寺田みのる先生と行く
台湾南部おもしろスケッチ4日間
2018年1月16日~19日
2日目(1月17日)安平老街
午前の部
 さあ、今日のスケッチポイントは台南市の中心街から西へ、バスで約20分弱の安平地区です。安平は台湾で最も早く開かれた地区で、昔の雰囲気が色濃く残るエリアだそうです。オランダ統治の中心でした。


 台南運河に沿って安平地区へ入って行く。運河沿いにはこんな立派な高層ビルが立ち並んで、運河サイドもきれいに整備されている。レジャーボートやヨットなどが係留されていて古都のイメージがないなあ。ちなみに、安平運河(台南運河)は日本統治時代の1922(大正11年)~26年に作られたそうです。


  

安平のエリアマップ
運河のに架かる安億橋左は安平港で、すぐ海(マップ左端)になります。
 昨夜夕食をした周氏蝦捲 (老店)はマップ右端の望月橋のそばに書き込まれています。今日の午後は安平地区の中心にある「安平古堡(あんぺいこほう)」と「延平街」の予定です。


寺田先生の説明の後解散、それぞれ描きたいスケッチポイント探しに行く。
私はこの場所で、まず小さなスケッチブックに一枚描きました。 



係留されている沢山の船と承天橋を入れて台南運河風景を描きました。



描いていると、寺田先生がもう少し先に絵になる所があるよと声をかけてくれました。
行ってみると、そこには沢山の漁船が係留されている桟橋でした。



なにか日本の漁港とよく似ている。


二枚描き終わってから、今度は河川敷の公園エリアに目を移す。
そこには大きなガジュマルの木が・・・。三枚目は大きめの用紙を拡げて描きました。



ガジュマルの大木の向こうに安平地区の街並みが見えて気に入った絵となりました。



さあ、今度は安平地区の中心街へ散策に行こう。
 

弘済宮
 公園から大通りにでると、通りの向こう側にこの寺院が目に入る。とりあえず写真だけ撮って先に進む。
 

左の弘済宮からこんな路地へ入って行く。
スケッチしてみたいような構図だがパスする。
 

  歩いて行くと、またまたこんな寺院がある。狛犬が気になったので、階段を上がって見に行く。
 

 お堂の前にあったのは、こんな狛犬でした。御神体は?と本堂に入ってみると・・・。
 

 なんと本堂に祀ってあったのは極彩色のこんな船でした。今まで何度も見てきた道教寺院とは大違いにビックリ(@_@)
 

 本堂からベランダにでると、通りにまたまた寺院が見える。町中に、こんなこじんまりした寺院がいっぱいある(@_@)。


小さな寺院はもう見飽きたので、”安平旧市街めぐり”に紹介されている「安平開合天后宮」を見に行こう。 
 

 通りを歩いていると、このお店のお姉さんが、せんべいのサンプルを食べろと声をかけてくる。あっさりした日本の味みたいで食べやすかったので一袋買いました。値段は100元(400円)だったかな…。スケッチ仲間も美味しいと言ってくれましたよ。
 

 この通りからすぐに安平開合天后宮のきらびやかな大門が見えてきました。



安平開台天后宮の大門
  安平旧市街めぐりのパンフレットには
「台湾では媽祖と開台聖王寧成功は主な信仰対象になります。関節が動ける仏像、石の将軍及び戦争中に299回鳴り続ける「響爻」による災いの回避などの伝説は一見の価値があります。」とあるが・・・。知識を持ち合わせてなくてよく分からず。ここでも絵も描かず、写真を撮っただけでパスしました(^^;)。


   
※ 「媽祖」と「鄭成功」については  まったく知識がなくて、帰宅してからネットで検索しました。

  
 ・媽祖(まそ)は、航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神。尊号としては、則天武后と同じ天后が付せられ、もっとも地位の高い神ともされる。その他には天妃、天上聖母、娘媽がある。
            (ウイキペディア フリー百科事典

 ・鄭成功:ていせいこう(1624~1662) 中国,明朝復興運動の中心人物。鄭芝竜と日本人田川氏の娘の間に,平戸に生まれる。明の滅亡後も清に降伏せず,台湾を根拠地として清軍に反抗した。南明の唐王から明室の姓である朱姓をあたえられたので国姓爺(こくせんや)と称する。近松門左衛門の「国性爺合戦」の和藤内のモデル。(大辞林 第三版より)
 現在の台湾では開台聖王、「開拓の祖神」として讃えられ、生活の安泰や裕福を願う人々に祀られている。


 
 


安平開台天后宮
 一見の価値があるとパンフレットにありましたが・・・。まったく知識を持ち合わせていないのでよく分からず。ここでも絵も描かず、写真を撮っただけでパスしました(^^;)。


次は午後からツアーでお訪れる予定の「安平古堡(あんぺいこほう)」へ偵察に行きました。




安平古堡

 ここは一級古跡、台湾に最初の洋風のお城、旧称「台湾城」または「紅毛城」で終戦後、「安平古堡」に改められました。お城の遺跡、レンガ作りの台。陳列館、展望タワーと城壁遺跡公園などが保存され、見れるようになっています。 昼食に行く時間が迫ってきたので集合場所へ大急ぎで戻りました。



※ページが大きくなるので午前の部として、ここで終了します。
つづきをお楽しみください。