音羽山、風の音を聞きながら

(2010・12・25)
 先週、奥比叡を歩いて今年の登り納めといいながら、またまた山歩きをしてきました。11月に暇つぶしに京阪石山寺駅から慣れた東海自然歩道を歩いて音羽山へ行ったが、途中で気になった分かれ道へ入ってしまい途中下車(^_^;)してしまいました。今回は初めての道、JR膳所駅から登ってきました。市街地の近くにこんな静かな道があるのですね。しかし、この日の音羽山は強い風のためゴーゴーと唸り声をあげていました。




比叡山遠望
膳所駅横の陸橋上から北北西に見える。


同じ陸橋上から、正面にこれから行く音羽山が・・・
 手持ちの山渓の「滋賀県の山」は1995年度版と古い。そのためか駅から音羽山へのアプローチの目印、駅から南へ商店街を行くと、山手側に陸橋があるというが・・・見つからない。15年も前のガイドブックで古いせいかな。音羽山への方向はわかるので出発、改札口を出てすぐ右手の立派な歩道橋でJR線路と国道1号線を渡る。国道からは適当に見当をつけて住宅街に入っていく。





赤紫のラインは今日歩いたルートです。

10:30JR膳所駅出発 ⇒ 湖城が丘住宅街 ⇒ 11:06御用池 ⇒ 休憩昼食 ⇒ 11:56鳴滝不動尊
 ⇒ 12:34東海自然歩道出合い ⇒ 山頂手前の分岐 ⇒ 12:50音羽山山頂 ⇒ 山頂手前の分岐
 ⇒  音羽山路傍休憩地 ⇒ 13:51逢坂山陸橋 ⇒ 14:30JR大津駅

※ 赤いラインは何回も歩いている東海自然歩道です。



複雑に入り込んだ住宅地は「湖城が丘」とある。適当に歩いて名神高速道路を探す。
住宅の密集地を抜けると突然名神高速道路が見えてきた。ラッキーにもドンピシャ、結果オーライでした(^_^;)


名神高速道路の高架が・・・
その向こうに音羽山が近づいてくる。高架をくぐって道なりに進むと御用池の堤防に突き当たる。




御用池からの展望
中央の高層ビルは琵琶湖岸に建つ大津プリンスホテルです。写真中央の道はいま歩いてきた道です。膳所駅は左端の小高い住宅地の背後で見えていません。





釣り人が二人、静かなたたずまいの御用池でした。
音羽山へは池左側に沿っている林道を歩いて中央の尖った山に向かって進んで行きます。





御用池横の林道は静寂の中の冬模様でした。


登山ルートは中央の谷筋を歩いていきます。



 しばらく林道を行くと小さな社(山の神)が・・・近くに「山辺の散歩道」の案内図があり、この近辺を歩くコースが描いてある。


林道はやがて樹林帯の中へ・・・




林道沿いにこんな社もありました。




里山はどこも手入れがされていないことが多いににめずらしく手入れのいきといた植林帯に出会う。


林道は細い谷川と沿いながら・・・
もうすぐ鳴滝不動尊だが、陽の当たる場所があったので休憩&ランチタイムとする。



鳴滝不動尊
昼食場所からほんの少しで着く。食事中に追い抜いていった男性が休憩している。本日はじめてであった登山者です。



鳴滝不動尊から5分ほどで林道終点に着きました。ここから山道には入って行きます。


細いせせらぎに沿って登っていく。
山道もだんだん勾配がついてきた。



登山道の右側に大岩が・・・
登山ガイドにここを過ぎるとジグザグの急登になるとある。



東海自然歩道手前の急登



東海自然歩道に飛び出す。さすが踏み跡はしっかりしていて歩きやすい。尾根道はかなり風が強い。



 音羽山頂上へ向かう尾根道の左側に山科の展望が望める。風が強くてゴーゴー唸り声をあげている。



頂上すぐ手前の分岐広場
本日二人目の登山者に会う。三井寺から
登ってきたという。


音羽山頂上の記念スナップ
(標高 594m)





音羽山山頂からの展望

左の写真:手前は山科、その後は京都市街です。後方中央は愛宕山です。
右の写真:手前は音羽山の下山尾根です。琵琶湖(湖西)の展望です。比叡山から遠方に見える比良蓬莱山が望めています。




頂上手前の分岐に戻って、左の道(逢坂山2.5km)方面へ下山していく。
右へ行くと登ってきた道です。道標には東海自然歩道で石山寺へ8.3kmとある。



尾根道が続く下山道は快適に歩ける





下山の途中で開ける展望
真下に御用池から望めた大津プリンスホテルが見えてる右後方の山は近江富士(三上山)です。


下山の途中で開ける展望
大津市街から湖西の堅田方面が望める。



やがて下山道は快適な道から急な木段の続く道に・・膝がガクガクしてくる。下っていくにつれて風の音が逢坂の関を越える車の騒音に入れかわる。


国道1号線に架かる逢坂山陸橋から山科方面の眺めです。この陸橋を渡って登り返すと長等山へ東海自然歩道はつづきます。



三井寺への途中で大津市街が間近に望める展望スポットがあります。 今回はその三井寺へは下山せずに途中からJR大津駅へ。



下山して、京阪電車(京津線)の走る位置から今下山してきた音羽山を望む。
ここからJR大津駅はもうすぐだ。14:30今日の山歩きも無事終わりました。