秋のOB会ハイクで京田辺へ

2022年11月16日(水)

 コロナ禍で延期されていたOBハイキングが、約3年ぶりに再開です。今日のハイクコースは京田辺の寺社を訪ねるコースでした。午前10時、約40名が集合場所のJR京田辺駅に集まりました。



JR京田辺駅前 
 今日案内してもらう京田辺市のボランティアガイド(4人)さんから、資料をいただき、コース概要の説明がある。 10:15 一番目の訪問先、棚倉孫神社へ向かう。

 


今日のコース(赤ライン)マップ
距離は約7.5kmです。
 

棚倉孫神社
 住宅の間の細い道を歩いて約10分ほどで到着する。神社は府道22号線を渡ったすぐの所にありました。


 

棚倉孫神社境内へは少し下って行く。黄葉が奇麗だ。本殿はこの奥にある。
 棚倉」とは・・・
 穀物を収蔵するに当たり、湿気をさけるための床を設けた倉庫をいい、養蚕にも用いられた。筒城(綴喜)は古来から渡来人による養蚕の盛んな地域であり、その蚕は貴重で「天の虫」ともいわれ、蚕が棲む倉を崇め神格化して祀ったのが神社としての興りではないかとも考察されている。

 2年に1度の例祭では、秋の収穫を祝って約30種の穀物や野菜などで飾られた「ずいきみこし」がくりだされる。高さ3m、155m四方、重さ約1トン、屋根に赤ズイキ、鳥居に青ズイキ、壁に大豆、三度豆、玄米、小豆、頂上の鳳凰には南瓜や百日紅の花、他にも赤、青の唐辛子、赤なす、たかのつめ、菊の花など全部で30種類ほどの野菜や穀物、乾物が飾りつけられ、神々に五穀豊穣を祈願する。天香古山命(あまのかごやまのみこと)を祭神とする旧天神ノ森の産土神で、元は天神社または天満宮とも称していたが、明治になって式内棚倉孫神社と改めた。 (京田辺市観光協会HPより)




本殿


ずいき神輿

この後、近くの一休寺へ向かう。約10分ほどで着きました。

 

一休寺正門
紅葉が奇麗だ。

酬恩庵(一休寺)の概要
  酬恩庵は正応年間(1288 〜 1293)に南浦紹明(なんぽじょうみょう、大応国師とも)が創建した妙勝禅寺(妙勝寺)にはじまる。鎌倉時代末期の元弘の乱(1331 〜 1333)で荒廃したが、康正二年(1456)に六世の孫にあたる一休さんこと一休宗純が再興。恩に酬(むく)いるという意味をこめて酬恩庵と名付けた。現在は一休寺の通称で広く知られ、南山城六山の一つにも数えられる。


   
  境内はすばらしい紅葉、いい時期に来ました。今年の紅葉は例年に比べてだいぶ早いなあ。
 

 ボランティアガイドさんが力を込めて、この本堂の作りについて説明案内してくれました。
 

 それは、この扇型に配置されている垂木です。この造りは沢山ある神社仏閣の中でも珍しい構造だそうです。
  

一休寺の南庭
 一休寺へは何度か来ているが名物の「一休寺納豆」を試食下のは初めて、けっこう強烈な味覚だがお酒のあてになりそうなので一袋(50g・900円)を買いました。 帰宅してからネットでチェック ⇒ 納豆と名は付けど、独特のコクあるうま味の凝縮した大豆チーズ。ご飯に載せてもいいけれど、本領発揮はエスニック料理やお菓子作りの隠し味。なぜなら製法が中国の発酵調味料の基本、豆鼓(トウチ)とほぼ一緒だから!・・・とありました。


12時少し前に一休寺見学が終わる。昼食は観音寺へ向かう途中の京田辺市役所横の体育館です。 
私は一休寺正門前でスケッチして少し遅れて後を追う。


 

一休寺正門前
現地では時間がなかったので鉛筆でのラフスケッチでした。着色仕上げは帰宅後です。


 
京田辺市観光協会パンフレットより転載
   
13:20  ここはその途中にあるこじんまりした「酒屋神社」です。
   
こじんまりした本堂と鮮やかな紅葉、
 ここでもボランティアガイドさんからいろいろ案内してもらいましたが、ぼんやり聴いていて憶えていません。
 

参道から観音寺への舗装路に戻る。
 

前を歩くOBメンバーとボランティアさんを歩きながらスケッチをしました。さすがに着色は帰宅してからです。
 

 一番先頭へ出て、観音寺へ急ぐ。天気も良く汗が噴き出してくる。


 

観音寺の本堂
 午後2時前に観音寺に着く。急いできたが、スケッチしたいところが見つからず、休憩しながらメンバーの到着を待つ。桜や菜の花の時期に何度か訪れているが、本堂は拝観していません。今日はOBkアイ漢字の計らいで、手が届くほどの間近でご本尊の「十一面観音立像」を拝めました。十一面観音像は全国に多くあるが、国宝に指定されているのは7体のみだそうです。その一つがここ観音寺の十一面観音像だと、ご住職が話されていました。

 奈良二月堂のお水取りで使われる大松明の太い竹はここから運ばれているそうです。約30kgもあるそうです。
  この話とおり、2023年2月12日新聞記事「竹送り」がありました。・・・絵友達がFBにアップ。 

 
京田辺市観光協会パンフレットより転載
 午後3時前、集合記念写真を参加者全員で撮った後、きょうのOBハイキングはここ観音寺で解散となりました。


 私は、この後、絵友達が出品している「一水会展」(奈良県文化会館)を見に行く予定があるので、近鉄三山木駅へ向かう。
午後4時前に近鉄奈良駅に着く。「一水会」展の会場、奈良県文化会館は徒歩約5分と近いが、閉館は午後5時なので急ぐ。
   
  一水会展の素晴らしい大作と絵友達の力作を見たら午後5時、もう閉館だ。外に出ると夕闇が迫っている。紅葉もきれいなので、ここで一枚描こうと急いでスケッチブックを取り出す。





夕闇迫る奈良県庁舎と若草山


 

  早描きでスケッチを終わるともう夜景だ。奈良県文化会館もライトが点灯。
 

 近鉄奈良駅
駅前もライトアップだ。長い一日が終わりました。
 

今回の歩きと関連する私のページです。

・京田辺コース「古の風景が残る京田辺を歩く」 (2003・03・14)
 
※このコースとタイトルは「JR駅からハイキング」に紹介されていたものです。