山本山から賎ガ岳はキノコ道
梅雨の晴れ間、湖北の古戦場の山を結ぶ・湖の辺(うみのべ)の道を縦走して
きました。
【日 時】1996年07月06日(土)
【山 名】山本山(324m)・賎ガ岳(422m)
【山 域】滋賀県湖北
【天 候】晴れ
【メンバー 】KEN単独
【コース】JR滋賀守山8:34−9:12米原−長浜10:04−河毛・・・山本山登山口(タクシー
\1,390)10:45〜11:10山本山頂上11:30〜13:03丸山三角点(361m)〜
13:35賎ガ岳14:05〜14:25国民宿舎余呉湖荘〜15:05JR余呉駅15:39−長浜−守山
参考ガイド:分県登山ガイド「滋賀県の山」(山渓)
(注)古いレポートで概略図がなかったので分かりやすくするため
2013年1月15日 追加添付しました。
電車の時間も調べず、晴天につられて出発しましたが、案の定登山口に着くの
に時間がかかってしまいました(^_^);。乗換え乗換えでやっと着いた河毛(かわ
け)
駅では1時間後しかバスはなくタクシーを呼ぶはめになりました。
ここからは近くに戦国の歴史が刻まれた浅井長政の小谷城(小谷山)があり、
タクシーが来なかったら小谷山にしようと待っていたら、電話してから5分ほど でやってきた。
山本バス停をちょっと入ったところに朝日神社があり、その左手に山本山登山口
の標識がありすぐわかる。小さな常楽寺を過ぎ忠魂碑をすぎると石段が終わり広い
山道となる。振り返ると琵琶湖の湖面に竹生島が見えた。30分ほどで山本山の頂上
に着く。今日は風がとても爽やかで夏の感じがしない。眼下には琵琶湖、遠方には
伊吹、鈴鹿山脈から比良までしばしその風景を満喫しながら早めの昼食タイムとする。
この山本山は陸上湖上を見渡す重要な位置にあり古くから山城が築かれていたらしい。
これより「湖の辺の道」という整備された従走路を北へ賎ガ岳に向かって歩く。
赤松が多いせいか道端には色とりどり、大小さまざまなキノコが沢山あった。大きい
のは直径20cmものグロテスクなやつがあった。
途中東西に横切る道に出会う、ガイドブックにはトンネルができるまで明治から
昭和37年まで村人の山越え道と標識にある。従走路より幅広の立派な道が保存され
ていた。
ここからは古墳群の横を歩く、ここにも歴史がある。大陸から若狭経由で近江へ文明
を伝えた渡来人がつくった?古保利古墳群129期があるとかかれていたが、小さな盛り
上がりがあるだけで知らないと通り過ぎてしまう。
車道(未舗装)を横切ってちょっと登るとアンテナがあり丸山三角点(四等)につく、
眺望はない。ここからは下りがつづく、左手には湖面が手に届きそうにところどころで
顔を出す。賎ガ岳の隋道を過ぎて少し登るとリフト終点についた。階段をひと登りする
と賎ガ岳の頂上だ。
眼下には余吾湖が広がる。
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賤ヶ岳頂上からの展望
尖ったピークが山本山です。
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(注)2005年10月の山歩きで撮った写真を追加添付しました。
頂上は360度の展望がきく。振り返ると山本山からの縦走してきた山並みが見え
けっこうな距離を歩いた感じがする。いままでほとんど人に出会わなかったがこの頂上
はリフトもあるせいかかなりの人が眺望を楽しんでいた。
北に余呉湖、行市山。南には伊吹や霊仙。南西には比良と琵琶湖を真ん中にしての
なかなかの眺望だ。
売店前の急な階段を下り、杉林の中をいっきに下山すると余呉湖の国民宿舎前に出た。
余呉湖は琵琶湖より湖面が49mも高いらしい。ここから紫陽花の咲く西岸沿いをある
いて(4km)対面にあるJR余呉駅についた。タッチの差で列車は出発(^_^);、が
ラッキーにも15時台は2本あり40分待ちで次の列車にのれた。
晴天と爽やかな風に恵まれた快適な低山ハイクでした。
大河ドラマ秀吉に影響されて長浜方面の散歩を思いつたKENでした。