青春18キップの旅
1日目

中山道奈良井宿

(2012・8・27)

 そろそろ青春18切符の有効期限が近づいている。2枚分残っているキップを使って一度行きたいと思っていた旧中山道の奈良井宿へスケッチに行こうと決める。出かける予定の4日前だったが、インターネットで奈良井宿の民宿(いかりや町田)さんの予約がとれた。2泊目は木曽の御嶽山が展望できる王滝村の和風ペンション銀(しろがね)の予約もできた。御嶽山のスケッチもできるかな…


 8月27日の早朝、6:34発の快速で米原へ。この時間だと大垣駅での乗り換えしなくて名古屋へ行ける。ただし、中央線の中津川行普通列車の待ち合わせ時間が45分もある。まあゆっくり行こう。



セントラルライナー指定券はホームで買える



中津川行きのセントラルライナー

 9:45発の普通電車をホームでのんびり待つことに。すると「セントラル・ライナー」中津川行きが入ってくる。18キップでも乗れるのかと駅員さんに聞く。”指定券(310円)を買えば乗れますよ”という返事だったので乗ってみることに・・・



中津川駅前の大通り

 計画していたより25分も早く中津川駅に着く。12:01発の松本行きまで1時間40分もある。駅前の観光案内所で1時間ほどで行ける観光スポットはないかと聞くと10分ほど歩くと中山道中津川宿の通りがあるという。この日も夏日が暑いが、中山道の縁もあるから行ってみよう。




大通りから右折、新町通りへ
細い通りだが綺麗に整備されていた。
中津川名物栗きんとんの老舗「すや」



中津川宿場町を再現した往来庭

中山道中津川宿

 中津川宿は中山道の69次の46宿で、現在は岐阜県中津川市となる。江戸方より淀川町・新町・本町・横町・下町と続き、本町に本陣と脇本陣があったという。私は新町から本町まで散策、あまりの暑さにスケッチする気力がわかずに駅に戻りました。



中津川村庄屋居宅
「うだつ」のある立派な建物でした。



古い建屋も・・・




中津川を出るとこんな絵になりそうな風景が・・・
ゆっくり車窓の景色を楽しみながら1時間半ほどで奈良井駅に到着する。






JR奈良井駅舎



奈良井駅のホーム
中山道の標札が・・・


奈良井宿入り口にある案内板



いきなりタイムスリップした気分になる。

 奈良井宿は「中山道11宿」のひとつで、難所・鳥居峠の麓にあって、「奈良井千軒」とも呼ばれ、かつて中山道における木曽路一番の賑わいをみせた宿場町。木曽路最北端の贄川宿にも近い。家には千本格子があり美しい町並みは延長約1kmにもおよとか・・・





さっそく奈良井宿の入り口でスケッチする。
ここの建屋は二階庇が大きい。そのおかげで昼過ぎでも日陰がある。






宿場通りから塩尻方向(北)を見る。



宿場通りから鳥居峠の方向(南)を見る
山の向こうは次の宿場・薮原になる。





本日の宿は宿場の中ほどにある民宿「いかりや町田」さんです。
中央の行燈のある家、粋な暖簾がかかっていた。
(右上の写真の左側の建物です。

 チェックインは午後4時にしていたが、またまた中山道の鳥居峠まで歩きたくなる。2時過ぎに訪ねたら快く荷物を預かってもらえました。・・・・・長くなるのでこの続きは
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