海が見たくて若狭の敦賀へ
2021・07・14
 二日前に海が見たくなった若狭の小浜へ車で行きました。今回はそのパート2、同じ若狭の敦賀へ出かけました。今回は車ではなく、いつものようにJRで行くことにしました。守山駅発6:59の長浜行きの快速に乗り、長浜7:53初の近江塩津行きに乗り換える。ラストは近江塩津駅から福井行普通電車の乗り換えて、8:46敦賀駅に到着しました。所要時間約2時間弱。料金は¥1,520でした。


 

JR長浜駅
 長浜駅で北陸線の近江塩津行普通電車に乗り換え、ラストは近江塩津から福井行きの普通電車で敦賀へ向かう。

 まづは、駅中の観光案内コーナーで、敦賀市内の情報を聞いてからと立ち寄る。もらった「観光マップ」を見て、行先を「金ヶ崎城跡」と決める。どこででも城跡があると聞くと行きたくなってしまいます。
 今日も梅雨明け間近の猛暑日、歩いてのアプローチはムリだ。観光ルートを回るバス便は1便目が10:10発、時間がもったいないので、タクシーで行くことにしました。料金は¥1,000円ほどだという。タクシーなんてリタイアしてからはほとんど乗ったことがないが、時間がもったいない。気比神宮を過ぎて、約10分ほどで金ヶ崎城への入り口、金ヶ崎公園駐車場に着きました。



 
 

8:40 JR敦賀駅に到着です。
 ホームに降り立ったら恐竜がコートを着てベンチに、びっくりする。姜竜君の後の広告版には「恐竜王国・福井」のカンバンがありました。


先ずは城跡へのルートにある「金ヶ崎宮」へ向かう。

  敦賀市街の北東部に敦賀湾を一望できる小高い山があります。戦国の世、この地にあった金ヶ崎城・天筒山城を舞台に、数多くの歴史的事件が繰り広げられました。

 延元元年(1336年)恒良、尊良両親王を守護した新田義貞が足利軍と戦った古戦場です。

 また、元亀元(1570)年4月。朝倉義景討伐を企てた織田信長が越前に攻め入ろうとしたその時、近江浅井氏裏切りの報が。窮地に陥った信長が、金ヶ崎城でしんがりを努めた木下籐吉郎(豊臣秀吉)の活躍で、無事帰京できたという。
 
金ヶ崎城の案内板より抜粋・・・
   
少し登るとすぐに金ヶ崎宮がある。
 南北朝の戦いで金ヶ崎に籠城し、非業の死をとげた後醍醐天皇の二人の皇子、尊良親王・恒江良親王を祀る神社です。
 

敦賀の市街展望
(金ヶ崎宮の境内から)
 

「敦賀赤レンガ倉庫」(国登録文化財)
 タクシーの運転手さんの勧めで、下山後はこの100年以上の歴史の赤レンガ倉庫内のレストランで昼食をする予定です。
 

 金ヶ崎宮を過ぎて登って行くと、樹林帯の囲まれて凹んだ広場が、ここに「金ヶ崎城址」の案内があったが、石垣や堀などは見られないので、立ち寄らず先に進む。この山全体が金ヶ崎城跡なんだろう。




敦賀公が見える風景
樹林帯の山道からスケッチしました。


 

金ヶ崎古墳と月見御殿跡を目指して登って行く。
 

このT字型の分岐の左すぐ月見御殿後煮えている。
 

正面の小さな凸状のところ。案内板の所が古墳だ。


金ヶ崎の先端にある「月見御殿」跡
   
  月見御殿跡からの敦賀湾展望
右手には敦賀火力発電所がある。この眺望と涼しい風に吹かれて小休止。


休憩後、休憩後、天筒山頂上をめざす。
 

三の木戸跡
 ここは南北朝時代(1336-1392) 金ヶ崎城の三の木戸跡です。地名は”水の手”といい当時の用水場で付近から清水が湧き出ていたと伝えられる。
 

焼米石出土跡
 この付近は戦国時代、金ヶ崎城の兵糧庫があり織田朝倉の攻防戦で落城の際、倉庫は焼け落ち、その焼米が後に出土したと伝えられる。
 

二の木戸跡
この分岐で左へ。「天筒山山頂」を目指す。
道はいったん下りとなる。
 

一の木戸跡
 ここも南北朝時代(1336-1392) 金ヶ崎城の一の木戸跡で、戦国時代の朝倉氏もこれを利用した。


見張り台跡
 手筒山頂めざしての登りがつづく。頂上の手前のこの広場は見張り台跡とある。天筒山は南北朝時代から戦国時代にかけて山城として利用されていた。自然の地形を利用し、人工的な削平地をつくっている。
 

天筒山山頂の展望台

 見張り台跡の石段を上ると山頂だ。けっこう登りがつづいて汗びっしょりだ。天筒山頂上は平坦で、この展望台から休憩所、トイレもありました。
 

敦賀湾の展望
(天筒山山頂からのからの眺めです)


 

自然観察広場のあずまや
 頂上から少し下ると天筒入口は下る道と別れて自然観察広場へ向かう。
 

金ヶ崎(天筒山)公園案内図
クリックして拡大図をご覧ください。
 

中池見、人と自然のふれあいの里
 自然観察広場のあずまや横からの眺めです。ちょっと魅力的な感じで、行ってみたかったが、スタミネ切れで、戻ってこれそうにないので断念。ここから引き返して天筒入口へ下山しました。

 

敦賀港からの大筒山

 ちょうど昼時、タクシーの運転手さんから勧められた「赤レンガ倉庫」を目指す。おおよその方向へ歩くと敦賀港に出た。(上の写真)左端の金ヶ崎神社から登って右端の大筒山まで歩きました。




海上保安庁船と警察船艦

赤レンガ倉庫へ行く前に、浜辺の木陰で涼みながらゆっくりスケッチをしました。


 

敦賀鉄道資料館
(旧敦賀港駅舎)
 かって「欧亜国際連絡列車」の発着駅として重要な位置を占めていた敦賀港駅舎を再現。敦賀の鉄道の歴史を模型や資料なで紹介してます。今日は休館ででした。

   
赤レンガ倉庫
 さあ、昼食タイムだと、赤レンガ倉庫に着いたら定休日(水曜日)でした(^^;)。港町敦賀の歴史を象徴する建築物の一つ  平成27年に港と鉄道のジオラマとレストランを備えた商業施設として生まれ変わった。
 

気比神宮
  思わぬ大筒山歩きでバテてしまったので帰ることにしたが、この時間帯はバス便がない。しかたなく敦賀駅まで歩くことにしました。この真夏日の舗装路歩きはきつい。
敦賀駅で丁度あった姫路行新快速に飛び乗る。

 

奥琵琶湖風景
(近江塩津からの湖西線車窓から)
※ この日は ゆっくり敦賀市内を観光&スケッチするつもりでしたが、そこに山が・・・。
ということで低山歩きの半日となってしまいましt。

 
この日の人物スケッチです。




近江塩津へ向かう電車内でのスケッチです。


 

ホームで敦賀行電車を待つ間に描かせてもらいました。
(近江塩津駅)