佐川満男絵画展「前略、旅先にて」を見に大阪へ

2008・4・23

いつも訪問しているブログ「タマちゃんのスケッチブック」で佐川満男さんの絵画展が大阪梅田の阪急百貨店で開催されていることを知る。会期は明日まで、素晴らしい旅先の作品だと聞いてさっそく出かけました。


会場についてみると人気タレントの原田伸郎さんの墨遊展「こんな書も、おもろいで書!?」ど同時開催でした。さすが人気のあるお二人で、イベントホールは大勢の人で大賑わいでした。




イベントホールの入り口のディスプレイ


◎佐川さんの場合は、料理と温泉宿一泊付の豪勢なスケッチ旅行、それでゆっくり絵を描かれている。うらやましいかぎりですね。同じ趣味でも私の場合とその環境は大違い(-_-;)。展示されていたのは素晴らしい作品の数々でした。写真とれないので画集欲しかったが、懐事情で買えませんでした(^_^;)

◎原田伸郎さんの墨遊展『こんな書も、おもろいで書!?』。もともと字が苦手な私は、面白いタッチ(形)の作品だなあと感じながらさっと流し見しただけです。原田伸郎さんはテレビで見ている一面しか知らないので、意外な一面(趣味)にちょっとびっくりしました。会場にあった原田さんの作品解説書(チラシ)には、「あ行」〜「わ行」まで順番に作品をまとめて並べられていました。たとえば「あ」行の作品は・・・

・あ うん  :よ〜く見てください。小さい字「っ」と「こ」。
・赤とんぼ  :♪夕焼けこやけの赤とんぼ〜の羽根を取ったらあぶら虫。
・ありがとう :一番好きな言葉。いつも感謝の気持ちを忘れずにいたい。
・ありのままに:ありのままに生きようとしたありは・・・ありのままだった。
・活息粋生(いきいきいきいき):元気で活発で力強く息をして、粋人といわれるように生きたい。

 などなど、ユニークな自分の思いを書で表されていました。作品の写真撮れないので想像してもらうしかありませんが。




佐川さんの旅先の素敵な絵に感化されて、余った時間を大阪市内のどこかへスケッチ散策したくなる。大阪駅前の歩道橋から、さて何処へいこうかと思案しながら、とりあえず目の前の御堂筋を一枚スケッチする。



JR大阪駅前の歩道橋から御堂筋


 いろいろ思案したが行き先が思い浮かばない、とりあえずJR大阪駅へもどることにする。そうだ近場の川か大阪港でも描いてみよう。大阪駅から一番近い「安治川口」までキップを買って環状線に乗る。西九条駅で桜島行に乗り換え一つ目の駅が安治川口だが、車窓からはスケッチポイントが見えてこない。とりあえず初めてなので桜島まで行ってみることに・・・

桜島駅前のちょっと小高い駐車場から安治川を眺める。目の前に天保山、安治川に架かる阪神高速湾岸線の高架橋、海遊館や大観覧車が・・・・荷降ろし中の貨物船や大型クレーン、安治川を航行する船などぼーっと眺める。川を渡る風が心地よい。
先月、天保山から大阪五低山ハイクしたとき、大阪には八か所の渡船場があることを知りました。対岸にはその一つ天保山渡船場が見えている。こちらの渡船場を探して天保山に渡ってみよう(^O^)/

道を適当に歩いていたら道路に「天保山渡船場」の表示がありました。それに従って数分歩くと乗り場が見つかる。なんだ先ほどの駐車場から見えていた貨物船の荷揚げ場の横だ。直線距離にするとすぐなのに、道はこの荷揚げ施設を迂回していたのだ。



天保山渡船場から見えた荷揚げ作業場。大きなクレーンが動いている。その上に架かっているのは阪神高速湾岸線の巨大な橋です。



見ているうちに荷揚げ作業を終えた貨物船が出港していく。安治川は大きな船も回転できる十分な川幅を持っている。



小型の渡船が着いたところ
渡船は大阪市の経営で無料。1時間に2本運行されている。対岸左の木々のあるところが天保山。右に海遊館のそばにある大観覧車。



天保山の渡船場はこの高架橋の右下でした。
渡船の横を帆船型観光船「サンタマリア」号が通り過ぎる。



渡船が到着する天保山渡船場
対岸にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンの建物が見えている。



日本で一番低い山、天保山の三角点横にこんな看板が・・・
残念ながら発行所は日曜祝日のみのオープンでした。残念!





天保山渡船場横からの安治川風景
安治川の上流方向を描いています。右画面のカラフルなビル群はユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。中央の柱は安治川に架かる阪神高速湾岸線の支柱です。大阪港の河口なので川というよりまるで湾の中のようですね。



この絵は番外編です。
昨日、大津のパステル教室へ行ったとき時間待ちにスケッチしたものです。




大津市街の教会
後ろの山は大津と山科の境に横たわる音羽山です。東海自然歩道があり、何度か歩いています。

2008.4.22