行者山
431m

京都・亀岡市北部  2004年6月15日(火)


 今日は仕事先の休み、ゆっくりしようと思ったが、梅雨の中休みの快晴に誘われて低山歩きがしたくなる。手元にあった関西「里山・低山歩き」で今頃(9時)から行ける県外の近場を探すと、京都・亀岡市北部の行者山が目にとまる。行者山はその名のとおりかっての行場で山頂付近には巨岩もあり、下山地も「湯ノ花温泉」に近いと書いてあるので気に入り、あたふたと出かけました。

 JR守山駅前のコンビニでおにぎりと、お茶、ポカリを買い込み9:23の新快速にとびのる。これで京都発の嵯峨野線快速にまにあうよ・・・

 京都市街を抜け、嵯峨駅をすぎるとトンネルと保津川を交互に通過する。この繰り返しを何度かして電車は亀岡に着く。ここからは普通列車となり、千代川駅は二つめだ。千代川駅はなんだか懐かしいスタイルでひっそりしている。駅前には予想通りコンビニもない。付近は住宅地で前もっておにぎりを買っておいてよかったよ(^.^)・・・

駅からまっすぐ西方向に進み国道9号線をくぐり、手書きの道標にしたがって歩くと松尾神社に着く。
JR嵯峨野線・千代川駅出発(10:38)
松尾神社(11:00)
これから向かう行者山と京都縦貫自動車道のガードが見えてくる。

京都縦貫自動車道をくぐる手前で千代川方面を撮しました。ため池のすぐ後ろは松尾神社の森です。 給水タンクの左から巻くように進むと「とこなげ観音・湯ノ花温泉」への道標がある。すぐ左へはいる道をやり過ごすし、右からの道と合流して行者山に向かう。
最初はゆるやかな広い道だ! やがてこのような急な山道が続きます。
急坂ががつづき、けっこうきつい登りです。やがて石段になり鳥居が現れる。鳥居をくぐるとほんの少し平坦な道になるが、すぐに巨岩が点在するジグザグの細い登りがつづく。 沢山の巨岩がありそこには小さな祠などが祀られている。ここ登り詰めると行者山の頂上です。
山頂は樹林に囲まれ展望もなくひっそりとしていました。ここには二等三角点があります。ここからとこなげ観音へ向かうのですが案内板はありません。この写真の方向(北西)に進む。 行者山山頂(11:56)



迷い道の祠(12:15)
正規ルートに戻るために山頂へ引き返しましたす。
今日歩いたコース(ハンディGPSの軌跡)
 頂上からほんの少し行ったところに左へ道が分岐している。そばの木にテープがあり、足元の小さな岩には赤い矢印が左折するようにある。マップの分岐点には近すぎるが、その誘いにのって下っていく。やがて道がうすれてしまい、強引に進むと写真のような祠が岩陰に祀られていました。
 どうも迷い込んだ道はここへお参りする道のようだ。迷ったときは引き返すこと・・・ハンディGPSの軌跡を辿りいったん頂上に引き返しました。

 もう一度地図を見ながら先ほどの分岐を見送り直進する。これが正規のルートでした(^_^;)

 やっと正規のルートのとこなげ観音への分岐点につきました。里山はあちこちににそれらしき道があり迷うことが多いですね。急さかを下ると開けた展望のある林道に飛び出しました。
とこなげ観音分岐(12:40)
林道へ飛び出す(12:48) このコースで初めての展望です(林道出合い)
舗装された林道を下っていく。谷をへだてて左手に行者山が見えてくる。
とこなげ観音・千手寺の山門下に着く(13:02)


とこなげ山・千手寺の本堂と巨木

ここでゆっくり昼食をとり休憩する。おにぎりほおばりながら境内の巨木と小さな社をスケッチしました。
千手寺のいわれとスケッチはここをクリックしてください。
千手寺の山門





14:33
下山してきた方向を振り返る。右が行者山
15:43 亀岡市街、JR亀岡駅はもうすぐだ。
迷い道その2
下山のルート(ガイドブック)は千手寺の境内を横切ってしばらく進み墓地左奥の「奥条・湯ノ花」道標に従えとあるが、その方向は工事中のようだったので折り返して林道を下ってしまいました。舗装路は足にもきついし面白くない、その先をもう少し調べればよかったと後から悔やんしまいました。

 スケッチしたり、道を間違ったりしているうちに、前もってインターネットで調べておいたバス時刻のことすっかり忘れていました。おかげで湯ノ花温泉とだいぶ離れた亀岡よりの佐伯というバス停にたどり着きました。
 次のバスには約1時間もある。バスが追いついてくるまで亀岡向いて歩くことにしましたが、結局かんかん照りの舗装路を延々と亀岡駅まで歩いてしまいました。皮肉にもバスとほぼ同時ゴールインとなりました(^_^;)。