天満界隈を散策(大阪市内)
日本一長い商店街(天神橋筋商店街)があるというので訪ねてみました。
2007・10・18



 今日は大坂梅田の空中庭園(梅田スカイビル40階)でグループ会社のOB会合同展(第1回積美展)の準備で午後3時に大阪へ行くことになっている。そこでそれまでの時間を有効に使おうと行き先を考える。ちょうど手元にあったJR発行の駅からはじまるハイキング番外編「ぶらり大阪まち歩き」の中から大阪駅に近いコースでちょっと興味をひいた「日本一長い商店街のある天満界隈(てんま)を散策」に決める。
 大阪駅から環状線外回りで一つ目の天満駅で下車。環状線は何度も乗っているが、天満駅で下りるのははじめてだ。コースどおりに歩くと時間が不足するので、興味のある落語の定席「天満天神繁盛亭(てんまてんじんはんじょうてい)」と甦った近代建築「フジハラビル」を目指して、天神橋筋商店街を南へ歩くことにしました。


 にぎやかな飾りや看板の天神橋筋商店街。最近はどこの商店街も人影が少ないというのに、この商店街は大勢の人たちでにぎわっていました。さすが食い倒れといわれる大阪、喫茶店、寿司屋、各種のレストラン、うどんそばや、弁当の販売といたるところにある(@_@;)。




コースどうりにいったん商店街から大通りを渡って扇町公園に入る。




関西テレビ放送の奇抜な建物が扇町公園の一角を占領していました。



コースは扇町公園を斜めに横断して町中へ入る。


堀川戎神社(ほりかわえびす)

 「北の堀川、南の今宮」として知られるキタのえべっさんです。十日戎には数十万人が参拝に押し寄せると聞くが、町中の狭い境内はきっと身動きがつかないだろう。


成正寺(じょうしょうじ)

大塩の乱(1837年)で名高い大塩家の菩提寺。大塩平八郎は天保飢饉のとき庶民の窮状を見かねて挙兵したが、事ならずして自刃した・・・・




ふたたび賑やかな天神橋筋商店街に入る。ちょうど昼時、お店があまりにも沢山あるのでどこにしようか迷ってしまう。やがて大通りににでる。横断すると天神橋2丁目の商店街になる。



大きな人形のディスプレイが迎えてくれる。




商店街を入って一つ目の道を左折して天満天神繁盛亭を見に行く。



関西落語のメッカ・天満天神繁盛亭

お昼の開演待ちに行列が・・・すごい人気なのだ(@_@;)。
この行列の後は大阪天満宮の境内でした。
この繁盛亭は誕生(平成18年9月)してちょうど一年とまだ新しい。ここは往時に8軒の寄席や芝居小屋があった場所。300年の歴史があるそうだ。




次は繁盛亭に隣接する大阪天満宮の裏門から境内に入る。



正門


本殿

大阪天満宮
菅原道真公を主祭神とし、大坂の人々から「天満の天神さん」と親しまれている。949年の創建以降、この一帯は「天神の森」と呼ばれるようになり、南森町の地名の由来にもなっている。





 今日の目的地の一つ、フジハラビルは天神橋筋商店街のの南端、大川(旧淀川)に架かる天神橋の手前にありました。




フジハラビルの外観




クラシックなアーチ形のエントランス、内部のいたるところにアート作品が・・・

フジハラビル

 大阪市北区、天神橋筋商店街の南のはずれにある。大正十二年の建築です。四階建てで、ギャラリーやデザイン事務所などがある。

 オーナーの藤原さんが廃墟に近い状態だったこのビルを一人で十年がかりで補修、遊び心のきいた空間に蘇えらせた。


 四階のギャラリーではちょうど「* はなさきました *」花咲く写真展をやっていました。メンバーの一人に趣のある部屋ですね、と声をかけたのがきっかけで、このあたりにも他に古い建物が残っていること教えてくれました。



ビルの窓をのぞくと屋根にもこんなものが・・・・






フジハラビルのスケッチ




フジハラビルのギャラリーで教えてもらったとおり、町中にこんな古い建物がありました。スケッチする時間がないため写真だけとって梅田スカイビルまで急ぎ足で向かう。






空中庭園からの眺め−1





空中庭園からの眺め−2

午後3時から空中庭園で絵画・写真・書をバランスよく並べ、無事セッティング完了。
終了したころ夕日が空を茜色に染めていました。ナイスビューだ。