大池寺の蓬莱庭園 
臨済宗妙心寺派 大池寺(龍護山・大池禪寺)
滋賀県甲賀市水口町名坂
(2005・6・9)


 
 この時期、何度も大池寺訪れているが案内チラシにあるようなサツキの見ごろにはタイミングが合っていませんでした。今回は6月12日ごろが見ごろと掲示板に青りんごさんが書き込んでくれたので、ちょっと早いが出かけてきました。


大池寺の正面


正面入り口の右側
 
 お寺の正面や横のお庭にはつつじが満開状態、期待をふくらませて受け付けのブザーを鳴らす。案内の僧が出迎え庫裏に案内される。拝観料400円を払い蓬莱庭園の案内書をもらい、寺と庭についての5分くらいのガイドビデオを見せてもらう。
 案内書にはきれいな庭園のサツキの刈り込みの写真が載っている。さっそく庭の開花状況を聞くと今年は例年より少し遅いとのこと。また庭園のサツキは新種(お寺の前庭に咲いていたツツジ)と違い一斉に満開状態にはならないと話してくれました。情報どおり今週末から来週にかけてが見ごろのようです。



庫裏横の庭には樹齢数百年の開山臥龍の松が太い幹をくねらせ横たわっている。



書院から眺める
大刈り込み観賞式枯山水庭園
 
この蓬莱庭園は江戸初期寛永年間の小堀遠州作と伝えられています。
白砂を水面にたとえ、書院前面に宝船を浮かべ七福神を配しているそうです。それを囲むように波打った大波小波を刈り込みであらわしています。




書院から
 誰もいない書院は爽やかな微風が吹き抜けて気持ちがいい。ゆっくりした時間の流れを楽しみながら蓬莱庭園をスケッチさせてもらいました。
スケッチがだいたいできたころでよかったが、観光バスの団体客がなだれ込んできて書院を占拠する。これで静寂が打ち破られてしまい早々に退散しました。

閑雅静寂、茶人の好む庭園とあるのにこれではね(ーー;)・・・