2021
日野ひなまつり紀行
(滋賀県蒲生郡日野町)
2021・03・03
 

豪華な舘付きの雛人形

 3月3日、この日は”ひなまつり”。思い立って日野町の”ひなまつり紀行”を見に出かけました。全国各地に大きな店を出した近江日野商人はとくに北関東で繁盛しました。その日野商人が盆や正月に帰るとき、当時流行していた江戸方面の立派な雛人形を土産に買って帰りました。ということで、日野の商家には関東のお雛様が伝わっています。日野のひなまつりの形は、その雛人形を民家や商家の桟敷窓から見物するようになっています。今年のひなまつりは、新型コロナ感染拡大の防止のため、規模を縮小して、各種イベントを中止して開催しているとのことでした。


  

日野町中心部のマップ

 まずはひな祭りの中心地の「まちなか感応館(観光案内所)」前の無料駐車場に車を停めて、観光マップをもらいに感応館へ。着いたのがお昼前だったので、青丸の個所をスケッチ散策しました。
 

まちなか感応館(観光案内所)
   
  まちなか感応館(観光案内所)内にはお雛様がいっぱい飾られていました。
  

雛人形が見れる「桟敷窓」のある家
 まちなか感応館で、”日野ひなまつり紀行”案内マップをもらい。新町。本町と歩いて綿向神社へ向かう。通りの先に見えているのは「綿向山」です。
   
  桟敷窓のある家、通りからのぞき込むスタイルだが、中にも入れる。
   
  豪華なひな人形ばかりではなく、こんなスタイルもありました。
 

古道具・古民芸の「かく福」さん
”豪華な舘付きの雛人形”が飾られていたお店です。




綿向神社近くから、頂上に雪が残る綿向山(1110m)を描きました。何度か登っている鈴鹿山系の山です。


   
日野のひなまつり独特の桟敷窓を見て歩いてから綿向神社にお詣りする。 
 

綿向神社
 

拝殿と石橋


綿向神社本殿



綿向神社参拝した後、神社境内横から綿向山の見える所へ

 

綿向山と日野の田園春風景





その後、早春の光を感じるこの風景をスケッチ。



日野の田園風景を一枚スケッチした後、日野川ダムへ向かう。
 

日野川ダム湖にあった蒲生氏郷の日野城跡案内板
 

日野川ダム湖
 ※ 日野川ダムへはスケッチに何度か来ていますが、”中野城址”の石碑だったので、気にしていませんでした。今回、初めてこの案内板を読んで蒲生氏郷の中野城跡(日野城跡)があること初めて知りました。 中野城跡についての詳細は左下の写真をクリック、拡大してご覧ください。
 

中の城跡案内板
  定秀・賢秀・氏郷の3代にわたる蒲生家の居城

日野川右岸の河岸段丘に位置し、日野谷の中野の地に築かれたので中野城と呼ばれるが、資料上は「日野城」「蒲生城」などと表記されています。築城年代は、文亀4年(1504)、大永4年(1524)、天文年間(1532~55)などの諸説がある。

 

案内板から左手に行くと、すぐに城跡がある。
   
 そんなに広くない小高い台地には小さな神社があるだけでした。



  

日野川ダム湖
写真左端が日野城跡です。正面奥の冠雪している山は「綿向き山(標高1,110m)」です。

********** 参考 *********

下記は第20回「綿向山の日」記念登山の山歩きページです。

・ふれあい綿向き山Day  2015・11・10



今日はひな祭りからちょっぴり歴史散歩となりました。