勝部の火祭り
かつべのひまつり
(2013・1・12)

 毎年1月の第2土曜日、勝部神社で行われます。県を代表する勇壮な火祭として有名で、県の無形民俗文化財に選択されています。 祭の起源については一般に鎌倉時代、土御門天皇(つちみかどてんのう)の病気が重いので占師に占わせたところ、数千年も生きている大蛇がその元凶だというので切り殺して火に焼いて踊ったところ、天皇が全快したことに始まるったといわれています。勝部で使われる松明は、軸が長さ5mから6m、直径40cmの長い円柱で、材料には柴が用いられています。退治された竜(大蛇)の胴体は、勝部神社に。頭部が住吉神社へ飛んだとの伝承に由来しそれぞれの松明は胴体・頭部をかたちどっています。


 勝部神社へは自宅から歩いて10分、ということでいつも松明に点火される8時半ころに行く。当然、大勢の見物客でよいポジション取りは無理です(^_^;)。



大松明が神社の境内へ
今年は夜8時過ぎに、大蛇の胴体をかたどった大松明12基が境内に担ぎ込まれる。、



若者が褌姿て゛神前の御神火から火をもらって大松明に一斉に点火します。




燃え盛る大松明の前で、褌姿の若者たちが無病息災を祈願して「ごうよ」「ひょうよ」(御脳平癒の転)と大きな掛け声をかけながら乱舞する。








大松明に点火された瞬間です。




勝部神社

 大化5(649)年の創建と伝わる神社。当初は物部神社といいましたが、そののち勝部(かつべ)という地名になり、勝部神社と呼ぶようになりました。戦国時代の1492年に佐々木高頼が再興したもので国の重要文化財。

あまり身近すぎて、こんな早描きスケッチしかしていませんでした。




火祭の紹介をしていないと思ったら12年前にこんなページがありました。
合わせてご覧ください。
我がホームタウンの勝部神社の正月行事「火祭り」 2001/1/13


 勝部神社
TEL:077-583-4085

滋賀県守山市勝部1丁目8-8 【地図(GoogleMap)
JR琵琶湖線「守山駅」下車 徒歩 5 分