重要文化財 大角家住宅
梅の木 小休 本陣
旧和中散本舗
(わちゅうさんほんぽ)
滋賀県栗東市六地蔵402
2014・5・3
 旧東海道の草津宿と石部宿の中間、”間の宿”梅の木(現六地蔵)で製薬販売していたとい和中散本舗がこの日だけ一般に公開されているという情報をOB仲間のT氏より得てさっそく訪問してきました。旧和中散本舗は豪商の昔の姿そのままを今に留めているといわれる建物です。以前からここを車で通るたびに気になっていが、、見学には事前の予約が必要ということで、いままで訪問していませんでした。


 


旧和中散本舗
 店舗を描きたかったが、それは写真(下)にまかせて、正門、屋敷側から描きました。国の重要文化財に、そして住宅全体が国の史跡に指定されています。<重文>大角家住宅主家 正門 隠居所、<史跡>旧和中散本舗、<名勝>大角氏庭園となっています。大名や公家の休憩所も兼ねていたという。




 


”ぜさいや”と呼ばれた店舗部分の間口の広い重厚な建物

この日は特別公開ということでお煎茶手前や琴の演奏などで歓迎されていました。





煎茶手前
 訪問した時、ちょうど江戸日本橋から走ってきたという旅人姿の男性に会う。この建物の雰囲気にぴったりで一瞬タイムスリップした気分になりました。


 ”わちゅうさん”の扁額とふる~い時計、それにお店の名の”ぜさいや”のカンバンです。
 


店舗内の製薬場にあった大きな木製の製薬機

 後ろに見える巨大な円形のリングに人が入って回転力を木製歯車に伝え、石臼を動かし薬草をすりつぶす構造になっている。忙しくくるくる回すハツカネズミを想像してしまいました(^^;)。
 


小堀遠州作と伝わる庭




鬼門よけに施したという変形した部屋
(ボランティアガイドさんから聞きました) 
 


 
正門からつづく玄関の立派な欄間

 




屋敷の奥の池泉式庭園
小堀遠州作と伝わる庭だそうです。
平成13年に国の名勝に指定されました。




背後の日向山(にっこうやま)を借景としているそうですが、
見る位置(撮影)が悪かったのか、ちょこっとしか映っていません(^^;)。