今日もミニスケッチブック持って京都・奈良へ
2007・12・5



 今日は夕方からOB仲間の食事会が奈良駅ビルのレストランでである。ちょうど絵友達の個展が京都・五条大宮でやっているので見に行くことにする。今朝の滋賀も冷え込んでいたが、今日の京都は風もあり寒さがこたえる。それでも負けじといつもの如く歩くことにする。駅案内所で地図をもらって七条口に出る。京都タワーがいつものように目に入る、何となく描いてみたくなりスケッチする。




地下商店街のポルタ入口からスケッチ




 京都駅から塩小路通りを西へ、すぐに大きな堀川通りに突き当たる。ここを右折して西本願寺で七条通りで再び西へ。ぎてやがて大宮通りに着く。ここで右折して大宮通りを行く予定だったが、急に梅小路蒸気機関車館が近くにあるのを思い出して立ち寄ってみることにしました。

梅小路蒸気機関車館は・・・

 1972年(昭和47)に日本の鉄道開業100周年を記念し、貴重な交通文化財である蒸気機関車を、末永く後世に伝えるために博物館として誕生しました。展示されているSLは大正・昭和の代表的な16形式を展示しています。



旧二条駅が正面入り口になっている。

 日本最古の木道駅舎で当時私鉄であった京都鉄道株式会社が1904(明治37)年に、本社の社屋を兼ねて建設された。



SLの代表格のD51(愛称はデゴイチ)です。

 主に貨物輸送のために用いられ、1形式として最も量産された日本を代表する蒸気機関車で、総生産両数は1,115両でした。



SLがダイナミックに向きを変える転車台と扇型車庫



お召列車の”菊の御紋”が光っている。



SL機関車の運転台
 窓は小さく前方は見えにくいし、運転手の座席まわりはとても狭い。





国産SLの最初の形式が9600でした。

 展示館の各機関車にはこのように説明板がある。どのSLも愛称がついているが、どれも数字をそのまま読んでいるだけでした(^_^;)。




転車台と蒸気機関車展示館になっている扇型車庫
右手にあるのはB200という型番の着いた小型のSL



C22蒸気機関車・SLの花形・特急つばめ号のマークが入っている。




 時間があればもっとスケッチしたかったが先を急ぐことにする。大宮通りまで戻って北へ向かう。絵友達の個展をしている京都○○信金大宮支店はすぐわかる。親切な行員さんと感じの良いお店でポルトガルのスケッチを見せてもらって、JR二条駅へ。ここから京都駅で乗り換え都路快速で奈良へ・・・・

 JR奈良駅から奈良公園へメインストリートの三条通りを東へ。途中で花を買って○○寺にあるお墓に参ってから奈良散策する。奈良公園は故郷、子供の頃よく遊んで土地勘はある。猿沢池のちょっと手前に細い路地がある。ここが元林院町です。古い建屋のあるこの路地で一枚スケッチをする。


狭い路地に、昔からの町家が・・・

 ここは元林院(がんりいん)といって奈良町の一角で歴史も古い。この元林院町は花街だったらしい。明治初年から始まり、大正、昭和初期にかけて花町として最盛期でした。この左手の建物は「まんぎょく」さんというお店です。昔は「萬玉楼」という置屋だったそうです。主建屋が江戸時代中期の町屋・明治初期の町屋・大正の数寄屋造りと三軒つながっています。




しばらく奈良公園を散歩して、奈良県文化会館で開催されている間瀬謹平遺作と一族展を見に行く。たくさんの懐かしい奈良公園の風景画を満喫しました。午後5時、まだ少し時間があるので奈良女子大の建物をスケッチに行く。日が暮れるのは早い夕焼けを背に薄暗くなった旧本館を描く。




奈良女子高等師範学校旧本館(現奈良女子大)

 奈良女子大学は、1908(明治41)年に女子教員の養成を目的として設置された奈良女子高等師範学校をその前身としています。この建物は平成6年12月に歴史的建造物として国の重要文化財の指定を受けた記念館(奈良女子高等師範学校旧本館)です。

夕闇が迫って見えなくなってきて乱暴なタッチになってしまった。さあ次は久々のOBたちとの食事&飲み会だ(^_^;)