芝1号墳と井ノ内車塚古墳の現地説明会へ
(京都市西京区大原野岩見町・長岡京市井ノ内)
2015・11・7

 11月6日の京都新聞でこの二つの記事が載っていて、興味を引かれて出かけました。JR長岡京駅で下車して光明寺行きのバスに乗る。約15分ほどで光明寺駅前バス停に着きました。


 

現地説明会の情報を知った京都新聞記事です。
(2015-11-6 朝刊)
※詳しいことは上の新聞記事をクリックして拡大版をご覧ください。

 

光明寺の参道を通り過ぎて丹波街道を
北へ15分ほど歩く。
 

吉峰道のところに現地説明会の案内の人がいて
道を教えてくれる。入って行くと竹藪が広がっている。

 

芝古墳
10:00 現地につい着いたが、すでに大勢の考古ファンが集っていて、説明会もはじまっていました。
 

 受付で資料をもらい、出土品を見る。ほんの小さなかけらから全体像がよく分かるんだなあと、いつも感心する。
 

芝1号古墳は竹藪の中の小型の前方後円墳でした。
 芝古墳は14基あり、首長クラスのこの1号古墳は唯一の前方後円墳で、全長38m。見つかった石室は幅1.5m奥行4mの長方形。遺体を安置する玄室で多くの石が抜き取られていたが、通路(羨道・せんどう)の部分は石が残り、石室の入り口とみられる場所から4基の埴輪」が見つかった。
 

 奥が玄室です。通路(羨道)部分に石が残り、石室への入り口には4基の埴輪(右下)が見が見えています。
 

玄室に立って説明する京都市文化保護課の担当者

 
次の会場はごく近くのやはり竹藪の中で、隣り合わせのような位置にありますが
芝1号古墳の住所は京都市西京区大原野岩見町で井ノ内車塚古墳は長岡京市井ノ内となっていました。
 

次の会場、井ノ内車塚古墳へ移動する。
 

井ノ内車塚古墳
   
古墳時代後期の6世紀初頭の造営で、全長39m。

 

井ノ内車塚古墳の造り出し部分
造り出つしが後円部に接続する珍しい形だそうです。
 

出土した埴輪など・・・
 

造り出し部分で見つかった砕かれた埴輪
砕かれたものが多いことから祭祀に使ったようだ。
 二つの古墳についての詳しいことは、前出の「京都新聞」をクリックして拡大版で参照ください。


この日は盛り沢山、古墳見学の帰りはバスを使わずに歩いて光明寺の紅葉を見る。その後、
長岡天満宮を経由して阪急の長岡天神駅まで歩きました。そこから阪急で嵐山へも立ち寄り
紅葉の嵐山を散策してスケッチしました。

・京都紅葉散策とスケッチ 2015.11.7