牛尾観音から千頭岳

2005・2・21


 低山ハイク日和、どこかへ出かけようと思っていたところ、ちょっとしたハプニングが発生、正午前の出発となってしまった。山溪のアルペンガイド「大阪周辺の山」の牛尾観音から千頭岳コース歩行時間(4時間40分)くらいならいけると思いJR山科駅で下車。(12:15)

 とりあえずガイドブックの出発点京阪四ノ宮駅町へ、10分弱で四ノ宮駅に着く。そこから右折してまっすぐ南へ。すぐに広い通りの三条通に出合う。交差点を横断してさらに直進する。





 三条通の交差点からは東に音羽山が大きく横たわって間近に見える。千頭岳は右方向になるが行者ヶ森(440m)が前に重なって見えない。

街中のルートはわかりづらいが、勘を頼りに適当に進み今度は左折して東へ、音羽山方面を目指して進む。国道1号線を横断、名神高速道路の下をくぐり



小山の住宅街の細いくねくねした道を進んだら道標があった。牛尾観音への道でることが確認できてほっとする(12:51)。




 すぐに白石神社がある。境内に大きな白石があることで社名の由来になっているらしいが、今日は時間がないので探検はあきらめ先を急ぐ。

 やがて家並みが途切れ木立の中へ、音羽川沿いの舗装路がつづく。杉の木に何かぶら下がっている。板切れに説明が書かれている・・・



 小山の山の神に奉られる大蛇の足で、毎年2月29日大蛇造りを行い神社近くの河原に納められるとある。とても足には見えないなあ・・・
 そういえばちょっと手前に太くて長い藁で作ったしめ縄のようなものが川岸に飾っていたのを思い出す。これがその大蛇なんだ。





 その先に「上醍醐・牛尾山ハイキングコース周遊案内図」と題した案内板があった。牛尾観音までにかえる岩、銚子の滝、音羽の滝、桜の馬場などが案内されている。


今日歩いたコースのGPS軌跡は植の地図をクリックすると見れますよ!



蛙岩(12:59)
言われてみるとなんとなく蛙に見えてくるよ!



牛尾観音手前の桜の馬場まで音羽川沿いにをこのような舗装路が続きます。



大師堂(13:15)

 この大師堂を過ぎるとちょっと勾配のきつい道になる。平日というのに他府県ナンバーの車が何台か往来する。牛尾観音へお参りする人なんだろう。
 お堂の中には小さな大日如来と弘法大師の石造が祀られていました。大師は牛尾山で修行を積まれたとある。


音羽川のせせらぎ



経岩:変哲もない塊だ・・・


銚子の滝



音羽の滝もそんなに大きくはない。



横石橋(13:36)
橋を渡ってすぐ左へ行く道があり、音羽山、仙丈ノ滝とある。


桜の馬場(13:46)

ここはキャンプサイトにもなっているようだ。林道はこの先通行止めになっている。コンクリート製の鳥居のようなものがあり、ここをくぐって進むと牛尾観音に通じている。



写真では緩やかに見えるが、実際はきつい勾配の木段が続く、この坂道を避けて右手に続く林道を選ぶ(^_^;)






やっと牛尾観音の境内に着く。
(13:57)

本堂(正面)の屋根はかなり荒れている。



右下へ下る道が、今登ってきた道。音羽山・千頭岳方面へは垣根と白壁の間を行き、壁の切れたところから山道にとりつく。




支尾根を二度ほど折り返して上って行くと音羽山への分岐がある。このまま直進するとすぐに東海自然歩道に出る。



東海自然歩道の出会う。
音羽山方面への道を写す。






パノラマ台(展望台)よりの眺め
中景、左から沖島・長命寺山と津田山・八幡山(近江八幡)
その遠景には白く雪をかぶった伊吹山と霊仙山が見える。
手前右下は瀬田川にかかる近江大橋。
本日唯一の展望だ・・・・
(14:51)
道標には「長等公園5.1km 音羽山0.9km 石山寺7.4km」とある。





千頭岳方面を写す。









 やっとのことで東千頭岳(600m)に到着
(15:48)。

 ここは展望がない、抜群の展望があるという西千頭岳(右方向)経由で醍醐へ下山するには時間不足、しかたなくここから引き返すことにする。左へ下る道は岩間山へのルートです。



先ほど通過した石山寺への分岐から石山方面へ下山する。(16:18)



山道から広場に飛び出すと、ここから林道になる。



音羽山方面を振り返り写す。やがて住宅街の道になる。








松尾芭蕉が3ヶ月間滞在した幻住庵を過ぎると石山寺に近くなる。
石山近くのバス停着(17:21)

あとはタイミングよく来たバスの飛び乗りあっという間に石山駅につきました。