京都大学花山天文台

2017・8・23

 以前に阿含宗の祭典「阿含の星まつり」を見にこの花山に登りました。その時に京都大学の花山天文台があることを知りました。通常は一般公開をしていないのでその時は見学できませんでした。ところがこの夏、偶然に手にした「京の夏の旅・2017年7月~9月」に掲載されていた情報に”文化財特別公開”があり、その中に「京都大学・花山天文台」がありました。残暑が厳しい時期ですがチャンスと思って出かけました。


 

花山天文台の写真が載った表紙です。


 京都大学花山天文台は山科区北花山大峰町(東山ドライブウエイ内)にあり、アプローチは地下鉄東西線の「東山駅」下車、1番出口からタクシーで約5分、またはまたはここから無料のシャトルバスを利用とある。涼しい季節なら歩きたい所ですが、まだ残暑が厳しいのでシャトルバスを利用しました。
 ネットでチャックしたら11:30というのがあったので、それで行こうと自宅を出る。
 11:20乗車指定の東山駅1番出口に着くと、見学者らしき方3人が待っておられた。満席を心配していたがほっとする。時間どおりに来たバスに乗って11:45(約15分)に天文台の入り口に着きました。


 

天文台入り口


樹林の中のゆるい登り坂を行く・・・
日陰なのにものすごく蒸し暑い。


数分歩くと樹林帯から抜け出して展望が開ける。
南方向の展望



 

花山天文台の本館
正門から徒歩約5分、本館に着きました。


本館へ入り、見学料800円を払う。資料をもらって3階の天文台まで階段であがる。
説明員の方がいて、すぐにこの天文台についての案内がはじまる。





国内で3番目に大きい45cm屈折望遠鏡が
ドームの中央に設置されている。




 

花山天文台には本館、歴史館、別館、太陽館、新館があります。
今回は本館と歴史観を見学しました。

※設備の詳細説明は上の写真をクリックして拡大画面でご覧ください。



   
 歴史館にはいろんな機器の展示がありましたが、天体観測の知識がなくてよく分かりませんでした(^^♪。
その中で目立ったのがこの「天文用標準時計」でした。



 

観測ドームから外に出ると、高台なのでこんな展望がある。
こちらは東南方向、京都府と滋賀県境の山、何度も登っている音羽山から千頭岳が見えている。


 

こちらは南側の展望です。
左は山科市街、花山から続いている丘陵には稲荷山もあります。

手前中央の建物が今回見学した歴史館、右が別館です。
別館にはザートリウス社製の口径18cm屈折望遠鏡が設置されている。
現在は太陽の観測に使われている。


 天文台スケッチして本館前の広場に行くと
花山の三角点がありました。

二等三角点 花山

北緯  34度59分25秒673
統計 135度47分46秒317
標高 221.057メートル
設置 明治34年(1901)

低山歩きとスケッチが趣味なので
普段見れない三角点が見れてよかったです。


 

花山の三角点


1時間ほどのあわただしい訪問でしたが、来れてよかったです。 無料のシャトルバスで東山駅に戻る。次の訪問は祇園閣ですが、ちょうど昼時、駅からすぐにある古川商店街を通って行く。この小さなアーケード通りの中ほどにある洋食とおばんざいのお店”万両”で日替万両弁当をいただきました。
 古川町商店街は昔より古川町通りと呼ばれ、かつては “東の錦”もしくは“京の東の台所”と呼ばれていたとのこと・・・・。


古川商店街
 

万両”で日替万両弁当

次の訪問先、祇園閣は下記のページをクリックしてご覧ください。

・祇園閣(8月23日)

 

祇園閣