽とも呼ばれる)と西南部の頭山(標高139.8m) の二つの山を中心に島のほとんどが山林になっています。島には平地が極めて少なく、民家はほとんどが西南部の狭い平地に密集しています。島の人(人口 330人)は主に漁業を営んでいます。島内には尾山の北西斜面を平 坦にして作られた畑(千円畑)と各家のそばにつくられた菜園があるだけです。

下記の「沖島ガイドマップ」は
近江八幡観光協会さんのHP「琵琶湖に浮かぶ沖島」から転載させていただきました。



詳しい案内はこの⇒ 近江八幡観光協会さんのHP をクリックしてご参照ください。

 

 路地にあったカフェ”いっぷくどう”のカンバンに誘われて行ったら閉まっていました。今日は日曜、そのうちオープンするのかな・・・。
 

  すぐに対岸の湖に出る。これは左手(西)の風景です。こんもりしているのは奥津島神社のある頭山です。右手の琵琶湖対岸は比良山系の山です。


こちらは、これから向かう東方面です。

 
見えていた民家を通りすぎたら赤い花さく木がありました。
 

湖岸の狭い道を進むと畑地が・・・
この辺に広がる区切られた畑地を昔は”千円畑”と言ったらしい。
 

その千円畑の後ろはすぐ山手で、
旧石切り場跡のカンバンがある。
 

千円畑
沖島の唯一の平地に開発された千円畑で、四角に区切られた畑が、市松模様のように広がっています。
左手の山はケンケン山(尾山)、集落のみがが頭山です。





沖島の集落と頭山
沖島港へ戻る途中で描いた沖島風景です。


 


沖島港へ戻る道。島内はどこももこんな狭い道です。スケッチしていたら、大幅に時間オーバー。皆さんはもうスケッチを始めているだろう。





 島の東側、民家の終わりに沖島小学校がある。そこまで行ったが、のりづきさんは見つからなかったが、そこでもう一人の責任者の井手さんに会えました。のりづきさんのTelしてもらって居場所がわかる。彼は沖島港の見えるケンケン山(尾山)の登山道でスケッチしているという。写真にあるこの道を沖島港へ引き返す。



 

のりづきさん が描いていたのはこの写真(頭山)方面でした。
沖島の集落はその頭山といまいるケンケン山(尾山)の間の狭いエリアに密集しています。



この沖島港が俯瞰できるポイントをのりづきさんに紹介していましたが、
彼の構図は上の写真の方面を切り取って、素敵な絵を描かれていました。

※のりづきとしおさんのスケッチは、ここ➡FaceBook をクリックしてください。


 

沖島漁港
(これは昨年5月に描いたスケッチです。)

上の写真と同じ場所から右側を向けば、こんあ沖島港が一望でききます。



 

奥津島神社の見える頭山をスケッチしました。
手前には漁業関係の倉庫が立ち並んでいる所です。



 上の絵を描いてから スケッチポイント探して島の西端にある民宿、湖上荘まで行ってみる。
 昼過ぎから吹いている強風に湖面は白波がたって荒れている。湖岸の道は護岸をこえて水しぶきが飛んでくる。こんなにあれている琵琶湖を見たのは初めてのような気がする。
 ちょうど通りがかった漁師さんに、”琵琶湖はいつも優しい湖面を見せていますが、こんなに荒れることがあるのですね”と聞くと、”琵琶湖をなめたらあかんで~、遭難することもあるから”との返事が返ってきました。帰りの通船は出るのか心配になってきた。
 
  

強風にあおられながら描いた湖岸の道のスケッチです。
沖島独特の乗り物、荷物籠のついた三輪自転車が置いてある。
この島には車はありません。



私はスケッチ会の皆さんと別れて早めの14:00初の通船で帰宅するため、スケッチしてから沖島港へ戻りました。
   
 さうが、沖島港内は防波堤の威力で水面はこんなに静かな状態でした。。
午後からは青空に太陽がまぶしく輝き、まるで夏のような感じになりました。


沖島の漁船と漁師さんの家
構内を出ると、湖面はまだ白波が立っていて、通船は大揺れで少し怖かったです。




**** 沖島レポート参照ください 。****

 ・琵琶湖に浮かぶ沖島へ(2005・8・11)
この時は、今回は登らなかったケンケン山に登りました。