寺田みのる先生と行く
台湾南部おもしろスケッチ4日間
2018年1月16日~19日
1月18日(水) 3日目午後の部
 今日の 午後の予定は台南市郊外の「鳥山頭(ウーサントウ)ダム」です。そこの烏山頭ホリデー会館で昼食。鳥山頭ダムは台湾でもっとも尊敬されている日本人「八田與一(はったよいち)技師」が1930年に完成させたダム。その公園にある銅像を見てから、農村風景を描きに行く予定です。




 烏山頭ダムと農村風景のスケッチを描く場所「菁寮」を略図に記しました。
11:30 午前中の「延平郡王祀」でのスケッチを終わって、バスで市街地を走って台南公園へ向かう。



今朝散歩した台南公園

 この台南公園から東へ、台鉄の線路をくぐって東側の市街地を抜けて郊外へ。果物畑などがある広大な平野を走る。烏山頭水庫(ダム)へはまだまだ距離があるということで3号高速道にはいる。


台南市街地から1時間半くらいかかっただろうか、やっと烏山頭ホリデー会館に着く。
ここではスケッチタイムはなく、すぐに会館での昼食となる。
昼食後、八田與一技師の銅像だけを見て、すぐに農村風景が描けるという場所へバスで出発しました。

          烏山頭(ウーサントウ)ダムは台湾最大級のダム
  嘉南平野の農業灌漑を主目的として建設された烏山頭ダムは1920年から1930年の10年間で完成。上空からは緑の珊瑚のように見えるため、ダム湖は「珊瑚漂」と呼ばれている。農地面積9万ヘクタールの嘉南平野は、このダムの建設による灌漑で、台湾最大級の穀倉地になりました。



銅像
八田與一(はったよいち)技師
 
烏山頭水庫ダム湖
 昼食をとった烏山頭ホリデー会館のそばから見えたダム湖です。
案内図によると見えている建物は取水口だろう。 
    日本の水利技術者。日本統治時代の台湾で、農業水利事業に大きな貢献をした人物として知られる。



烏山頭水庫から約1時間で、スケッチポイントに着きました。
バスを降りて町を散策して、はじめてここが「菁寮」という所と知りました。
※帰宅してからネットで「菁寮老街」は台南市の北東部、米どころ「後壁」にある・・と知りました。
菁寮老街
  バスを降りた場所は町の中心、農村というより、観光地という雰囲気でした。
 

道路もきれいだ・・・


 

稲稲来というお店なのか?
 入ってみたけど誰もいなくよく分からない。入り口には「米麺包米饅頭」 まんじゅう? 「純米製作」 お米屋さん? 
  さあ町を散策してスケッチポイントを探そう


こんな道案内図がありましたが・・・・
文字が読めない。


「菁寮の里」
Jinglio Village
のカンバンがある。
 
煉瓦造りの家屋が並ぶ町並み、台南で初めて見る建物と風景だ。

 ※旅に行く前農村風景を描くところにも行くとスケジュールにありましたが、台湾の農村建築については何もチェックしていませんでした。現地で偶然に撮っていた家(右上の写真)が、台湾の伝統的な住居「三合院」という建築スタイルと帰国後調べて知りました。建物は”コの字型”に建てられている。正面の部屋は神様や祖先を祭る祭壇があるそうです。その部屋はお客さんを迎える部屋にもなっている。






ちょっと朽ちたレンガ造りの屋敷
一枚目のスケッチ、商店が並んでいた一角から離れると、こんな建物があちこちにある。
歩いている人や車はあまり通らないので、道に座り込んでゆっくりスケッチできました。


   
  やはりここは農村エリアなのだろう。
畑と「農用」と書かれたこんなクラシックな三輪トラックがありました。
   
レンガ作りの民家が並んでいる中に、右上写真の「洋館風の立派な建物」がありました。
今は使われていないようだ。

※日本に帰ってからネットで調べたら、この建物は
”この辺が誇る豪邸の中の豪邸「黃家古厝」”と判りました。

菁寮団仔店でもらったMAPには「菁寮黄家古厝」と記してありました。





この建物は右上の写真の建物の裏側だったと思います。



 

出発時間が迫ってきたので町の中心へ戻る。
写真のような面白いデザインの建物(後壁區農會)もありましたその隣にコンビニの「7イレブン」も見えています。

 

菁寮団仔店
 派手な色の帽子などが並ぶ土産物店だろうか、店頭でせんべいも焼いている。試食を勧められて食べてみたら、あっさり味で美味しかったので一袋買ってしまいました。