JR山科駅から南禅寺へ紅葉ハイキング
2006・11・29




真っ赤に染まった毘沙門堂門跡の紅葉(山科)


 ネット友達からこのコースのこと聞かれたが、何度も歩いているのにコースを正確に説明するにはちょっとあやふやな記憶だ。今日は天気もよいのでハンディGPS持ってさっそく歩いてきました。毘沙門堂も南禅寺も紅葉真っ盛りで気持ちのよい歩きとなりました。
(コースタイムは約2時間でしたが休憩は含んでいません)


 

山科駅でハンディGPSをセットして毘沙門堂門跡参道を北へ直進。疏水にかかる橋を渡って紅葉真っ盛りの毘沙門堂前に着きました。山科駅から約15分。

ここに道標があります。山科聖天(双林院)3分、日向大神宮〜蹴上・南禅寺方面約100分)とある。今日は南禅寺までのハイキングコースと時間チェックが目的なので毘沙門堂には立ち寄らずに「山科聖天参道」と大きく書かれた看板(左の写真自転車の人がいます)の道を進む。毘沙門堂境内は真っ赤に紅葉、多くのカメラマンや紅葉狩りの人たちで賑わっている。



山科聖天
ここを過ぎると茅葺の春秋山荘が見えてきる。紅葉と落ち葉がきれいです。



大文字山への分岐にある道標
春秋山荘の横にある。南禅寺へは道成に直進します。(JR山科駅より約30分)



南禅寺道への入り口

舗装された林道とはこのゲート(右の柵)でお別れ、左の鬱蒼とした道へ入っていきます。
下の写真×印参照、ゲートがあり間違うことはありません。



鬱蒼とした杉の植林帯

両側は山の斜面、ちょろちょろ水が流れる谷道を進む。ゆるい登り道です。







ハンディGPSの軌跡

 太い赤線は今日歩いたルートです。ゴールは南禅寺境内に入ったところにある疏水(水路閣)にしています。JR山科駅からこの水路閣まで約2時間の歩きでした。




一つ目の峠が見えてくる
なだらかな谷筋の道のあと、急な登りになる。







ほんのひと登りでこの峠にすきます。

 峠といっても山科駅が標高75mに対して、ここは194mです(山科駅から50分)。


峠からの下りは粘土質の土と落ち葉の堆積で滑りやすいので注意してください。
下りきったところに分岐があります。太い木が真ん中にあるのですぐわかります。小さな案内板もあります。左へ行くと地下鉄・京阪京津線の御陵駅方面です。



南禅寺に向かって再び登りになります。

分岐で右の道へ、すぐに滑りやすい丸太橋があり、ここを過ぎるとすぐに開けた場所に出ます。ここも御陵への道がありますが、直進してこの丸太橋を渡っていきます。



上りきったところで送電線の鉄塔があり、南側に展望が開けます。送電線の施設や柵がありますが、山科・御陵方面と遠方に山などが見えます。ここを過ぎて再び樹林の中へ。



七福思案処

変わった名前の峠です。ここは人気のハイクコース、京都一周トレイルのルートになっています。大文字山・南禅寺・日ノ岡・日ノ岡大神宮・蹴上への分岐になっています。









南禅寺への下り道

七福思案処を直進する道です。
下っていくと分岐が二つほどありますが、右へ見右へと進むと、駒ヶ滝・駒大僧正宝殿(左下写真)に着きます。





駒ヶ滝・駒大僧正宝殿
右手に修験場があります。



紅葉のきれいな駒大僧正宝殿参道(石段)
下山しながら振り返って写す。

参道を下山してくると南禅寺境内にある駒ヶ滝 最勝院の墓地に突き当たります。その左側の道を行く。最勝院の中を通って出たところに疏水が走っています。それに沿って下ると有名な疏水の水路閣に(写真左下の水道橋)出会います。



駒ヶ滝 最勝院



南禅寺境内の水路閣(疏水)



南禅寺境内の水路閣(疏水)

古代ローマの水道橋を参考に、1888(明治21)年に建築された。橋上を琵琶湖疏水の支流が流れる。風化した赤レンガや、13の橋脚が形づくる大小のアーチの連続が美しい。
(goo京都の水路閣紹介文より)

この11月ローマへスケッチ旅行に行ってきたところなので水路閣、印象的でした。


山科の毘沙門堂を過ぎると京都トレイルの分岐までは、前を歩く男性二人連れのほか4人のグループに会っただけでした。七福思案処(京都トレイル)の分岐から南禅寺への下り道は何人もの人に会いました。南禅寺の境内に入ると大勢の紅葉見物で賑わって静かな山歩きとは別世界でした。

今日の目的はここで終了です。



あとは真如堂の紅葉の中で昼食してから・・・。



真如堂からすぐの吉田山へ、宗忠神社の紅葉の中の石段から真如堂をスケッチしました。


吉田山から京大前を通って御所へ



 御所の中を散策、真黄色に染まったイチョウの巨木もきれいでしたが、こんな秋景色も気に入り思わずスケッチしてしまいました。
紅葉・黄葉 満足の一日でした。