桜の名所・吉野山
(奈良県吉野郡吉野町)
2004/4/13
 友人に誘われ桜の名所・吉野山に行ってきました。吉野山には約3万本もの桜が咲き、4月は吉野山のごこかで桜を観賞できるといわれています。近鉄吉野駅の下千本から中千本・上千本・奥千本へと山を登っていくことになります。今は奥千本が満開らしい。ウイークデイというのに電車は満員、さすがは日本一の桜の名所だなあ・・・帰りが心配なので近鉄吉野駅下車してすぐ特急券をならんで購入する。さあ数十年ぶりの吉野山、いきなり歩くのをやめて中千本行きの満員バスに飛び乗る(^_^;)。軟弱山歩き、奥千本には中千本でバスを乗り換えるらしい。でも着いてみると人と車で大渋滞、バス待ちの人々の長蛇の列を見て、あきらめて歩き出す。急坂の登りは暑くてきつい・・・。 結局、今日は奥千本の桜には体力低下と時間切れでとどきませんでした。ここに貼り付けてある写真は、何とかたどり着いた上千本から下山しながら撮ったものです。それを順を追って登っていったように並べています(^_-)

近鉄吉野駅付近の下千本桜は
ほとんど葉桜でした。
 歩いて下山すると帰りの電車に乗り遅れそうなのでマッチ箱のようなケーブルを利用。実はもう膝が笑っていました・・・

今回もハンディGPSを持ってきました。行きはバスに乗ったので衛星補足ができないため軌跡が切れています。バス道は左図の右側の曲がりくねった道です。下山道で軌跡が切れているところがケーブルです。



総門(黒門)
 昔は大名といえど、槍を伏せ、馬から下りて通ったという関所らしい。


 山の上に巨大な蔵王堂が鎮座している。蔵王堂周辺もすっかり葉桜になっていました。


金峯山寺の仁王門
 吉野といえば葛ですね。通りがかった吉野くずのお店を撮りました。
14:00 遅い昼食をとる。坂本屋さんという旅館の座敷で山の景色を見ながら茶がゆ定食をいただく。子供の頃親戚で食べた経験があるのでなつかしい。。。
 吉野山は古代より修験者が集まる霊場として名高いところ。この聖なる地で荒行に耐え、厳しい自然との戦いの中、彼らは黄柏の樹皮から名薬を作り出したとこのお店の案内文にありました。これが有名な和漢胃腸薬「陀羅尼助丸(だらにすけがん)です。もちろんおみやげ(?)に買いました。樹皮からとったというのにお店には大きなガマガエルが陣取っていました(@_@)。


上の千本にある吉野水分神社
(みつくりじんじゃ)


 中の千本あたりから撮った蔵王堂とこれから下山する道。山の上にも旅館や土産物店、お寺や民家と結構建物が多い。




 体力と時間切れで今回は上千本の吉野分水神社まででした。満開の奥千本はまたの楽しみにとっておこう。友人たちが水分神社のを見学している間にスケッチをしました。


 


 境内には桃山期のちょっと替わった建て方の社がある。

  
 重要文化財:吉野山の上千本にある水分神社(みくまりじんじゃ)は水を司る神を祀っています。もとは吉野川畔とも青根ヶ峰山頂にあったとも伝えられている。平安時代にはすでに子守の神様として知られていた。