将軍塚清龍殿の青不動御開帳を拝観
2014・11・11

 今日は絵友達が出展している展覧会と個展を見るために京都に出かけました。市美術館の「行動展」と「京都水彩展」を見てから、烏丸四条まで行って駅近くのギャラリー「リトルハウス」へ、それから綾小路通の「ギャラリー武」とギャラリーのはしごをする予定です。まずは京都市美術館を訪問するためにJR山科駅から地下鉄に乗り換えて東山駅へ。




 地下鉄東山駅より、いつも通る白川沿いの道で京都市美術館へ向かう。


美術館正面の紅葉が目に鮮やかだ。

 絵仲間との待ち合わせにはまだ時間がある。スケッチして時間つぶしをしようと
美術館の裏側へ回ってみる。



池に映る美術館ともみじが綺麗なので描き出したが、
A4スケッチブックには入りきらず構図取りの失敗となりました(^^;)。

 それでも待ち合わせの時間までにまだ30分ほどある。先に知人の画家さんが出品している”行動展”を見ることにしました。2階の会場へ行くとラッキーなことに招待状をいただいた画家さんが迎えてくれました。そのあと1階に下りて第32回「京都水彩展」の会場に入る。なんとこの展覧会には顔見知りの多くの方々が入選されていてびっくりする。その中の何人かは入賞されていました。皆さん頑張っているのだなあ、私のように気の向くまま気楽なスケッチばかりで自己満足しているのとは大違いだ。そのあと絵仲間と会い、次の個展会場へ向かいました。烏丸四条駅近くの二軒のギャラリーをはしごをしました。その後、食事をした後、鴨川へスケッチをしに行こうということになりました。



鴨川風景-1



 

鴨川風景-2
 鴨川でスケッチをした後、さらに丸山公園まで行こうということになり足をのばしました。スケッチポイントを探しながら散策していましたが、ふと先日のTV放映「青蓮院門跡の青不動復元模写公開」を思い出しました。急に見に行きたくなって絵を描きだしている仲間に別れをつげて私一人東山に登りました。



15:00 坂本竜馬と中岡慎太郎の銅像をすぎて・・・ 
 

大谷祖廟北門前を左へ。
 

適当に方向づけして登って行くと
将軍塚道の道標がある道に出会う。
 

入って行くとしっかりした登山道がつづいている。
この道は何度か歩いている道でした。
 

 15:25 そろそろ薄暗くなってきた。日暮れが早いので急ごう。鬱蒼とした木々の中は暗くなると危険だ。そろそろ頂上が近づいてきたころ年配の方が何人か下ってくる。
 

登山道にあるお地蔵さん
 

15:35 やっと将軍塚に着く。
 

山門を入るといきなり紅葉が現れる。
 

正面のお堂で入場券を購入して・・・
 

入場券と一緒にもらった青蓮院門跡の青不動ご開帳のチラシ
白木の香りがしてくるような真新しいお堂内で復元された青不動図に手を合わせる。
その後こちらも新装建築された本堂の後ろ側の大舞台へ向かう。
 

本堂後ろにある大舞台
 京都市街が間近に展望できる大舞台だ。清水寺の舞台どころではない高い位置にあり、すごい広さだ。TVニュースでも見ていたが、ちょっと圧倒される広さに驚きました。
 

 その後、従来からある鉄筋性の展望所へも登ってみる。これはそこからの見える将軍塚(手前の芝生)と本堂、さらに大舞台、比叡山が望める。

  山頂の「将軍塚清龍殿(青不動御開帳)」を拝観してきました。お寺の庭園の紅葉も見頃、真新しい大舞台から眺める京の街も絶景でした。中央奥の山は比叡山です。
 

庭園を散策する人たち
市街地、左手に鴨川と高野川が合流する出町柳が見える。
 

右手前には南禅寺が見えている。
後方、右に高くそびえているのは比叡山です。
ちょっと遠方は霞んでいるが、眺めは最高でした(^O^)/
汗を描いて登ってきた甲斐がありました。
 

京都市街の展望
 町中は何処が何処だか私にはわからないが、低山歩きの愛好家としては山並みはよくわかります。後方中央の大きな山は愛宕山です。頂上に三角形の突起があるのが特徴なので、どこからでも判別できます。
 

紅葉の庭園を散策する観光客
(展望台から)
 
 
庭園内にはこんな石庭がありました。
 

東屋で紅葉見物しながら一休みもできます。
16:00  さあ、日が暮れないうちに下山しよう。
後で思い出したが青蓮院と将軍塚間にはシャトルバスがありました(^^;)。
 

 帰り道は登ってきた丸山公園道(直進)から右へ別れ、三条通りに面している粟田口への道をとる。この道は京都トレイルコース、何度か歩いているので暗くなってきても不安はない。
 

 下山途中にはこのような京都トレイルの道標が阿ちことにあるので迷うことはありません。左:青蓮院 右粟田口とある。ここで今回初めて歩く青蓮院道を下ってみることにしました。
 

青蓮院への下山道は最近開発された道のようだ。
 

 真ん中の杉木立の間に八坂の塔(五重塔)が見えてくる。残念ながら携帯付属のデジカメでははっきり映らない。


尊勝院の境内に着く。  
 何処で道を間違えたのか、いつの間にか粟田口への道に入っていました。
 

尊勝院境内からの展望
 中央右に平安神宮の赤い大鳥居が、その横に京都市美術館が見えている。今日の出発点に戻ってきました。
 

粟田神社を経由して三条通りへ出る。
 

16:40 地下鉄東西線の蹴上駅に着く。
 今日は絵友達の美術館、ギャラリー訪問と盛りだくさんの計画だったのに、そのた後、スケッチもできたし、思いがけず「将軍塚」の青蓮院門跡の”青不動さん”にもあえて素晴らしい京都散策の一日でした。何度も京都トレイルの東山コースは歩いていますが、将軍塚を拝観したのは今回が初めてでした。