寺田みのる先生と行く
台湾南部おもしろスケッチ4日間
2018年1月16日~19日
1月19日(金) 4日目 朝散歩-3
 あっという間に今日で「台湾スケッチ旅」の最終日となりました。今朝も早朝散歩を楽しもう。このスケッチツアーで訪問しない箇所で、ガイドブックお薦めの「全臺祀典大天后宮(ダァティエンホウゴン)」と「祀典武廟(スィディエンウーミャオ)」とホテルでもらったマップに載っていた「呉園(ウーユエン)」へ行こう。今朝も午前6時過ぎにホテルを出る。まだ薄暗いが、街には灯りがいっぱい。




 一番目は昨夜も通った赤嵌楼(チィカンロウ)の傍にある「祀典武廟」と「大天后宮」を目指す。その後、ちょっと離れた場所にある呉園へ行く予定です。


ホテルから十数分で祀典武廟に着きました。
毎朝散歩で台南市街の道はだいぶ分かってきた。
             ・祀典武廟(スィディエンウーミャオ)
 ここは大関帝廟と呼ばれる、台湾関帝廟の総本山で17世紀半ばに創建したとされる。台湾でも保存状態がよい壮麗な古廟ひとつです。恩主公(関羽)のほか月下老人(台湾の縁結びの神様)も祀られている。


ここでも、早朝から明かりがついていて、お参りできる。
次の訪問先はこの廟から左へ、路地を入って行くと・・・


こんな建物が見える。大天后宮のはずだが
足場が取り付けている。工事中なのかな。





祀典武廟から入ってきた路地
雰囲気があっていいなあ。さっそくスケッチブックにラフスケッチ、色付けもあっさりとする。
時間がないので帰ってから仕上げました。


 

路地を抜けると全臺祀典大天后宮、立派な正門があった。
写真左端の明かりのついているお店は肉屋さんだろう。
こんな早朝からおばさんがお肉を加工している。
お廟のすぐ傍にあるのが台湾らしいというのだろうか。
  

大天后宮内部、もうお参りしている人、廟内を掃除している人がいる。

            大天后宮(ダァティエンホウゴン)
 もともとは明朝王族の末裔、寧晴王朱術桂の府邸で、鄭氏政権崩壊後、媽祖廟に改造された。台南大媽祖廟とも呼ばれる。こちらも月下老人が祀られている。

※媽祖(まそ)は、航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神。



さあ、次は三番目の訪問先の「呉園(ウーユエン)」だ。
大天后宮を後にして表通りへ。民族路二段の大通りを東へ。
呉園はちょっと離れたところにある。
   
 マップには公園路の交差点を右折(南へ)すると左手にあるはずだが、見当たらない。大通りに面していなく、細い道に入って行くとありました。ビルの谷間にそれらしい建物がありました。

 

呉園(ウーユエン)
 台南の大商人、呉尚新が清代末期に建設した庭園で、現在は都会のオアシスになっているという。庭園には池や亭台、築山や日本統治時代の料亭「柳屋」が再現されています。早朝散歩する人がよってきて、いろいろこの庭について話しているようだが、中国語は全くわからない。他にジョギングしている人もいましたよ。

台南公会堂

 呉園の表側にあるこの建物は、「台南公会堂」でした。芸文活動に使われるほか、呉園の歴史に関する展示があるそうですが、早朝で開館していないため見学はしていません。

   
  後は早朝の街を散策しながらホテルへ・・・
   


立派なこの建物は台南の小学校だ。
門には「台南市立人國民小學」という文字がありました。


午前8時前に富信大飯店に帰り着きました。
バイキングの朝食を済ませて荷造りして玄関前へ集合。
今日は台南スケッチツアーの最終日です。午前中はレトロな建物が残る細い路地「神農街」でスケッチです。
昼食の後、地元の人に人気のお茶店へ立ち寄る。
その後、日本人(林方一)が創業した百貨店「林百貨」でショッピング。
台南空港発の中華航空で関空へ帰国です。