坂上田村麻呂之墓から稲荷山へ
2018・12・31

 初詣は大混雑でお詣り困難な「伏見稲荷」、大晦日なら大丈夫だろう。今日は山科側から稲荷山へ登ろう。ついでに何処か立ち寄ってみようと山科区のマップをチェックしたら、「坂上田村麻呂之墓」があることを知る。中学生の頃かな、私の名字から”たむらまろ”ってニックネームつけられたこと思い出して、その縁をたどって立ち寄ってみることにしました。


JR山科駅で地下鉄東西線に乗り換え、二駅目の椥辻(なぎつじ)駅で下車、新十条通を西へ。
距離は約600mほど、山科側の傍の住宅に囲まれた場所でした。
 坂上田村麻呂は、平安時代の公卿、武官。桓武朝で征夷大将軍を勤め、蝦夷征討に功績を残しました。死後、この墓所で平安京の東に向かい、武具を付けて立ったまま柩に納められて埋葬され、軍神として信仰の対象となる。多くの伝説、物語が生れている。
 

 さあ、次は稲荷山だ。山科側の登山口は新十条通りの突当り、トンネルに入る料金所横の住宅街の坂道を登って行く。この近くには何度か詣りしている大石神社(大石内蔵助がまつられている)があります。

※大石神社は ・思いつきの稲荷山スケッチ歩き(2013/02/22)ページをご参照ください。 
 

山科市街の展望
(フェンスの左手は新十条通り)
後方の山は滋賀県境の音羽山です。
 

山科市街と音羽山・千頭岳
登山口を少し入ったところからの展望

 

登山道
 

どんどん高度が上がって行く。
 

登山道からの山科市街
 

登山口から25分、稲荷山への平坦な道になる。
 

5分ほどで稲荷山手前の4差路分岐に着く。
 

分岐の左手へ行くと展望があるが、この道もあれている。
 

稲荷山頂上へは直進だが、道は倒木で大荒れだ。
 

倒木の下をくぐったり、乗り越えたりと悪戦苦闘・・・、
戻るのも大変なので稲荷山頂上目指して強行突破だ。
   
  大汗かきながらなんとか乗り越えていく。こんな倒木がなかったら10分足らずの楽な山道ですが、今回はとても長が~い時間かかった気がする。何度か歩いているが、こんな体験ははじめてでした。(実際には20分間の奮闘でした)・・・この秋の台風で近場の里山でも被害があり、山歩きでこんな惨状をあちこちで見てきました。
 

やっと稲荷山頂上への参道鳥居が見えてきた。
 

この鳥居道参道を左へ行くと稲荷山頂上はすぐだ。
 

末広大神、ここが稲荷山の頂上になります。
 

跡は鳥居の参道道をどんどん下って行きます。
 

茶店のある四辻に着く。
 

四ツ辻から望む京都市街
   四ツ辻:ここは展望も良く、茶店もある休憩スポットです。その名のごとく道が4本、稲荷山頂上を周回する道、伏見稲荷本殿へ下る道、さらにもう一本は泉涌寺方面への道が集まる基点です。
 

 今日は三ツ辻から初めてのお産場茶屋への道を歩き、伏見稲荷大社の本殿上に出ました。
 

お産場茶屋の由来
   
 歩くのもままならないお正月の大混雑ではなかったけど、外人さんの観光客や参拝者でけっこうにぎわっていました。
 

伏見稲荷大社の本殿
 

正面参道の大鳥居と山門
今日は12月31日、大晦日 もうすぐ新年を迎えます。
今年の歩き納め、いいい汗をかきました。