京都市街の北西にある沢山
2004・2・3

 今日は2月3日節分の日だ。京都はあちこちの社寺で節分の行事がある。低山歩きをかねて壬生寺へ出かけるつもりで自宅を出る。登る山は山渓の分県ガイド「京都府の山」から、ファミリーで楽しめる滝と池と山というサブタイトルの「沢山(516m)」に決める。この山は低山だし、しかも京都市街から近いからね(^.^)・・・
登るコースは多くある。ガイドブックの案内では周山街道の菩提道からだが、京都駅に着いたとき周山行きJRバスは出たあと。1時間は待てないのでガイドブックに他のコースとして載っている源光庵前から行くコースに決める。北大路バスセンターからは約20分ほどで源光庵前(玄琢行き)に着く。ここは昨年6月、十三石山に登ったとき来ているので様子がわかっている。
・予定コース  :ピンク色のルート
・歩いたコース : みどり色
源光庵前バス停(東海自然歩道の道標がある)は突き当りの左側。歩き出してすぐのお寺の門(なまこ壁)が気に入りさっそくスケッチをする。
同じ通りで北山杉の磨き丸太をパチリ・・・
バス停から南へ200mにホテル然林房横の急坂を下り右折する。後方の山が沢山かな?
急坂を下って右折するとすぐ分岐がある。左折して東海自然歩道で尻坂・上ノ水峠へ向かう。直進(急坂を登る)する道は昨年歩いた十三石山方向です。このあとまた分岐のあるここは道なり直進。
11:52 バス停から10分ほどのところに東海自然歩道の道標がある。ガイドブックにはバス停から坂尻1時間とある。
川に沿った平坦な林道歩きが続く。
林道に沿ってところどころに北山杉の作業する建物がある。やがて林道は終わり急にか細い道なりどんどん進む植林帯の急坂になる。ここから迷いそうな場所だが、今まではなかったテープがあちこちに巻きつけてあり安心しする。
12:48 何の疑いもなく登りきったら雑木の尾根道にでる。登ってきた谷道は「吉兆谷」とある。この分岐には道標はない。1時間しか歩いていないのに鷹峯分岐だと思い込み(約2時間かかる)ガイドブックのルート図を参考に左へ行く。ところが1分も歩かないうちに沢山の道標があり、逆方向を示している(^_^;)。現在地点が理解できないまま引き返す。
13:13 少し下って登り返すと平らなピークに出た。ここには木に道標板があり、来た方向は桃山。青色のカンバンは沢山となっていたのでやっと位置が確認できました(^_^;)。かなりショートカットしたことになる。
13:30 ちょっぴり下り登り返して小広い沢山の山頂に着く。展望もないがここで小休止して昼食とする。頂上の逆方向には上ノ水峠への下山ルートもありました。
尾根道はつつじの林だ。狂い咲きのつつじの花が1輪咲いていました。
杉の植林地帯で写した年輪の写真です。中心部が色が濃くて年輪幅が広いんですね。年輪のことご存知の方教えてもらえませんか?
15:40 左の坂道から下ってきた。谷の林道の沢山への登山口
沢の池は一旦先ほどの分岐(ピーク)へ戻って降りる予定をしていましたが。頂上からすぐに右へ行く道が見つかり「沢ノ池」の案内が枝にあったのでその道を下る。ここも雑木林の中だが迷いそうなところにはテープがあり、迷わず一気に標高400mの沢池横の林道に飛び出しました。,
頂上から沢ノ池へ下山するとき正面に愛宕山が見えました。
雑木林の中から沢ノ池横の林道に飛び出した所です。
標高400mにあるグリーン色の水をたたえた沢ノ池
林道終点の小広場(右の写真)。 右端の杭みたいに見えるのは「京都一周とレール」の道標です。右に行けば高尾とありました。
左端の丸いカンバンの所を登るとすぐに分岐に出る。表示がないのでここが峠かどうか判断できず左の急坂を一登りしてみたら頂上へ行くとき通った分岐(ピーク)に出た。なんだ先ほどの分岐が仏栗峠(ほとぐりとおげ)なのか、ガイドブックのひと登り表現に惑わされてしまった。しかたなく戻って見晴台へ向かう。
 左: V字型に削られたゴツゴツした道の底を下る。
森林が開けてザラザラした岩場の見晴台にです。京都市街が一望できる。下山道は前方に見える白砂山の左側を巻くように下る。
左端の所を拡大しました。京都タワーがきれいに見えるよ(^.^)
住宅街を抜けると御室川に沿った周山街道(162号線)にでる。三宝寺のバス停についたがバスを待ちきれずに歩き出す(^_^;)。バス便も嵐電もJR利用者には役に立たないのでJR山陰線の花園駅まで歩きました。

 今回、予定したルートを歩けなかったのはガイドブックだけで判断したこと。1/25,000地形図を併せ持っていたらすぐに位置確認できたのに・・・反省点でした。