寒咲き花菜訪ねて湖岸までウオーク
(2011・2・9)

 守山市の冬の定番「冠雪した比良の山々と寒咲き花菜」風景をスケッチしたくて自宅から琵琶湖岸の第一なぎさ公園まで歩いてきました。寄り道しながらのウオークは比良おろしの強い向かい風で片道約14kmの歩きに約4時間もかかってしまいました。おかげで湖岸に着いたら描く時間がなくなって、いつもの早描きスケッチ1枚だけでした。さすがに疲れたので帰りはバスにしました(^_^;)。




今日歩いた概略図

最初の寄り道は市民ホール。守山市の公民館で
行われている自主教室の活動発表会場へ。これを
見てから市民ホールに隣接する運動公園へ。




運動公園のせせらぎ

この公園には市民球場、体育館、テニスコート
それに陸上競技のトラックなどがあります。
また、散歩やジョギングする人にも人気の場所です。





運動公園内にあるホタル館とホタルが飛ぶせせらぎ
守山市は源氏ホタルの保護育成に力を入れています。




運動公園から琵琶湖岸めざして西へ
民家も少なくなり田んぼが広がり、この前歩いた仰木峠から比叡山までが一望できる。




比叡山から仰木峠までの遠望
中央に白い羽の風力発電のプロペラが見えるところは琵琶湖博物館と水性植物館のある
烏丸半島です。ここは夏には大輪のハスの花で一面に咲くところです。





さらに進むと赤野井町の集落に入ります。
赤野井には赤野井西別院(蓮如上人ゆかりのお寺)があり、滋賀の真宗の布教活動の中心地域でした。


大庄屋諏訪家屋敷
ここはスケッチなどに何度も訪れています。



この矢来のある所から船の出入りがされていた。
往時は船でこの川を下って琵琶湖へ・・・

大庄屋諏訪家屋敷

赤野井には臨川寺三会院の所領があった。慶応3年(西暦1340年)に、足利尊氏が、諏訪大進房円忠の戦功に、当地の地頭職を与えられた。その後長きにわたって、諏訪氏が大庄屋としてこの地に根付く元となったとか・・・・(中世)


赤野井の集落を過ぎるとまた田園地帯。比良おろしの寒い風に逆らって北西へと進む。



振り返ると近江富士が…



進行方向には目指す比良山系が見えてくる。
少し雲はかかっているが冠雪がよく見える。




途中、ラーメン店で休憩&昼食をとってからレインボーロード(琵琶湖大橋取付道路)からはずれて
旧野洲川の南流跡に入る。
 ここは2001年から旧野洲川南流跡地に豊かな自然を再生するという事業「びわこ地球市民の森」として進められている。幅100〜200m、3.2kmの大きさです。
 野洲川は
 改修以前は2つの川に分かれていて、野洲町竹生あたりから分かれた南流と北流は、両方の川幅を合わせても上流より狭く、曲がりくねり、河床の高い天井川でした。そのため、大雨で堤防が切れやすい状態でした。大水害が約10年に1回の割合で発生していたと聞く・・・・
現在の野洲川は南北に分かれるあたりからほぼ直線に新しい河川を建設、昭和54年6月2日に完成しました。



木々の後ろに比良山系が望める





「びわこ地球市民の森」の森林センター付近からの風景
写真左側に見えるビルが琵琶湖岸です。その横に寒咲き花菜の畑があります。
今日の目的地まで後1時間くらいかかるかな・・・・





やっと寒咲き花菜の畑に到着





花菜畑から右方向に見える風景
湖岸に浮かぶ近江八幡市の沖島と
右は長命寺山と津田山です。




湖岸は風が強くて寒いが晴れてきてよかった。






菜の花畑と比良山




[ 参考レポート ]

・野洲川南流跡をたどる(2009・10・22)