若山、太閤コースハイキング

2004/6/5(土)
ハイキングコースの下見をするため午後から出かけました。
JR山崎駅から水無瀬川沿いに上流の尺代(しゃくだい)まで歩き、帰りに町中の桜井駅跡と水無瀬神宮を見学して山崎駅へ帰る約7kmコースを予定していましが・・・・
若山神社で宮司さんのお話(太閤コース)を聞いて、低山歩きへ変更してしまいました(^_^;)。
宮司さんにいろいろ情報をいただきコースの下見は近いうちに再下見することになりました。


JR山崎駅からすぐの旧西国街道沿いにある
離宮八幡宮
13:40 JR山崎駅しゅっぱつする。




石清水(いわしみず)
 今から千百数十年も前、平安時代の初め清和天皇が太陽が我が身に入る夢を見て、その時のお告げにより九州宇佐八幡宮から神霊をを奉じて帰京した僧、行教が山崎津で夜の山に霊光を見た。そこでこの地を掘ると岩間から清らかな水が湧き出してきたので「石清水」の八幡宮を創建した。嵯峨天皇の離宮跡なので、後に離宮八幡宮と号するようになりました。
離宮八幡のからすぐに関大明神の小さな社がある。

            関大明神

 当地が古代摂津国(せっつ)と山背国(やましろ、後の山城国)の関所である山崎の関跡といわれ、関守神(せきもりのかみ)または辻神(つじかみ)を祭ったのが起こりとか・・・

 この関所は交通の要であり、時には朝廷が兵を派遣して守らせるほど重要なところだった。
 しかし平安時代のはじめには関は廃止されていたらしく、その跡地には関戸院(せきどいん)という施設が置かれ藤原道長や平家一門など貴族や官人の宿泊に利用されていたようです。現在の本堂は室町時代中頃に建てられたと思われ、大阪府の重要文化財に指定されている。


関大明神から細い旧西国街道を西へ、サントリーの山崎蒸留所が正面に見えてくる。





JR東海道線の踏切は交通量が多いのでなかなか開かない。渡ったところのサントリー山崎蒸留所の正門前は山歩きの人や一般の見学者でにぎわっていました。
JR線に沿った道をいくと水無瀬川に出会います。
橋の上からこれから向かう山手を撮りました。
白い水平線みたいなのが名神ハイウェイ、その後方が若山です。
名神高速道路の高架をくぐってすぐの橋を渡って左岸へ行く予定なのに、うっかりして道なりに進んでしまい若山台の大きな住宅団地へ紛れ込んでしまいました。ハンディGPS持っているのに・・・30分ほどロスしてしまいました(^_^;)。



14:50 若山台団地から脱出して水無瀬川を渡る細い橋を通ると民家が並んでいる。そこを通り過ぎると目的の道(水無瀬川左岸)へ出られた。民家がきれると舗装路はゆるい登りになる。緑の木陰が涼しく気持がちいい。

尺代の集落の少し手前にかかる橋を渡って水無瀬川の右岸へ。帰りはこの道でJR山崎駅へ戻る(予定の折り返し地点)。ここには立派な真新しい水洗トイレが設置されていました。
橋を渡ると再び坂道になる。道路の右手に尺代の集落と畑が見えてくる。


峠を越すと桜井方面の展望が開ける。


若山神社の表参道は石段が続く
 道なりに下っていくと、往路迷い込んだ若山台の住宅団地に出る。なんだこんなところまで来ていたんだ(^_^;)。
「若山神社」のカンバンがあり、千三百年の古刹とある。予定していなかったがちょっと気になり立ち寄ってみることにしました。

「若山神社」
 
大宝元年(701)僧行基の創建とされ、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っている。社伝によると「古木が繁り、鶴が巣を作っている清らかな地があり、その巨木で神体をを刻んで祀れ」とのご託宣があり、この地の巨木を切り御神体を彫り社殿を建てたと伝えられています。
当社は西八王子社、牛頭天王社(ごず)、西天王社、上の宮、広瀬神社とも呼ばれ、明治時代になり若山神社と改められた。社宝として聖徳太子の座像がある。作者は不明だが、貞観時代(859〜877)の非常に優れた作品の一つ。


若山神社本殿


若山神社境内。ちょうちんと右の社の間に太閤コースの登山口があります。
宮司さんからいろいろな情報をいただきました。

1,舗装道路から若山団地につき、そこから鋭角に戻るように若山神社へ登り返しましたが、尺代の集落から山道で若山神社に来れること。

2,尺代から水無瀬川に沿って水無瀬渓谷への、よいハイキングコースがあること。

3,若山神社から太閤コースというハイキングコースがあること等々・・・

ということで山歩きの虫が・・・
ハイキング下見を途中下車して太閤コースを歩いてしまいました(^_^;)。

16:00 若山神社から太閤コースの鬱蒼としたジグザグの急坂を登り出す。





16:20頂上らしきところに着いたが展望はない。だがその先が明るく開けている、なんだゴルフ場だよ!。
若山頂上への案内はないが、金竜寺跡(3.4km)への表示がある。地図を見ても載っていないが、もどるのももったいないので金竜寺跡へ行くことにしました。ゴルフ場のフェンスに沿って南西に進む。



16:37四つ辻という分岐に出る。川久保3.5km。金竜寺跡1.9km。迷わず金竜寺跡へ向かう・・・



林道を少し行くと左手に展望が開ける。
桂川、宇治川、木津川が合流して淀川になるところ。右手には石清水津八幡宮のある鳩ヶ峰(142m男山)が見えています。右の写真→


16:45展望個所からすぐ金竜寺跡への道標があり再び薄暗い樹林の中へ



30分弱の歩いたと道の横に若山の三角点(315m)がありました。

三角点を過ぎ少し行くと左手に展望台の案内がある。枚方から大阪市内のビル群まで見渡せました。

17:40石垣や石段などが残るちょっと開けた場所に着く。ここが金竜寺跡なのか・・・ここからは参道跡らしく石段が続く。丁石も残っているよ。
やっと樹林地帯から脱出した。すぐ名神ハイウエイが見えてくる。プリントアウトしてきた25,000地形図からはずれた所に下山してしまったのでここがどこか見当が付かずとまどいました(^_^;)

通りがかった学生に聞くと高槻だという。少し先の別所本町からバスに乗ると10分ほどでJR高槻駅に着きました(18:30)。
18:00ちょっと遅くなったので急ぐ・・
薄暗い樹林帯の中で突然散歩者?に出会い一瞬ドキッとしました。民家が近いことがわかりました。


暑い一日、多汗をかいたので喉はからからお腹はグーグー言っている。JR駅から阪急に向かうところにタイ料理(YUM-YUM!)みたいなカンバンのお店が目に入るのぞいてみました。こじんまりしたお店に感じのいいマスターが・・・
お客さんととも楽しい話をしながらビールでカンパイ!

いろいろな人に出会えて楽しい脱線山歩きとなりました
(^_^メ)。