新緑の太神山
(たなかみやま 標高600m)
湖南アルプス
2014・4・22
 桜も終わって、いよいよ新緑の季節を迎えました。そこで近場の湖南アルプスへ新緑を訪ねて歩いてきました。JR石山駅前からアルプス登山口行きバスのる。30分ほどで登山口に着く。案内板で太神山へのルートを確認して出発する。




 湖南アルプス登山入口に架かる小さな橋の道。太神山への道に沿って流れる天神川です。雨が降って水量が増すとこの道は川の中になって歩けません。


 迎不動の少し先にある登山口分岐までは、こんな舗装路が続きます。新緑いっぱいで気持ちよかったです。

 
 
アルプス登山口バス停にある案内板から切り取った今日歩いたコース部分です。
不動寺への道は東海自然歩道にもなっています。
 

堰堤でできた天神川の広い砂地とミツバツツジ
 

迎不動の祠です。
 登山口から迎不動の少し先の登山口分岐まではまでは約1時間の舗装路歩きとなります。その中間に笹間ヶ岳(433m)への分岐があります。ここで10人くらいの大津警察署員に出会う。被害状況の調査で来ているという。荒れていてかなりの倒木などがあるので注意して行ってくださいとアドバイスしてくれました。昨年夏の台風被害(崖崩れや大量の土砂流出など)は滋賀の低山でもあちこちで出会っている。今日のコースは太神山から矢筈が岳、笹間ケ岳へと歩いてアルプス登山口へ戻る予定だが、状況によって変更することになりそうだ。
 
 

迎不動を過ぎて舗装路を行く
是から登っていく山です。
 

ここで舗装路と別れ右の山道へ入って行きます。
道標には太神山不動寺2.2kmとある。
 


 登りだしの道は少し荒れている。湖南アルプスの特徴である地肌が露出しています。



少し高度があがったところに展望がある。

 



遠くに滋賀県境の山、千頭岳から音羽山が望める。
この写真は右上の場所より少し上からです。
アルプス登山口からこの山間を歩いてきました。
 
 

地蔵堂
不動寺の参道らしい雰囲気でしょう。
途中には町石もあります。


歩きやすい山道がつづく
 

 

少し登りが・・・・



泣き不動に着きました。
 
 


分岐道
 泣き不動から少し行くと矢筈ケ岳への分岐がある。本願谷付近は通行できないとある。矢筈ケ岳へは行けると小さな字で誰かが書いている。帰りはここから矢筈ケ岳へ回るつもりだったが、詳しい地図を持っていないので、今回はパスして同じ道を戻ろうと決める。
 


 お地蔵さんが迎えてくれる不動寺手間への分岐に着く。東海自然歩道は左へと下っていくことになる。不動寺は道なりに右へ行く。



 

不動寺境内への入り口
二つの石像がちょっとこわい
 


不動寺の門


 


不動寺本堂
不動寺本堂は急な石段を登ったとこころにある。巨大な花崗岩の上に建っています。巨岩が本堂におぶさったようになっている。この本堂奥が太神山の頂上です。
 

清水の舞台のような造りですね。
  
不動寺本堂
(重要文化財)
不動寺は智証大師円珍の創建と伝え、天台寺門宗に属する。田上不動の呼び名で親しまれ本尊に不動明王をまつる。 現在の本堂は室町時代前期に建てられた。形式は正面三間、奥行三間の背後に一間の仏間が岩屋内の造られた懸造(かけづくり)の建物。本堂屋根は寄棟造りの檜皮葺。正面の礼堂、玄関は後世に附加されたものである。小規模な本堂であるが、作りがよく数少ない舞台造りの特色を持った貴重な建物である。
(滋賀県教育委員会の説明板より)
 

太神山頂上
太神山の奥伝だろうか、その手前の三角点を前にして記念スナップを撮りました。
 



堂山
(どうやま)

スケッチブックをもっていかなかったので現地で描けず、
帰宅して、バス停から撮った写真をもとに描きました。