徳園寺の虫干し展と三井寺散策
(とくえんじ)
大津市長等二丁目
2015・8・16
 この日は、TVニュースで知った、大津市の徳圓寺(とくえんじ)の、お盆恒例の「寺宝虫干し展」が開催中と知る。尾形光琳や狩野派の絵など、主に江戸時代から明治時代にかけて集められた寺の所蔵品の掛け軸や屏風などを虫干しを兼ねて無料で一般公開されています。この日が最終日というので急遽出かけました。
 帰り道、大津まで来たので、何処かスケッチをしようと近くの三井寺を散策、浜大津経由で帰宅しました。


 

徳園寺
 この日も猛暑、JR大津駅から約15分、歩いて徳園寺に着いたが、夏日にさらされて汗ビッショリだ。

 

徳園寺の本堂
 門をくぐると正面に本堂がある。ここが虫干し展の会場になっている。住職の奥さん(だと思う)方から御茶菓子と冷茶の接待を受ける。汗ばんだ体に一息つきました。感謝。


本堂内部の展示
住職に写真の許可をいただいたので本堂内の展示を撮らせてもらいました。 
屏風や掛け軸などおよそ30点が並べられました。

 

本堂の奥の部屋にも展示がありました。
 

本堂に入ってすぐ右手に展示してあった屏風の一部を写しました。

 
 
上左の山水の掛け軸は
  左:蘇我蕭白、右:川端玉章とありました。

上中:たしか円山応挙だったと記憶しています。

上右:2羽のウズラが描かれている尾形光琳の掛け軸

左:江戸時代後期の谷文晁の掛け軸
 
 

 徳圓寺は書画など約250点の寺宝を所有している。1983年に寺創建600年を記念して虫干しを兼ねた展示会が始まりました。このお盆虫干し展は作品を入れ替え、来年も行われるそうです。


 
 帰り道、何処かスケッチをしようと、近くの三井寺へ行きました。この三井寺は、私の西国三十三観音霊場巡りのきっかけになったお寺です。 西国三十三観音霊場めぐり  久々の訪問です。

 園城寺(三井寺)は、
天台寺門宗で、古くから日本四箇大寺の一つに数えられています。天智天皇、弘文天皇、天武天皇の勅願により、弘文天皇の皇子・大友余多王が田園城邑を投じて建立され、天武天皇より「園城」の勅願を賜り、「長等山園城寺」と称したのにはじまります。俗に「三井寺」と呼ばれるのは、天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があり、、「御井(みい)の寺」と呼ばれていたものを、後に智証大師が、当寺の厳儀・三部潅頂の法水に用いられたことに由来します。
(三井寺の案内より)
 

三井寺参道入り口
いきなりきつい石段となります。
 

石段の上から振り返る
かなりの急勾配でしょう
  


石段を登り切ると観音堂(西国十四番札所)のある境内になります。
本尊は如意輪観音(重文・平安初期)
三十三年ごとに開扉される秘仏です。

  

観音道境内と大津京市街と琵琶湖の展望
(展望所より)
 

村雲橋から観音道方面を振り返る。
 

弁慶の引き摺り鐘
  

三井寺の金堂

 

三重の塔
手前の建物は一切経蔵です。


 

仁王門(重要文化財)
 宝徳四年(1452)の建立。浄域への表門として、慶長六年(1601)、徳川家康により、甲賀の常楽寺より移築、寄進されました。
 

園城寺の仁王門

この絵は今年の3月に描いたものです。


暑さに負けてスケッチできず、けっきょく三井寺を散策しただけに終わりました。
疎水に沿って琵琶湖岸の観音寺に出て、ここで休憩兼て二枚を描きました。



 
ヨットハーバー
高層のプリンスホテルと琵琶湖の観光船ミシガンが・・・
(大津市観音寺の疎水口より描く)



 


琵琶湖疎水の取り入れ口
(大津市観音寺)







 同じ場所(大津市観音寺)で琵琶湖に向かって描いた作品です
(2015・6・29)