低山歩き、音羽山
(2014・1・25)

 この日も朝いつものごとく思いつきで京都の愛宕山へ行こうと京都バスの時刻をネットで調べる。清滝行きのバスは午前9時台で終わり、今からでは間に合わない。ということで近場の音羽山に行くことにしました。しかし、何度も登っている音羽山ですが思いがけないハプニングが・・・・ 出発はJR大津駅からです。ちょっと寄り道をして161号線から国道1号線に合流して登山口のある大谷(逢坂の関)へ向かう。






音羽山が見えてくる(国道1号線から)








逢坂の関の東海自然歩道の橋
 こんな状態で音羽山への登山口は閉鎖。これは昨年の台風18号による崩壊で、いまだに復旧していなくて音羽山への登山道へとりつけない。


逢坂の関
 逢坂の関の初出は、平安遷都の翌年延歴14年(795)に逢坂の関の前身が廃止されたという「日本記略」の記述です。その後、逢坂の関は京都を守る重要な関所である三関(鈴鹿関・不破関・逢坂関)のひとつとして、弘仁元年(810)以降、重要な役割を果たしていましたが、平安後期から徐々に形骸化されその形を失った。その位置は蝉丸神社(上社)から関寺(現在の長安寺のある辺り)の周辺にあったともいわれますが、いまだにその位置は明らかになっていない。








 登山口への迂回路指示がない。うろうろした結果、あて推量で国道を渡り右手から住宅のある道を入って行く。すると登山者二人が、こんなところに回り道があったのだ。わずかな踏み跡をたどって正規の登山道に合流できました。


いきなりの階段がつづいている。
いつもは逆コース、急階段の道は記憶にある。









13:00 石段道を登ると北側に展望が開ける。
 眼下は大津市街、左手前は一昨日登った坂本の比叡山、それにつづいて冠雪した比良山系の蓬莱山、打見山と続いている。





13:08 二つ目の東海自然歩道道標
路傍休憩地(公衆便所)0.4km
音羽山 1.3km 


 道標からすぐにこんな残雪が現れる。北側の斜面にはまだ残雪がある。






上の残雪道で左手に展望がある。中央遠くに伊吹山が白く光っている。眼下の高層ビルは大津プリンスホテルです。





ちょっぴり雪山を感じさせる残雪の登山道です。



頂上手前の分岐
左の道は今登ってきた道です。右、直進すると石山寺への道です。下山はこの道を行くことになります。





13:40 音羽山頂上に着く
 これは頂上からの京都方面の展望です。低い丘陵の向こうが京都市街、京都タワーも見えていました。中央やや左は今朝行きたいなあと思った愛宕山です。手前の石はは三角点です。




音羽山頂上からの展望
今登ってきた稜線の向こうに比叡山、右にはびわ湖が広がっている。
ここで小休止&昼食タイムです。





石山寺への下山ルートと千頭岳縦走路の分岐
石山寺へはここを左へ下って行く。





 すぐに階段道になる。そこに「通行止」めの札がある。昨年の台風18号の影響で危険個所があるためと書いてある。ここまで来て戻るのは大変だ。もう4カ月もたっているので大丈夫だろうと下ることにする。






 急な階段道が終わると、いきなりこんな光景が現れました。ほんの小さな谷川が氾濫したようだ。写真のように登山道が見えないくらいに道が削られ、石や土砂、材木が散乱している。



破壊された登山道がつづく。
足元に注意をして下って行く。



19:09 路傍休憩所に着く。



 ここから国分団地を経てなが〜い舗装路を歩いて石山駅まで歩きました。


参考レポート
・音羽山、風の音を聞きながら (2010・12・25)