金勝山ハイキング
(こんぜやま)
滋賀県大津市-栗東市
2018・10・30
 この山の登山口へは自宅から車で約20分ほどで行ける。私の好きな低山で、よく歩いています。大岩の「天狗岩」が人気です。今までこの山一帯を「湖南アルプス」だと思っていました。この日、登山口の有料駐車場(一日:普通車 700円)でもらった”ハイキング案内”には「金勝山ハイキング」とありました。この日は何度も歩いている人気の「天狗岩と磨崖仏」がある登山コースを歩きました。


 

9:13 大津市上桐生バス停に着く。
ちょっと見にくいですが、写真中央の三角錐が天狗岩です。
紅葉がはじまって綺麗でしょう。
 

この日選んだコースは”6時間プラン”です。
素晴らしい展望とスケッチしたい天狗岩と狛坂磨崖仏があるからです。
私は上図の反対回りで出発、上桐生から落ヶ滝コースをとる周回コースです。
 

赤ライン:今日歩いたルートです。
※図をクリックすると拡大図が見れます。


9:25 北谷林道で出発です。木れ日で緑が鮮やかだ。

 

少し歩くと分岐があり、北谷林道から落ヶ滝線に入る。
 

ここは二番目の分岐、道なりに直進です。
※ここから右手に入って行くと「天狗岩線(尾根ルート)
で、二年前に歩きました。・湖南アルプスの天狗岩線を登る。
 

三番目の分岐
ここで右へとり、落ヶ滝へ向かう。
、左へ行けば北谷林道に合流する。
 

露出した岩の道がはじまる。
 

10:00 落ヶ滝に着きました。
今の時期は水量が少なく一筋の滝です。
写真では見つけにくいですね。
 

4番目の分岐
 落ヶ滝線は直進で尾根に向かうが、落ヶ滝へはここから右へ入って行く。滝で行き止まりとなるので、見物したらまたここまで戻ることになる。
いつもならここから先ほどの分岐に戻るのですが、
今回は初めてですが、滝の右手の踏み跡を辿って直登にトライしました。  
 

直立する岩壁を少し登ると落ヶ滝の一筋の水がよく見える。
 

さらに直登がつづき滝の岩壁が下になる。
登りつめたが、ここから道がわからない。薄い踏み跡を探しながら進んだが・・・ 
 

 結局道がなくなってしまった。正規のルートにはない所を登ってしまったのだ。
10:20 方向だけを見定めて、落ヶ滝線の道へ少し下って行くと滝上部のこんな岩場に出ました。
この右手の岩壁を登り返して、なんとか落ヶ滝ルートの道に出てホッとする。

10;40 やっと鶏冠山から天狗岩へ向かう尾根道に合流する。
 

10:50 歩きやすい尾根道で展望を楽しみながら進む。
露岩が沢山露出している。左遠方は音羽山、右端は比叡山が、びわ湖も少し見えています。
 

11:00 目指す天狗岩が見えてきた。
 

 北谷線の北谷縦走路とそのピーク鶏冠山の稜線の向こうにびわ湖と比叡の山並みが展望できる。
 

11:08 天狗岩が近づいてきた。
 

11:10 ちょっと霞んでいますが、素晴らしい展望でしょう。
真正面に比叡山、その前にびわ湖が見えています。




11:20 天狗岩の見下ろす場所に着く。

 天狗岩に着いたら、登り口には10人ほどの登山者が順番待ちをしている。迷い道してけっこう疲があるので、天狗岩に登るのはあきらめて通過しました。天狗岩がよく見える所で休憩、おにぎりを食べた後、この絵を描きました。第一目標達成です(^^♪

 

昼食とスケッチで大休止した後、白石峰に向かう。
 

12:18 白石峰に着きました。
 白石峰は縦走路の分岐で、左へ行けば龍王山(標高604m)から金勝寺へ行けます。
直進して下って行く道は茶沸観音線です。私は右へ下って行く狛坂磨崖仏へ向かうルートをとりました。


 

12:30 国見岩に着く。
真下を第二名神高速道路が走っています。
遠方に中央から右側に見えている山並は京都府との県境にある千頭岳と音羽山です。


 

こんな岩が露出している道を下って行く。
 

12:44 今日の二番目の目的地狛坂磨崖仏に到着しました。




狛坂磨崖仏
現地では時間に限りがあるので、この絵は帰宅してから加筆しています。

 

狛坂磨崖仏付近にある石仏
 

13:26 出合へ向かい下り道
かなりの倒木などで荒れている。
 

鬱蒼とした樹林帯を抜けるとこんな道になる。
 

13:50 出合の分岐からは南谷林道で上桐生へ向かう。
 

14:10 第二名神の下をくぐって逆さ観音に着く。
 

逆さ観音が刻まれている岩です。
  14:22 林道歩きでオランダ堰堤に着く。 
 

オランダ堰堤制作の指導をした、オランダ人技術者ヨハニス・デ・レーケの像です。
 

オランダ堰堤
ちょっと影になって見にくいです。
 オランダ堰堤はと砂防ダムです。奈良時代から江戸時代にかけて木材の伐採で田上山は荒廃し、はげ山となり土砂災害が頻発しました。その防止のためにここにオランダ堰堤が造られました。この堰堤は「鎧型堰堤」の1つで、オランダ人技術者ヨハニス・デ・レーケの指導のもとに1889年(明治22年)に完成されたものです。


14:30 出発地の上桐生登山口(有料駐車場)に戻ってきました。