マキノ高原から赤坂山
2006・6・24



 梅雨の晴れ間、マキノ高原へスケッチに行ってみよう・・・
湖西道路も無料化になり車も多いがスムーズな走りでマキノに着きました。



マキノ高原の入り口にあるピックランドで休憩
いつもはあまり感じなかったが、今日は爽やかな風が吹き抜けなかなか心地よくて高原の雰囲気がある。ごろっと寝転んでみたい感じがする。



ここに車を置いてすぐ傍のメタセコイヤの並木道を歩いてみる。




「新・日本の街路樹百景」選定
マキノ高原のメタセコイア並木道


 関西随一の規模を誇るここマキノ観光栗園を縦貫する町道沢牧野線とこれに続く県道小荒路牧野沢線には、延長2.4kmにわたってメタセコイア約500本が植えられ、マキノ高原、マキノスキー場へのアプローチ道として、高原らしい景観を形成している。 この並木は、1981年に学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環としてマキノ町果樹生産組合が植えたのがはじまりであるが、組合関係者をはじめとする地域の人々の手により慈しまれ、育まれて、その後さらに県道も協調して植栽され、延長が伸ばされたことから、現在のこの雄大な姿となったものである。
  メタセコイアは中国原産、ひのき科メタセコイア属の落葉高木で、和名はアケボノスギ。樹高は35mに及ぶ。最大樹高が115mにも及ぶと云われるセコイアにその姿が似ていることから、メタ(変化した)セコイアと名付けられている。
  春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々に美しい円錐形のメタセコイアの並木とまっすぐに伸びる道路が造りだす対称形の整った景観は、遠景となる野坂山地の山々とも調和し、訪れる人々を魅了してくれる。
(案内板より転載)

    


爽やかな風に吹かれて、木陰はとても気持ちがいい。
メタセコイヤ並木をスケッチしながらしばしこの雰囲気に浸る。



 さあ次はマキノの奥にある茅葺の里「在原」へスケッチにいこと車を走らせる。そうだ、ちょうど昼時なのでマキノ高原スキー場で食事をとろう・・・ここには温泉もありますよ(^.^)
ゲレンデ横の林間やゲレンデにテントが張られて、もう夏休みの光景でした。爽やかな涼しい風が吹いていて、とても気持ちがいい。
ごろっと昼寝するのもいいなあ・・と思いながらゲレンデを歩くうち赤坂山歩道の案内板が目に入る。赤坂山(834m)約4kmか・・・だいぶ以前にカタクリの花見物に登ったことがある。2年前の3月、雪のため途中展望のある東屋までで敗退している。急に登りたくなってきた。



オートキャンプ場




マキノ高原スキー場
赤坂山は右端方向ですがゲレンデからは見えません。

赤坂山歩道は・・・
マキノ高原から栗柄越、赤坂山(834m)、三国山(876m)を経て、黒河林道を通り、白谷集落までのおよそ12kmの自然探勝道です。9年前に囲炉裏の山仲間とこのコースを歩いたこともあったなあ。今日は午後からの登山なのでどこまで行けるか登ってから考えることにしました。

コースと距離は
 マキノ高原〜3.5km〜栗柄越〜0.5km〜赤坂山〜0.6km〜明王の禿〜1.5km〜三国山〜1.5km〜黒河林道〜4.8km〜白谷集落
−−− ゲレンデ奥の登山口の案内板より −−−−

レストランで食事して、カメラとペットボトルの水だけ持って登山開始。
ゲレンデ奥の登山口13:24着



登山口から少し登ったところから、ゲレンデから琵琶湖方面を見る。



登りだしはいきなり木段の急坂です。




登山道のほとんどがこのような雑木林の中、夏でも気持ちのいい歩きができますよ





 前回(2年前)この武奈ノ木平(東屋がある)で積雪のため敗退したところです。この時もマキノの知内浜へ写真を撮りに来ている友人を訪ねたついでスニーカーで登ったためです(^_^;)。14:00



 東屋で小休止していたらご夫妻が下山されてきた。頂上付近はガスが出ていて赤坂山から引き返したとのこと。今はまたガスが晴れて明王の禿(山肌が見えているガレ場)がここから見えている。



ここからはまた木陰の登山道になる。ブナの新緑の中は風もあり快適だが、それでも汗は噴出してくる。谷を小さな流れに沿ってしばらく登る。





木陰の登山道には小アジサイの花があちこちに見られる。午後になると下山してくる人がけっこう多いなあ。山では昼過ぎから登るのはあまり感心しませんね(^_^;)



やっと展望がある送電線鉄塔に下に出る
5月ならカタクリの花が見られる所だ
14:40




この展望の場所からは赤坂山の先にある明王の禿(ガレ場)がよく見えている。ガスはおさまっているので今日はここまで行けるかも・・・



登山道の横にあったお地蔵さん?草原の中にぽつんと岩があり、なんか不思議な感じです。以前登ったときには気がつかなかった。



栗柄越を過ぎると、赤坂山の山頂が目の前に見える。頂上は薄いガスがかかっているようだ。




頂上が近づくにしたがいガスが濃くなってくる。




赤坂山頂上での記念スナップ
15:00



遠く白山や日本海を望むことができるとあるが、頂上に着いたらガスが出てきて展望はない・・・残念でした。



展望もないし、時間も遅いので先に進まず来た道を折り返し下山することにしました。下山途中で頂上のガス中を歩く登山者を望遠で撮りました。


16:10登山口着。
マキノ高原スキー場まで下山してくるとまたまた快晴の世界となりました。在原の里はここから5kmほどなので足を伸ばすことにする。



16:30 在原の里に着く

 


修理中の茅葺の家に出会いました。



いつもあちこちより道をするので時間がなくなってしまう(^_^;)
今回もあわてて一枚スケッチをして帰宅しました。