琵琶湖に浮かぶ沖島
(滋賀県近江八幡市沖島町)

2015・5・29
 1週間前、沖島へスケッチに行こうと近江八幡市の堀切港に着いたが、渡船はちょうど出たところでした。次の通船は二時間後というのであきらめ、堀切港から沖島の見える風景をスケッチして退散しました。今日はそのリベンジで沖島通船に乗り遅れないように出かけましたが、またしても失敗(^^;)。10:30と思い込んでいた便は10:15発でタッチの差で逃してしまいました。今回は是非行こうと、夏日に照らされながら堀切港で二枚スケッチして時間待ちをして、12:15発の沖島便で行ってきました。





堀切港からの沖島
(P10×水彩)
1週間前、5月22日に描いた堀切港でのスケッチです。






堀切港のバス停からの沖島
(B5×水彩)
こちらは沖島通船待ちに描いた今回のスケッチです。.



通船待ちに描いたもう一枚のスケッチです。



堀切港のタグボート
(B5×水彩)



 

堀切港からの沖島
涅槃仏に見えるでしょう


 

やっと通船が到着
 10年前は小さな船と船着場でした。いまはこんなに立派になってました。画像をクリックして比較してください。
 

沖島の風景
伊根の舟屋が並ぶ景色に似ていますね。


 

沖島港の桟橋に着く
 正面は沖島漁協の建物です。まずはここで昼食、うどん(500円)をいただきました。ここの他に食堂や売店はありません。




 沖島のマップ

 民家は沖島港を中心に島の狭い部分に集中しています。家々が密集していて、道路は狭い路地のみです。そのため島には車が一台もありません。自家用車は三輪の自転車のみです。漁船が自家用車です。島民のほんとの自家用車は堀切港にパーキングしています。
 
 沖島は堀切港側から見ると長細くて、ちょうど仏の涅槃物の形に見えます。その頭の部分に頭山、胴体の部分がケンケン山という低山(標高約200m)になっている。島には平地がほとんどなく、島全体を山が占めている感じです。
 


島民が暮らす地域は沖島港を中心に集中しています。


※沖島についての詳しい案内は近江八幡観光物産協会のホームページをご覧ください。


 

 島民の自家用車はこのような三輪の自転車のみです。ちょうど昼時、みなさん一斉に自宅へ・・・
 

沖島港の漁協前からケンケン山を望む。


まずは頭山麓の奥津島神社へ

 
 

 和銅年間に近江の国守であった「藤原不比等」(藤原鎌足の子)が奥津島神社を建立し、奈良時代には、称徳天皇への反逆の罪で追われた恵美押勝(藤原仲麻呂)が一族らと共に沖島に一時期住んだと伝えられています。「近江八幡観光物産協会」のホームページより。


次は、沖島港の反対側へスケッチポイント探して行ってみる。
道は民家に挟まれた人一人しか通れないような狭い路地を歩く。
   
  琵琶湖側の風景です。
ここで描くよりちょっと高台に上がって沖島港の俯瞰を描こうと戻る。


 

奥津島神社から見た沖島港方面
 遠方右は堀切港から続く伊崎です。詳しくは伊崎国有林ハイキングをご覧ください。
 

こんもりしている所が奥津島神社のある頭山です。





 

沖島港の俯瞰スケッチ
B5×水彩
 まずはケンケン山へ登ぼることにする。人一人が通れるほどの狭い路地を縫ってケンケン山の登山口へ。少し登るとお墓があり、そこから沖島港が一望できます。陽射しはとても強いが、木陰に腰を下ろすと風が爽やかで涼しい。でも、やぶ蚊がまとわりつく。時間的には余裕があるので、ゆっくりと描くことができました。

 

眼下は沖島港
後方右端の建物は「休暇村・近江八幡」です。
 

スケッチしてからケンケン山へ登って行く

 

宮ヶ浜の「休暇村・近江八幡」
 

対岸の比良山系
ケンケン山からの展望です。

 ケンケン山についてはページが長くなるので今回は省略しました。2005年8月の「琵琶湖に浮かぶ沖島へ」のページをご参照ください。10年前に歩いた時より、現在は木々がっ茂って尾根道からの展望は減少していました。 ケンケン山からの下山は登って来た道と分かれて「近江八幡市立沖島小学校」へ降り立ちました。学校のプールでは、ちょうど夏を迎えてのプール掃除がされていました。


   
のんびりと岸辺のメイン道路を歩いて通船乗り場のある沖島港へ向かう。





いま下ってきたケンケン山の方向を振り返って沖島風景を描きました。
(B5×水彩)



 

午後4時前、沖島港へ戻り、16:00発の通船で沖島を離れました。