日本最古の文化芸能のまつり
春日若宮おん祭り
 春日大社の摂社、若宮神社の祭礼で毎年12月15日〜18日まで行われている。その起源は860余年、当時全国的な洪水飢餓を憂えた時の関白藤原忠通公が若宮神を春日野の仮御殿にお遷しして数々の芸能を奉納し、丁重におまつりしたら雨は止み作物豊穣となったので、以来毎年行うようになったと伝えられている。

 芸能は日本古来の神楽・東遊(あづまあそび)・和舞(やまとまい)などをはじめアジア大陸、朝鮮半島より伝来した舞楽などが継承されている。また中世民間におこった田楽・細男(せいのお)・猿楽など珍しい芸能も比較的正しい形で継承されており、生きた芸能博物館といえる。
・・・・・2001年12月17日当日JRなら駅でもらった案内資料より転載・・・・・
子供のころ奈良公園近くに住んでいたので、よくおん祭りの時代行列や沢山の露店を楽しんだことを思い出し見物してきました。
京都からやまと路快速で約40分でJR奈良駅に着く。
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奈良駅からつづくメイン通り(三条通り)は沢山の人と露店で賑やかだ。この道を直進すると春日大社の参道になる。20分ほどで猿沢の池に着く。奈良公園の入り口だ、ここは南都六大寺興福寺の境内だ。子供のころよく遊んだ南円堂や文珠堂、五重塔の前では時代行列の準備で練習をしていた。


春日大社の二の鳥居:ここから本殿はすぐだ。
本殿前を石灯籠の列に沿って右へ行けば祭りの主役若宮の社がある。
春日参道から公園内を右に行けばこの浮御堂にでる。
メインイベントお渡式
スタートは奈良県庁前(この写真の正面の建物)
お渡り式道順は県庁前から西へ向かい近鉄奈良駅からJRなら駅へ、そこから三条通りを東へ一の鳥居をすぎたらお旅所だ。ここがお渡り式のゴールです(約2時間くらい)。
お旅所前の参道では武者姿の競馬や稚児流鏑馬(ちごやぶさめ)これはとても可愛かったよ!
静かな行列の中でひときわ目立つのが威勢のよい掛け声とともに毛槍交換のパーフォマンスをする大名行列だ。
  午後3時半ころよりお旅所で祭りの儀式が神官により厳かに行なわれる。

次に巫女さんの神楽、それに続いて田楽や猿楽等の芸能があり午後11時ころに終了する。
4時過ぎて非常に冷え込んできてとても珍しい芸能まではもたない・・・・残念ながらお神楽みたところで引き上げました。

そう言えば、おん祭りはいつも雪が降ってとても寒いという強い印象が子供のころの思い出です。