仁川から甲山ハイク
甲山(かぶとやま 309m)
(2012・5・21)
  今日は絵仲間の「水彩スケッチ画展」の初日で夕方から大阪のギャラリーでオープニンググパーティがある。朝から気持ちのよい晴れ間が広がっている。スケッチしてから行こうと早めに出かけました。大阪駅に着く頃、何処へ行こうかと思案する。なんとなく仁川の甲山へ行こうと考えがまとまる。大阪から遠くないし、ずいぶん前になるが一度歩いているので地図なしでも行けるだろう。阪急梅田から西宮北口で乗換え3駅目、30分ほどで仁川駅に到着する。






仁川駅を降りたらすぐ横を仁川が流れている。
10:15 記憶を辿りながら仁川の右岸(写真の右側)を上流へ向けて歩きだす。




甲山は特徴があるからすぐにわかります。
10:24



地すべり資料館



 甲山(上の写真)が見えてきて、さらに進むと”この先行き止り・仁川ピクニックセンターへは橋を渡れ”とある。左岸をさらに上流へ進むとまた行き止まり。散歩していた方に甲山への道を聞くと「地すべり資料館」からの道が近いよと教えてくれました。ちょっと小高い所に資料館はありました。中へ入ってみたけれど誰もいないので”甲山森林公園ハイキングマップ”をもらう。これでちょっぴり安心です。

   仁川百合野町地すべり資料館のことは後で知ったことですが・・・・。

 阪神・淡路大震災(1995年1月)によって発生した土砂災害のうち、最も大きな被害が出たのが仁川百合野地区です。地すべりの規模は、幅約100m、長さ約100mで、深さ15m、移動土塊は約10万m3に達し、崩壊土砂は、二級河川仁川を埋塞するとともに、家屋13戸を押しつぶし、34名の人命を奪いました。この資料館には、阪神・淡路大震災の経験から自然の恐ろしさと土砂災害のしくみを学ぶためのビデオや写真、また、地すべり対策工事のしくみがわかるジオラマ模型などを設置しています。・・・資料館のHPより





「甲山森林公園ハイキングコース」
地すべり資料館で入手でマップをもらう。
甲山森林公園は甲山の山麓に広がる面積約83haにもおよぶ森林公園です。






高台になっている地すべり地からの展望
10:48

地すべりを起こした斜面にはシバザクラが植えられており、春には一面が鮮やかなピンク色に染まるそうです。見えている仁川沿いの舗装路が仁川駅から歩いてきた道です。ここで早め昼食をとっていると、森林公園散策の方に出合い、甲山へのルートを再確認することができました。





上の写真のズームアップです。



登山道に入る
土曜日とあって散策する人にけっこう会いました。



少し歩いただけで県民の森の広い林道にでる。
前を行く人は直接甲山へ向うようだ。




私は逆方向へ、この広場から展望台へ向う。






展望台は素晴らしい眺めでした。

左端に歩いてきた仁川が見えます。その後方は霞んでいるが生駒山です。
中央やや左のビル群が大阪周辺です。ちょうど中央には関西学院大学のキャンパスが・・・
この時点ではそのキャンパスへ行ってスケッチできるとは想像できませんでした。







展望台から森林公園の北口に向かう…



北入り口から舗装路の道で甲山へ



甲山登山口
登山道は森林の中へ…


甲山への登山道


舗装路をしばらく進むと、右手に甲山の登山口の道標が見えてくる。登山道は森林の中へ入っていきます。舗装路奥には甲山青年の家が見えている。



源頼朝の塚
 源頼朝は甲山大師・神呪寺を寿永年間に梶原景時を奉行として復興したそうだ。ここから登山道は階段の道が続く。


11:55 甲山頂上着
 山頂はこんな感じの広場になているが、周囲は木々に囲まれていて展望はありません。




甲山山頂の三角点で記念撮影
甲山からの下山は別ルートを選択、
神呪寺に下山する。


 広場の南側に、平和塔があるが、塔というよりただの石柱のようだ。この周囲で銅戈(どうか)が見つかったという。。銅戈とは中国大陸で開発された武器の一種で、弥生時代に日本へ伝わり、祭りの道具として広がった貴重な考古資料だそうです。




12:08 神呪寺に出た。



多宝塔




神呪寺境内からの展望




神呪寺本殿




神呪寺の背後にいま下山してきた甲山が見えている。



神呪寺の山門




 舗装路を歩くつもりでしたが、ハイカーが別道へ下っていく。そこは甲山森林公園へつづく道でした。





12:50 甲山森林公園を散策、みくるま池からの後方に甲山が見えてきた。



 左の写真は大師本堂(甲山観音)への七丁の町石でした。

 この町石のところで散歩中の地元の方に出会う。甲東園駅への道を聞くと、駅への道は関西学院大学のキャンパスまで行くと後はわかりやすいのでそこまで案内してくれるという。親切に甘えて一緒に下っていくと突然外国かなと思う自然いっぱいのキャンパスに着きました。
 ここで案内してくれた地元の方に別れを告げてキャンパス内を散策して、スケッチもさせてもらいました。





13:16
まるで外国のような関西学院大学のシンボルとキャンパスの光景です。
建物の名前はわかりません。ここでも後方に甲山が望めました。




関西学院大学のシンボル



キャンパス内にあるチャペル


 スケッチブックがここへきて役立ちました。やっとこの二枚が描けました。絵をクリックすると拡大します。
まさに「低山歩きとスケッチ」そのものを楽しんだ一日でした。


・・・・・ 参照ページ ・・・・・・

・甲山・ベーグルオフ 1997年5月25日(日)