・東海自然歩道で千頭岳へ
(せんずだけ 標高600m)
2016・2・11

  京阪石坂線の終点、石山寺駅で「京阪沿線ウオーキングまっぷ(浜大津・石山寺周辺偏)」をゲット、それに従ってとりあえずは音羽山を目指す。


 

京阪石山寺駅と乗ってきた電車
 

石柱のある幻住庵への道
 この石山寺駅(写真上左)の左側に東海自然歩道の道標がある。右方向は幻住庵1.8km、音羽山7.5km、逢坂山10.0km。左方向は石山寺0.8km、岩間山6.3kmとある。駅裏の道を少し行くと、「牛尾山観音」石柱がある。裏側に”天保十四”と刻んである。幻住庵へはここを左折して住宅街の急な道(写真上右)を登って行く。
 住宅街の急な坂道を登り切ると正面に石山高校が見えてくる。校舎の左側を回り込んで行くと車道に出る。この道を左へ、国分団地を目指す。右手に石の鳥居がある交差点で右折すると幻住庵(松尾芭蕉が約4ヶ月間隠棲した小庵)はすぐだ。


 

この石垣中ほどが近津尾神社入り口です。
幻住庵は高台の近津尾神社境内にあります。

 

幻住庵入り口の門
 この前立ち寄った時は山が荒れていて改修工事中で立ち入り禁止だったが、整備が終わったようだ。
 

幻住庵
 

近津尾神社の本殿

 

”ほらの前の礎石(通称へそ石)” 
 国分団地のバス停を過ぎたところの住宅の隅にある。この石は塔の心柱を支える礎石ではないかと言われている。奈良時代、この地周辺は、国昌寺や国分寺、淳仁天皇の保良の宮があった場所だが、そのどれにあたるかはわからない・・・もらったマップにも名記載されている。
 

 国分団地のはずれまで来ると千頭岳とそのなだらかな稜線が見えてくる。音羽山は右手稜線つづきにあるが、ほんの一部しか見えていない。



 

 住宅がなくなると千頭岳が正面に見えてくる。東海自然歩道の入口は黄色い看板の右手フェンスの中へ入って行きます。

 

道の両側にはやがて池がでてくる。正面奥に音羽山が見えています。その登るという若い男性があいさつして速足で追い越していく。かっこつけようと思っても、マイペースでしか歩けない(^^;)。
 

いつもブルーの水面の鳩ヶ池
手前にある新池と横の池は普通の水なのに不思議
 

11:05西山路傍休憩地(トイレあり)に着く。
ここから音羽山までは3kmとある。
 

11:18 林道終点
 

谷水の流れに沿った道がつづく。
 

やがて急な登りとなり稜線が近づいてくる。
 

11:40稜線に着く。
この稜線の道標には・・・
道標には「右」、長等公園5.8km、パノラマ台0.7km。
「左」、千頭岳、石山寺9.1km、 大平山を経て岩間寺6.8kmとある。
以前に一度千頭岳に登ったことがあるが、はっきりと頂上を確認していない。音羽山は何度も歩いている。概略地図も持っているので、千頭岳に行先変更しよう。



  

音羽山から千頭岳登山に切り替えて歩いたコースです。
「京阪沿線ウオーキングまっぷ(浜大津・石山寺周辺偏)2万5千図」
赤ラインは今日歩いたルートです。ゴールは石山寺を目指しました。


   
稜線は樹林帯の中、上の写真のようななが~い登り坂が千頭岳山頂まで続きます。



 

千頭岳への登山道から、左手に見えた滋賀県側の風景です。
眼下は石山市街、瀬田川に架かっている橋は近江大橋です。
後方、うっすらと白い冠雪した山頂が望めた伊吹山(左)と鈴鹿の霊仙山です。


 

12:20 千頭岳頂上に着く。
 この頂上は樹林の中で展望はない。先客はお弁当を食べているご同輩の男性が一人でした。話しかけてみるとこの方は、この先(写真前方)へ下って行った団地の方で、千頭岳のいろんな情報を教えてくれました。千頭岳の三角点はと聞くと、だいぶ前のことなのでよく覚えていないが、ここから右手へ下って行くと近くだったという。それを頼りに行ってみつことにしました。


12:30 三角点を探しに出発する。すぐの木に「東千頭岳600m」という小さな案内札がついている。方向がどちらを差しているのかよく分からない。地図には三角点と千頭岳しか乗っていない。まあいいか・・・、すぐこの先はきつい下り坂だ。この前痛めた左ひざに激痛が走る。諦めようかと思案していたら先ほどの男性が後を追ってき下ってきた。自分も三角点へ行くと言う、二人なら安心なので痛みを我慢して男性の後につづく。


 下りきったところから少し行くと、小さな札に三角点の道がメモしてある。それに従って右へへ登り返していく。展望が開けてきたが、どの方角か覚えていない。なかなか三角点にたどり着かない。同行の男性の記憶も怪しくなってきた。なかなか思い出せないようだ、



 

 道なりに登って行くが、見通しはよい画が三角点は見つからない。あきらめてもどることに・・・少し下りだしたところで木に巻いた赤テープが見つかる。ここが三角点への入り口だろう。雑木をかき分けて入って行くと鉄塔があり、三角点に到達しました。
 

千頭岳の三角点に到達。
 は送電線鉄塔の柵の凹んだとことにありました。先ほどこの鉄塔の反対側まで来ていたのに・・・。迷い道で25分もかかってしまったが見つけられてラッキーでした(^^)/。ちなみに、ここの表示には西千頭岳と書いてありました。

 さて、帰り道だがさっき下った急さkを千頭岳へ戻るのはぞっとするな。来るとき途中で出会った男性が醍醐山から来たというので、そちらへ行きたいが、地図も情報も持っていないので不安だ。同行した男性は音羽山へ向かうというので、また一緒に急坂をヒーヒーいいながら千頭岳の頂上まで戻ることにしました。 
 

 千頭岳頂上を過ぎると大きな反射板がある。ここからも東海自然歩道だ。大平山、岩間山への下山道も急坂だ、痛めた膝をかばいながらよちよち歩きで下り始める。
 

 登ってきた緩やかな稜線道と違い、こちらは急な下りがづづく。頂上にあった道標には、「岩間寺は5・5km」 「石山寺は7.8km」とあった、足が持つか心配だ。
 

きつくて長い下り道
少し展望が開け、方向が確認できて安心だ。
 

14:00 Y字型の分岐点に着く
右方向にはまたまた大きな反射板が・・・
 

ここにも大きな反射板がありました。
この方向に下ると岩間山への道のようだ。
分岐で道を左へ取り石山寺方面に下山しよう。
 

長い急な下り道から大きな堰堤横にでる。
やっとここからは緩やかな林道になる。
千頭岳から1時間半、疲れたなあ。
 

ゲートを越えると大平団地、まずは一安心だ。

 

 大平団地に入ったところからいま下ってきた大平山見る。千頭岳から大平山経由で一気に下る。きつかったなあ。


 

今日歩いた稜線を振り返る。
 右の鉄塔の後ろが音羽山、真ん中の山が登った千頭岳、そこから左の大平山を経由して下山してきました。けっこう歩いたんだなあ。


 

 やっと京滋バイパス横の瀬田川に着く。

 

15:30 ゴールの石山寺前バス停だ。
見えているのは琵琶湖対岸の比叡山です。
きつい下山道でしたが、なんとか足の痛みを我慢してゴールの石山寺前に無事到着。ホッ!(^^)/。 
千頭岳の頂上もわかったし、そこから三角点にもアプローチできて、きつかったけど良い山歩きができました。
しかし、こちらから登るのは急坂の連続で、しかも道がわかりにくいので単独登山はお勧めできません。