低山歩きで五個荘町へ
2008・2・22

 近江商人の古里・五個荘町。この季節開催されている「商家に伝わるひな人形」めぐりしました。五個荘は古い商家の建物が残っていて散策する人、絵を描く人、写真愛好家などに人気があります。この前はスケッチに行くとき地獄越え道で五個荘へ行きました。今回は猪子山から尾根歩きして石馬寺の集落へ、そこから一直線の道を五個荘へ。帰りはさすがに疲れてバスで能登川駅に戻りました。
今年初めての低山歩きは先日積もった雪がちょっぴり残る気持ちのいい静かな道でした。

猪子山から繖山縦走は「JR能登川駅から繖山」をクリックしてください。




猪子山


能登川駅から徒歩6〜7分で石の鳥居が見えてくる。この参道が猪子山の登山口です。この低山が猪子山で、頂上手前に「北向岩屋十一面観音」があります。 観音堂は大きな岩に張り付くように建っていて、琵琶湖方面の展望が素晴らしいです。
JR能登川駅から繖山」で見てくださいね。



車も通れる立派な参道
毎日散歩しているという人がおおい。



岩船と岩船社
小さな社と巨岩が見えてくる。





岩船(社左横の船の形をしている巨岩)と岩船社

 この岩船は、神亀5年(728)5月、高島比良の山より湖上をこの地に渡られた比良明神(白髭明神)が乗船したものと伝えられている。岩船社は渡湖の際、岩船を先導した津速霊大神が祭られている。





岩船社を過ぎると磐座(いわくら)の看板と巨岩が・・

 社伝古文書に天慶年間(938〜946)菅原道真公の御神霊比良より繖山の勝菅の岩屋に鎮り給うとあるが、この磐座をさすものと思われる。


?神社

前回は北向き観音の道を歩いたが、今回は別ルート(地元の人に教えてもらった)を選択して、この神社右奥の登山道を登りました。



神社裏は展望が開けていて、能登川市街が展望できる。右後方は彦根の荒神山です。



すぐに残雪の残るこんな登山道になる。
約30分ほど登ると、北向き観音をちょっとすぎた尾根道の縦走路に出会いました。









日当たりのよいところはこんな感じです。


尾根道をアップダウンしながら30分ほど歩くと石馬寺の集落へ下る道に出会う。山の北側になる尾根道は残雪が残っている。



縦走路の道標




 石馬寺への下山道。道が落ち葉に埋もれている。この道はあまり歩かれていないようだ。


20分ほど急な山道を下ると石馬寺の集落に飛び出しました。
この集落を通り抜けると正面に五個荘町が見えてくる。田圃が開けている中央に一直線の農道が五個荘まで続いている。



下山道から雪の残る繖山が見える。



石馬寺の集落



五個荘町の金堂バス停に着いたのは12時45分、能登川駅を出発して2時間でした。
久しぶりの山歩き、汗が噴き出したが吹く風が心地よい。急に空腹を覚えて、ひな人形めぐりの前にまずは昼食できる所を探す(^_^;)。




見つけた茅葺の食事処「めんめん たなか」




 腹ごしらえができたので、いよいよひな人形展めぐりだ。一軒目は「めんめんたなか」からすぐ近くの「中江準五郎邸」へ。ここで三軒共通入場券(500円)を購入する。




中江準五郎邸








夕職雛人形の三人官女
(中江亭にてスケッチ)
内裏雛をスケッチしたが難しい(ーー;)、結局この3人官女1枚しか描けませんでした。







外村 宇兵衛 邸



外村 繁 邸










ナマコ壁の蔵がある通り





五個荘町の町並み