八ツ淵の滝
2008.8.25

 今日は何をしようかと思いながら朝刊を見ていると、滋賀班で「涼感求めて滝巡り」というフレーズが目にとまる。その記事は高島の八ツ淵の滝歩きの記事でした。ここは「日本の滝100選」にも選ばれているとか・・・参加した自然観察クラブのメンバーの平均年齢が65歳とあるので安心だ。それに記憶は薄れているが、いつか一度歩いているので、気楽に出かけました。午前8時過ぎ自宅を車で出発、琵琶湖大橋を渡って湖西道路り、スムーズに登山口のガリバー青少年旅行村に着く。






貴船ケ淵(八淵の滝を代表する大滝)

 比良山系最高峰武奈ヶ岳北東に端を発する鴨川源流にかかる名瀑。八つの淵があり、それぞれに違った表情を持つ滝が見られます。







ガリバー旅行村から歩く。この林道終点、ここから山道に入って行く。ここに真新しい大きな「八ツ淵の滝」案内板がありました。




「八ツ淵の滝」案内板


こんな山道を歩いて行くが、谷川から離れているからか水音は聞こえない。



最初に出会う魚止の淵、障子ケ淵への分岐
ただし、このルートは危険なルートになっているので、初心者・お子様連れは大摺鉢へ向かうようとパンフレットにある。高齢者とは書いてないが、指示に従いました(^_^;)。
しばらく歩いて行くと水音が大きく聞こえてくる。大摺鉢が近づいてきたのだろう・・・




ガリバー旅行村から25分ほどで大摺鉢が見えてくる。



大摺鉢

 朝刊に載っていた写真はスケールの大きい光景だったが、私の立つ位置が悪いのかこんな迫力のない感じに見える。滝壷が摺り鉢型になっていて広さは約200平方メートルあると言われているのに(@_@;)・・・・
 後から追い越してきた男性が大摺り鉢の手前で立ち止まり川を渡る足場を探している。





武奈ヶ岳への登山道と七編返し淵への迂回路

 私と同年輩のその男性は身軽に岩の上をポンポンと渡って、対岸のこの大きな岩壁道を登って行く。道標の張り付けた木の横を歩いている。
川を渡るの怖そうなので、私はそのまま大摺り鉢の横の急斜面を直進しました。その先は子摺り鉢、屏風ケ淵に、貴船ケ淵と滝が続いている。

 私は直進する事ばかり考えていたので、彼の選択したこのルートがパンフレットでも推奨している武奈ヶ岳・七編返し淵への道だったことを後で知ることになる(^_^;)。




大摺鉢の滝に接近すると、それなりに迫力はある。






岩盤の上を流れて子摺鉢(右の写真)に流れ込む











これがたぶん子摺鉢なのだろう



切り立った岸壁が屏風のようだという屏風ケ淵が近づいてくる。





屏風ケ淵
別名・長瀬ともいわれている。周囲の岩が屏風を巡らせた形に似ていることから命名されたとある。


七つ目の貴船ケ淵へはだんだん険しい道になってくる。ロープや鎖に足場も作ってあって、こわごわながら登って行けました(^_^;)。





貴船の滝(八淵の滝を代表する大滝)

ここで休憩しながらスケッチをする。見事な滝だが、誰も登ってこないのでちょっとさびしい雰囲気だ。




貴船の滝のアップ
清涼味満点でしょう




貴船の滝からの七遍返しの淵への登山道

 ここから最後の七編返しの淵へのルートは写真でわかるようにロープを頼りに川を渡り、岸壁に取り付けられた鉄梯子を登って貴船の滝を巻いて行くルートになっている。行ってみたいが一人では危険(怖い(^_^;))そうな感じなので、結局ここから引き返しました。







帰り道、最初に出会った魚止の淵、障子ケ淵への分岐から谷川まで下ってみました。魚止の淵へはこんな岩がごろごろする川沿いの道だったので途中で引き返しました。
もっとあちこち歩いてみたかったが雨も降りだしてきたので帰ることにしました。元の道まで登り返して、ガリバー旅行村へ下って行くと、突然中高年の団体登山者に遭遇しました。雨も降り出したお昼頃から滝巡り、この人たちは私が歩いたルートで七遍返し淵までに行くのかな、ちょっと気になりました。