青春18切符の旅-2日目(午前中の散策)
松山市内の観光スポット散策。
2020・3・2 愛媛県松山市
 さあ、今日は18切符旅二日目、今回の旅の本命、松山市内の観光に出かけます。欲張って現役時代によく訪問した大洲市、初めての内子町へも行きたかったが、一日ではかなりの駈け足観光となるため、諦めました。松山市内の人気スポット松山城と道後温泉を中心に歩くことにしました。



6時半過ぎ、朝散歩を兼て近くのJR松山駅付近の状況を偵察に出かける。


ホテルからすぐの大通りに出て松山駅へ向かう。


JR松山駅前の伊予鉄市内線の駅


到着した昨夜は雨で写せなかったJR松山駅
 

JR松山駅のホームと線路


松山駅正面の風景
 中心街の雰囲気と伊予鉄の駅などが確認できたので、いったんホテルへ戻る。ホテルのフロントで早朝散策として行こうと思っている「三津浜」の情報と松山市内MAPをもらい、スケッチ道具のみ持って7時過ぎホテルを出発。
 

 まずは三津へ行く「伊予鉄道・高浜線」の駅”大手町”駅まで歩く。JR松山駅で左折、この大通りを行く。市内電車が止まっている右手が大手町駅だ。




高浜行きにのって三津駅へ向かう。
 

着いたのは終点の高浜駅でした。
 いつも思いつきで行先がころころ変わってしまう。車中で見ていた観光案内雑誌”まっぷる愛媛”で、終点の高浜駅から近くに四国八十八札所の第52番札所「大山寺(たいさんじ)」が目にとまる。急に行きたくなって、三津を乗り越してしまったということです。


高浜駅の正面に”ごごじま”フェヘリ―乗り場 がある。


間近に見えるごごじま(興居島)の伊予小富士
 ごごじまへはフェリーで約15分(¥250円)と近いので、行きたい衝動にかられたが、八十八霊場を優先しようとあきらめて、松山観光港ターミナルへ向かうことにしました。
 

漁港の向こうが松山観光港
大型のフェリーが見えている。
 

 高浜地区のマップ
 観光港で地元の方に四国八十八霊場の「大山寺」への徒歩ルートを聞く。”徒歩ではかなり時間がかかるけど、タクシーなら15分程度ですよ”との返事でした。地図で感じていたよりかなり距離があるようだ。タクシーなら¥3000くらいだが、もったいないので結局最初の予定地「三津の渡」へ戻ることにしました。伊予鉄で二つ目、港山(みなとやま)駅で下車。海岸の方へ道なりに行くと渡舟の簡易の乗り場に出た。
  

港山の通船乗り場
 向こう岸へ渡りたいときは手元にあるベルを押すシステムになんだ。対岸の三津はすぐの向こう岸、待っている私を見つけて、通船がこちらへ向かってきました。
通船の方から”三津へ渡るなら乗ってください。無料だし、すぐに船を出しますよ。”と声がかかる。
 
 
 三津側に着いてから、通船の方から渡しの歴史の話を聞きながらこの絵を描きました。
 

三津側の船着き場
 三津と対岸の港山の間、写真で分かるようにとても近い。対岸との距離は約80m。乗船は無料。約500年の歴史があるそうです。
 ※無料の通船は珍しいですねと話しながら、大阪市内にも現在7カ所で無料の通船が運行されていますよと話なす。
大阪市の通船に興味がある人は下記のページでご覧いただけます。
・水の都、大阪の渡船 2015/06/08 


  

渡船の乗り場から三津浜をスケッチ
 ここ三浜は江戸時代に城下町松山の外港として栄えました。
  



 スケッチした後、三津浜に沿って伊予鉄の三津駅を目指す。


 三津から松山市駅へ、そこで伊予鉄の市内線に乗り換えて道後へ向かう。


 

市内線の窓から見えた松山城の天守、想像より高所にありました。
松山城はパスして、とりあえず道後温泉を偵察することにしました。




松山市駅から約20分、道後温泉駅に着く。
 

道後温泉駅
 

道後温泉駅からの道後の街風景
 道後に来たらまず訪れたい「道後温泉本館」、松山城を後回しにして道後へ来たわけは、夕方に温泉に入りに来た時、まごついて入りそびれないようにするためでした。本館は工事中だが温泉だけは入れるみたい。写真左端が商店街の入り口、さっそく本館へ向かう。


 日曜日だというのに商店街には人が多くない。新型コロナウイルスの影響だろう。
 
 
 直線の商店街は途中で右にロッグレッグ、右折するとその先に道後温泉の本館が見えてきました。


 

道後温泉本館の正面玄関 
保存修理工事中の現在は、この正面からは入館できない。

 道後温泉本館は明治27年(1894)に改築された現役の公衆浴場です。1994年に公衆浴場としては初めて重要文化財に指定されたという。「古事記」や「日本書紀」にも登場する名湯とのこと。肌への刺激がすくなく、なめらかなことから「美人の湯」として親しまれている。・・・このこと、現地に来てガイドマップでしりました(^^;)。

 

本館の正面から左側へ回って行くと・・・


 温泉の臨時の入り口がありました。行列もなく、すぐ入れますよと声がかかる。
 

 温泉仮入口を過ぎてさらに裏側に回り込むと工事中のこんな姿が現れました。
   
   本館の情報を得た後、次に訪れたのは”道後アート”の赤い大きなオブジェがある道後温泉別館の「飛鳥乃湯(左)」と「道後温泉椿の湯」です。


 土産物や食べ物には興味がないので、いったん道後温泉駅へ戻る。午後に予定している松山城へは、あと一時間ほど余裕がある。この通りの突当り高台に朱色の神社が見える。
 

 石段前に着くと、こんなにすごい光景だ。石段の上に朱色の立派な本殿が見えている。伊佐爾波神社とある。とりあえず登ってお詣りに行こう。




急坂の石段を登り切ると、道後の町が一望できました。
後方の山上に松山城の天守が見えている。この後の訪問が楽しみだ。


 

伊佐爾波神社の左手から下って・・・
 

宝厳寺に着く。
 

宝厳寺の前の上人坂を下って圓満寺へ
本堂手前右は圓満寺の「湯の大地地蔵尊」
 
11:30 道後温泉の事前偵察はこのへんにして、今回の18切符旅の本命松山城へ向かおう。