今回の歩きでは、ハンディGPSでルートのナビゲートも楽しみました。
雄琴から仰木峠を越えて大原の里へ

2006・2・28


 ちょうど2年前に購入したハンディGPSだが、いまだに進歩なく歩いた軌跡を記録するのみ。今回は出発前にルートをGPSにアップロードして、ナビゲート機能を試して見ました。
 コースは古くからの仰木峠越えです。滋賀、湖西のJR雄琴駅から仰木集落、仰木峠越えをして京都大原の里、戸寺までです。間違えやすい分岐やポイントをあらかじめGPSに入力しておきました。
仰木峠手前まではナビゲート通り順調でしたが、いつものように分岐を見落として脱線歩きとなりました。




雄琴駅からすぐにある湖西道路IC





今日歩いたGPSの軌跡(赤のライン)です。
四角形のプロットは事前に入力した。分岐点やコースです。


仰木集落の入り口
石標には(左)大原・横川
(右)仰木村役場・同 小学校とありました。




仰木集落を抜けて奥比叡ドライブウエイへ続くこの道から左手へ折れ集落の中の道へ(写真左)。
(雄琴駅から2番目の設定ポイントです)
・・・上図を参照してね・・・



仰木の集落からの近江富士
ちょっと高台になりびわ湖方面があ展望できる




スケッチしたくなるような集落の道
今日は寄り道なしで先を急ぐ・・・
(雄琴駅から3番目のポイントです)



仰木の集落を抜けると棚田の風景・・

棚田の風景も描いてみたいが、今日はGPSナビ遊びを優先しました。





仰木峠への分岐
峠へは右の道、奥比叡ドライブウエイ(白いガードレール)の下をくぐる。左は比叡山の元三大師道(がんざんだいしみち:中央の石標に記されている)です。この道は以前に歩いています。
(雄琴駅から4番目のポイントです)



棚田の遠景に三上山が見えています。
(雄琴駅から5番目のポイントです)



神社
名前はメモするの忘れました(^_^;)
(雄琴駅から6番目のポイントです)


中央から左へ近江八幡の八幡山、長命寺山、津田山と霞んでいるが見えている。中央はびわ湖にかかるびわ湖大橋です。





分岐付近の山側の風景

きょろきょろしていたのに仰木峠への分岐を見逃してしまいました。GPS見たら分岐からどんどん遠ざかっていく。引き返して7番目のポイントで山側を見ると、ありました(^_^;)。



ここが仰木峠への分岐
(雄琴駅から7番目のポイントです)。



林道を離れて本格的な山道になる。




仰木峠
ほんの一登りで東海自然歩道に合流するとすぐに仰木峠となる。



快適な東海自然歩道の下り道に惑わされて、目的の戸寺へ下る分岐を二度も見逃してしまいました。GPSナビ遊びもできたので、歩きやすい自然歩道で大原三千院へ向かうことにする。
 

仰木峠

 自然歩道出会いのところに「右・大原、左・仰木」の石標もある。ここを右へ折れるとすぐに仰木峠(573m)になる。案内板があり、大原の里(京都)と仰木の里(滋賀)を結ぶ峠と書いてある。かって仰木から江州米や藁工品(俵・筵(むしろ)など)の物資が牛や人力で運ばれた。縁組のあったときは花嫁も山を越えたという。また、比叡山への信仰の道、義経(遮那王)伝説の道でもあると・・・





ところどころ倒木をまたぐ




小さな社と石仏に出会うころ樹林帯の向こうに大原の里が見えてくる。



戸寺と大原のちょうど中間に飛び出した。
前方には何度か登った金比羅山が見える。





 下山してきた東海自然歩道を振り返ると、大原の里・十名山水井山登山口、比叡山延暦寺、阪本登山口(日帰りハイク・世界文化遺産延暦寺道)とありました。



大原バス停と三千院(右へ)の道の分岐









茅葺の家(田中家)
大原は、かっては茅葺の里でした。夕方ともなると破風(大屋根の三角の換気口)から夕餉の煙の立つ様はのどかなものだった。今では、年々減少して残り少なくなってしまいました。この田中家は、筑後200年経っているが保存もゆきとどいて、その優美な姿では屈指のものです。(案内板より)



三千院正面
 京風の土産店や食堂が並んでいる。ちょうど昼どきなので、この並びの一軒入る。大原の里が見渡せるちょっと高台にあり、畳にコタツ付テーブルが並んでいる。暖かくてほっとする。



三千院の正門
大原へはよく来るが拝観するのはまだ二度目です。また、三千院は天台宗五個室門跡(ごかしつもんぜき)のひつです。






往生極楽院

・・・往生極楽院は平安時代の寛和二年(986)に建立された三千院の源ともいえる簡素な御堂。
恵心僧都が父母の菩提のために姉安養尼とともに建立したと伝えられています。
堂内には、阿弥陀如来座像を中心に、右に観世音菩薩、左に勢至菩薩が座しておられました。

ここは写真や絵の定番のアングルで有名です。
小雨も振り出してかなり寒くなってきたが、頑張ってスケッチしました。





往生極楽院



観音堂



金色不動尊
 星祭が行われた後とかで星の曼荼羅が秘仏の金色不動王(知証大師作)仏舎の前に飾られていました。若いお坊さんが星祭のこと詳しく説明して、星になぞらえたコンペイトウをもらいました(^.^)。


三千院からバス停までの狭い道の両脇には京風のみやげ物店や京漬物店が並んでします。

バスで京都駅まで1時間20分もかかりました。車なら1時間ほどで滋賀の自宅へ帰れるのになあ・・