JR山科駅から南禅寺へ
2003・9・29  スケッチをしながらお手軽ハイクを楽しみました。

 JR山科駅から毘沙門堂に向かって住宅街の緩やかな坂道を登っていく。金木犀の香りをのせた涼しい風が秋を感じさせる。疏水にかかる橋を渡り約10分ほどで毘沙門堂に着く。ここでちょっとスケッチ休憩をとる。

毘沙門天正面石段と正門
              正門からの毘沙門堂

 護法山出雲寺と号する天台宗の門跡寺院、本堂には伝教大師作の毘沙門天を本尊としてまつってある。
 この日、本堂の拝観フリーと書いてあったので小門から入ってみると、お寺の人が「どうぞ本堂の上がって毘沙門天を拝んでください」、建屋の造りは日光の東照宮と同じすよ、紅葉の時期はとても綺麗なのでまたおいでくださいと親切に声をかけてくれました。
 毘沙門堂横にあるお堂のを通り抜けてハイクコースに戻る。川に沿ってしばらく行くと大文字山への分岐に出るが、今日は直進して初めて歩く南禅寺への道をお手軽ハイクする。やがて林道が終わり檜の植林地の中へ、ここからは写真のような山道になる。
緩やかな道を歩き峠をひとつ越えて二つ目の峠に着く。この峠は5差路になっていて「七福思案処」「昔の思案辻」と書かれていました。この分岐は京都東山トレイルコースも通っているので見覚えのある所だ。ここから南禅寺(下り道)の道標に従い下っていく。


  石道の大杉大神(杉の木)横を少し下ると駒ヶ瀧 最勝院、そこを通過するといきなりレンガ造りのローマ建築風水路閣(琵琶湖疏水の一部:全長93メートル、15基の橋脚を持つ、幅4m、水路幅2.4mのアーチ型の水路)に出会う。
そこはもう南禅寺の境内だ。誰にも出会わなかった鬱蒼とした樹林帯の山道から急に観光名所の賑わいに出会って少々驚きました。
赤い小橋を渡ると右側に駒ヶ瀧がある。修行場のような所だ。南禅寺へは建物の左」へ進む
駒ヶ瀧
透明水彩では水路閣の渋い色が出せない、なんだか雰囲気が違うような(^.^)