八幡山散歩
2012・1・22

 雨の日が続いて鬱陶しかったが、今日はよい天気になったので近江八幡市へ出かける。時々訪れているギャラリー「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」へ「Art Brut※ in Japan and Korea 日/韓 行き交うところ」という展覧会を見に行く。JR近江八幡駅から八幡掘り方面に旧市街を歩く。約20分ほどで永原町のNOMAに着く。何度か見ているアール・ブリュット作品だが、その独特な発想・イメージ、鮮やかな色彩の作品は凡人では太刀打ちできない。
 見終わってから何か一枚でもスケッチしようと八幡掘りを散策したが、八幡山の登山口へ来ると低山歩きの虫が騒ぎ出す。けっきょくスケッチブックはカバンにしまい込んで山歩きをはじめてしまいました。

              ※Art Brut アール・ブリュットについてはページ末の説明をご参照ください。


今回は「八幡山縦走コース」の一部しか歩いていません。縦走コース完歩は下記ページをご覧ください。

八幡山縦走コースを歩く 2010・12・15


 直進すれば日牟禮八幡宮の本殿へ通じている。八幡山登山道は案内板(縦走コース案内)のあるところから右へ。すぐ登山道になります。



雨上がりでしっとりと落ち着いた雰囲気で気持ちがよい。


登山道の右に日牟禮八幡宮が見えてきます。



 ここは登山道の合流点です( 登山口から約15分)。
 左へ行けば八幡公園へ下山できます。右にも下山道があります。またこの八幡山登山道は「大日大聖不動明王」への参道もかねています。



登山道の左に八幡市街が見えてくる。
八幡山ロープウエイもすぐ横を走っている。




登山道から外れて・・・
八幡市街が見渡せるロープウエイ下の道に出る。




ロープウエイの頂上駅が間近に見える。







西の湖の展望

 このロープウエイ下の道は展望が抜群です。だけど頂上駅に着いたとき係員からこの道は”歩いたらだめ”と叱られました。でも進入禁止とは書いていなかったけどね。
ロープウエイ頂上駅から山頂の 村雲御所「瑞龍寺門跡」を迂回して石垣に沿って北の丸跡へ。
北の丸跡には八幡山の三角点もあり、琵琶湖方面の展望(下の写真)が抜群です。





八幡山城跡の北の丸広場から琵琶湖方面を展む

琵琶湖対岸(湖西地方)に冠雪した比良山が、まるで蜃気楼のように見えている。
(今回も面倒なのでデジカメ持参せず。携帯電話付属カメラなので画像解像度が低くてすみません。)

八幡山縦走コースへの入り口はこの広場の左端にあります。
縦走路はこの北の丸広場真下を右のほうへ回りこんでいきます。



尾根道を一旦鞍部まで下る。ぬれた道は滑りやすい。案内板にあったように約15分ほどで鞍部に着く。
ここからまた15分ほど登り返すと北の庄城跡に着く。



北の庄城跡から望む八幡山です。ピークに村雲御所・瑞龍寺門跡の屋根が見えています。左下から登って、右の尾根伝いにここまで来ました。八幡山頂上から約30分の歩きです。
 縦走の終点(百々神社)へは前回に歩いているので、今回はここから初めて歩く北の庄神社へ下ることにしました。



北の庄神社へ下る道ははっきりしていて歩きやすい。
赤い屋根の近江兄弟舎学園が見えてくる。





西の湖から安土山繖山まで展望できる。
八幡山の登りにもこの方向が見えたが、この下山道の途中からも西の湖が一展できました。
この道を下りきると北の庄神社の境内に飛び出す。



北の庄神社の本殿




北の庄神社の立派な拝殿


鳥居から石段を登ると拝殿(右の写真)、本殿がある。





赤のラインが今日歩いたルートです。
登山開始から1時間15分の山散歩でした。







八幡山(左端のピーク)から台地のような北の庄城跡のある山(右端)
八幡市街への道から振り返って写す。



****** 参 考 ****

「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」のホームページは下記をクリックしてください。

NOMA


アール・ブリュット(アート) とは・・・・
仏:Art Brut

 「生の芸術」という意味のフランス語。artは芸術、brutはワインなどが生(き)のままであるようすをいい、画家のジャン・デュビュッフェが1945年に考案したカテゴリーである。正規の美術教育を受けていない人が自発的に生み出した、既存の芸術のモードに影響を受けていない絵画や造形のこと。

 精神を病んだ者による芸術、というニュアンスは持っていないが、精神の療養の手段として絵を描くなどの創造行為が有効であるとしばしば考えられるため、治療の一環として描いた絵が後にアール・ブリュット作品として評価を受けるというケースが多い。したがって、上の条件を満たす作品の多くが、結果的にそのような人々によるものである。
           (インターネットページ「Hatena::Keyword」から抜粋)